こんにちはボカロP(見習い)のサカウエです。
今回も非キャラ・ボカロ路線まっしぐらの「歌わせてみた」シリーズですが、今回は少々趣向を変え、巨匠ジャズピアニスト、キース・ジャレットの「My Song(マイ・ソング)」に挑戦したいと思います。
原曲はこれ(絵と音は無関係な動画ですが)心に沁みますね・・・
原曲のメロデイーはソプラノ・サックスなのですが「ひょっとしてボカロ・スキャットでもイケるんじゃないか?」と思い。やってみることに・・・
ジャズファン、ボカロファンの皆様方からは「冒涜だ」という反響をいただくことは覚悟しておりますが、これもまたボカロの可能性・探求実験ということでご笑納いただければ幸いでございます。
必聴です
ユニバーサル ミュージック クラシック (2011-06-22)
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なおこのアルバムを「これはジャズではない!」という方もおられると思いますが、それについては後日ワ●ミ辺りで語り合いましょう・・
メセニー先生もカバーしています
スキャットといえば
ところでスキャットといえばオジサンはすぐに「驚異のスキャット姉妹」の由紀さおりさん・・
・・ではなくて、こちらを思い出します。ダニエル・リカーリさんの「ふたりの天使」
今でもテレビ番組のBGMとして多用されておりますので誰しも一度は耳にしたことがあるでしょう。
この今回はこのイメージで頑張ってみます~ダバダー♫
オケ制作
バックはドラムス、ベース、ピアノ。いつものワタクシの定番セットです。
ドラム:FXpansion 「BFD2」
ライドシンバル、ハイハット、控え目なスネア、そしてカバサのみ。シンプルな分よけいサウンドにはこだわりたくなりますね。
ベース:Spectrasonics(スペクトラソニック)「 Trilian」(トリリアン)
この圧倒的な存在感。特にアコースティック・ベースのリアリティーはさすがですね。クリエイター様必携のベースプラグインです。
ピアノ:Roland INTEGRA-7(画面はプラグイン・エディター「INTEGRA-7 Editor for Mac」)
ピアノのプラグインも色々とあるのですが、個人的にはこのハード音源モジュールINTEGRA-7のスーパーナチュラル・ピアノが一番しっくりきます。
以上、Cubase 7上で打ち込み、録音。プラグインはオーディオデータに書き出し、オーディオ・トラックにバウンスしてミックスします。
ボーカロイド・パートの入力
今回の制作環境は以下のとおりですが、Macでボカロ曲制作ができるってのは嬉しい限りです。
- Mac OS 10.8.4
- Cubase 7
- VOCALOID Editor for Cubase NEO
ボカロライブラリー:Vocaloid VY1X3 NEO
「ダバダ~」中心にスキャットを入力。ダイナミクス、ベンダー、ポルタメント等々、ペンシル・ツールを使って根気よく入力。
ビブラートは極力使用を避けました。要所要所で3箇所くらい浅めのビブラートを使用しています。ビブラートのレイト(スピード)は徐々に早くなって消え際に遅くなる・・といった感じにしたつもりです。後半のキースの唸り声も入力しましたが、VY1X3だとさすがにカワい過ぎますね(^^)
それではどうぞ・・キースの「唸り声」も一応入れておきましたがカワイすぎましたね(T_T)
キースファンの方には大変失礼いたしました。
初音ミクに代表されるように「ボカロ=キャラクター」というイメージが多く持たれている印象のボーカロイドですが、こうした使い方もありなのでは無いかなあと思っております。なにとぞ今後共よろしくお願いいたします。
それでは〜
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