場合によってはドラマーなどにクリック(ドンカマ)を送ったり、ボーカルにオケとボーカルのミックスを送ったりすることが必要となります。
バッキングデータを送るためのパソコン、DAW、マルチアウトのオーディオ・インターフェース、ミキサー、スピーカー等が必要になります。
例)ライブ会場ではPAシステムは別途用意されている場合がほとんど。その場合はオーディオ・インターフェースからパラ出しした信号をPAエンジニアの方にモニター返しをお願いすることになるでしょう。バッキングデータに何のパートが入っているかはケースバイケースですが、仮にベース、ドラム、キーボードパートが打ち込みデータの場合であれば、ミキサーのチャンネル数の許す限り個別にミキサーに接続したほうが良いでしょう。
例)オーディオ・インターフェースのマルチアウトからそれぞれ以下の楽器を出力してミキサーに入力
- OUT1:バスドラム
- OUT2:スネアドラム
- OUT3:ハイハット
- OUT4:タム類
- OUT5:シンバル(オーバーヘッド)
- OUT6:ベース
- OUT7:エレピ
- OUT8:シンセ
バッキングデータのに加えミキサーにはステージ上のマイク、ラインなどのパートが入力され、フロントスピーカーから流すバランスをとります。ステージ上のモニター(転がし)たイヤモニなどには(フロントから出るバランスとは別に)メンバーそれぞれに異なったバランスでモニターを返してやることができます。これでたとえばボーカリストには自分の声を聞きやすいバランスでモニターして歌ってもらうことができます。
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