iZotope ( アイゾトープ )が、「まるで魔法のような」オーディオリペアツール(修復ソフト)の最新バージョン「RX 9」を発売します。動きのあるアンビエンスを解析/自動生成する新たなAmbience Match、分離精度がRX 8比較でも飛躍的に向上したDialogue Isolateなど、業務ワークフローを加速する機能が複数追加されています。日本語でのプロジェクト保存にも対応しました。
主な新機能
※()内は対応グレード
分離精度が飛躍的に向上した「Dialogue Isolate」(Advanced)
iZotopeの機械学習技術により、Dialogue Isolateの精度が飛躍的に向上し、バックグラウンドノイズが大きい音源からもよりクリーンにダイアログ分離ができるようになりました。
Complexモードが追加された「Ambience Match」 (Advanced)
さらにパフォーマンスが改善されたAmbience Match。新しくComplex Modeが追加され、変化の多いアンビエンスにも対応できるようになりました。従来不可能とされた雨や風など動きのあるアンビエンスをRXが解析、生成します。
Dynamicモードが追加された「De-hum」 (Advanced + Standard)
音源のクオリティを劣化させず、瞬時にハムノイズを除去するDe-hum。倍音が多いハムノイズやダイアログの周波数に近い帯域のハムノイズの処理に適した、ダイナミックモードが新しく追加されました。ノッチフィルタが1024個(従来のStaticモードでは16個)に増加され、ゲインもインプットシグナルに合わせて変化する仕様となっています。
「Restore Selection」が追加(Advanced + Standard)
既に処理を施したリージョンを選択し、その部分だけをHistory Listを遡ってUndoするRestore Selection機能が追加されました。これによりHistory Listから選択した工程まで全て遡ってしまうことなく、指定した処理のみ、指定オーディオ範囲のみ元に戻すことが可能となりました。
History List の閲覧数が大幅に増加(Advanced + Standard)
以前は5ステップまでしか閲覧できなかったUndoヒストリーが、30ステップまで閲覧できる仕様に変更されました。
Logic 内で Spectral Editor が使用可能に(Advanced + Standard)
ARA対応により、RXをスタンドアローンで立ち上げることなく、Logic内でSpectral Editorで波形編集をすることが可能に。(Spectral Repairモジュールに近い機能が利用可能です)
【関連記事】FAQ : ARAとは?
仕様
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OS
- Mac: macOS Mojave (10.14.6) - macOS Big Sur (11.6) ※Apple Siliconには現状Rosettaで対応(M1ネイティブ対応は2021年内を予定)
- Windows: Windows 10
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プラグイン形式(全て64-bitのみ対応)
- AU
- AAX
- VST2 / VST3
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対応ホスト
- Logic Pro
- Pro Tools 2021
- Live 11
- Cubase 10.5 - 11
- Nuendo 11
- Studio One 5
- Reaper 6
- FL Studio 20
- Audition CC
- Premiere Pro CC
発売日
2021年10月14日
販売価格
RX Elements (v8)
(税込) ¥17,800 (税抜 ¥16,182)
JANコード:4533940126791
RX 9 Standard
(税込) ¥54,899 (税抜 ¥49,909)
JANコード:4533940140728
RX 9 Advanced
(税込) ¥165,000 (税抜 ¥150,000)
JANコード:4533940140735
RX Post Production Suite 6
(税込) ¥275,000 (税抜 ¥250,000)
JANコード:4533940140742
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