Steinberg ( スタインバーグ )が波形編集/マスタリングソフトウェアの最新バージョン「WaveLab11シリーズ」を発売します。
VST3プラグインエフェクトパラメーターのオートメーションへの対応やマルチトラックインターリーブファイルの読み込み/編集/保存/書き出しに対応。ステムマスタリングやマルチトラック編集、プラグインパラメーターのオートメーション、そしてポッドキャスト作成まで。WaveLab 11 は「マルチ」をコンセプトに進化しました。マルチチャンネルファイルの対応強化、トラックのマルチサブレーン、マルチメーター解析ツール、マルチコア処理など、WaveLab は時代が求める至高のマスタリングアートを実現します。
- デジタル配信, CD, アナログ用のハイエンドマスタリング
- 複数のトラックからアルバムを完成
- 充実したメーター, リアルタイム FX, オフライン処理, 整音
- 外部ハードウェア FX との柔軟な統合
主な新機能
VST3プラグインのオートメーション編集可能(Proのみ)
モンタージュウィンドウ上のオーディオクリップにVST3プラグインの各パラメーター用のエンベロープを表示し、オートメーションデータとして編集することが可能です。
マルチチャンネルインターリーブ対応
WaveLab 11 はマルチチャンネルイーターリーブファイルへの対応を拡張し、オーディオエディター上でのマルチチャンネルインターリーブ編集を可能にしました。最大 22.2 サラウンドの WAV ファイル(オーサライズ前の作業用途の Ambisonics ファイルを含む)に対応し、他のモノラル / ステレオファイルと同様に、マルチチャンネルファイルの読み込みや編集、保存が可能です。豊富な編集ツールを揃え、任意のチャンネルのみ外部エディターを使用することも可能。またスペクトラムエディター上での周波数領域の選択も柔軟に設定できます。オーディオモンタージュでは、マルチチャンネルオーディオファイルを自動的にモノラル/ステレオクラスターに分離することができ、大容量のマルチチャンネルファイルも素早く読み込めます。プラグインをチャンネルクラスターごとに独立して処理することも可能です
マルチトラック / ステムワークフローでのトラックグループ
複数のオーディオトラックで構成されるトラックグループは、まとめてグループバスにルーティングされた後、モンタージュ出力を通してマスターセクションに送られます。このためトラックグループは追加のサミングステージを供給し、グループ単位でエフェクトプラグイン、ゲイン、パンをコントロールできます。トラックグループは特にステムマスタリングにおいて実用的で、トラックレーンとは別の方法で、共通のグループエフェクトチェーンを適用することができます。トラックグループは、該当するグループチャンネルからトラックを選んで作成できます。トラックグループエディターを使って、グループの命名やカラーリング、ドラッグ&ドロップでの移動が可能です。
マルチトラック/ステムワークフローでのトラックレーン
トラックレーンは、オーディオトラックを8つのサブレーンに分割し、それぞれがオーディオクリップを格納できる柔軟な新機能です。オーディオモンタージュ内でミックスステムの作業をする際に特に有用です。クリップエフェクトに加え、トラックエフェクトをすべてのクリップに適用することができ、トラック上の全ステムにファイナルプロセスチェーンを提供します。トラックレーンはまた、レイヤーされたクリップに対するアセンブル(集合)、編集、エフェクト処理などのサウンドデザイン作業にも用いることができます。それぞれのトラックレーンは選択、ソロ/ミュート、開閉、レーンとトラックの相互変換などの包括的なコントロールを備えています。
クリップエンベロープでのパラメーターオートメーション
クリップエンベロープを使って VST 3 プラグインのパラメーターオートメーションが可能になりました。クリップエンベロープはボリューム、パン、エフェクトのウェット/ドライ同様に、インスペクターウィンドウの新しいオートメーションエンベロープパネルから制御できます。エンベロープはパラメーターへ右クリックで割り当てることができ、単一のエンベロープポイントのテキスト編集、エンベロープの on/off が可能。表示設定も個別または全体で簡単に制御できます。
SuperVision
WaveLab 搭載の解析メーターに加え、新しいプロフェッショナルな解析ツール SuperVision を搭載しました。SuperVision はフルカスタマイズ可能なマルチメーターオーディオ解析ツールです。レベル / 周波数分布 / 位相 / 波形解析のための27種類のモジュールを最大9スロットまで自由にレイアウトし、どんなオーティオプロジェクトも正確に視覚化することができます。作業過程に応じて複数のインスタンスを同時に開くことも可能です。
さらに充実したプラグイン
WaveLab 11 はさまざまな新しい VST 3 エフェクトプラグインを追加し、さらに詳細で正確な編集や仕上げを可能にします。
- DeReverb
- LIN Pro ディザリング
- Frequency 2
- Squasher
- Imager
- Quadrafuzz v2
- MixConvert V6
- VST AmbiDecoder
その他の追加機能
モノラル音声ファイルから特定スピーカーへの送信
モノラルファイルのオーディオストリームを専用に送るスピーカーを指定可
自動分割ツールの強化
ルーム音 / クロスフェードその他分割パラメーターを追加
オーディオポート名のカスタム指定
オーディオ接続設定ダイアログで名称をカスタム指定可
オーディオモンタージュテンプレートにメモ追加
ノートウィンドウ記載のメモをオーディオモンタージュのテンプレートに反映
一括処理の拡張
検索 / 置換機能により、ファイルリスト全体のテキスト差し替えや、パスの変更が行えます。またテキストファイル中のファイルパスの読み込み / 書き出しも可能です。
次のマーカーで録音停止
モンタージュトラックの録音を次のマーカーに達したときに自動停止可能
トラックピークメーターで左右チャンネル表示
モンタージュトラックピークメーターで L/R レベルを独立表示
レベル / フェード / パンエンベロープの適用順指定
レベル / フェード / パンエンベロープをクリップエフェクトの前後どちらに適用するか指定可能
全選択コマンドからリファレンストラック上のクリップを除外
リファレンストラック上のクリップを全選択から除外するオプションをクリップツールウィンドウに追加
マルチチャンネルファイルをステレオスピーカーで再生
編集するオーディオファイルよりデバイスのチャンネルが少ないとき割り当てを減らしてステレオスピーカーで再生可能
クリップと範囲のコピーに視覚効果を追加
クリップやクリップ範囲のコピー時にタイムライン上での配置を正確に行えるように半透明画像を表示
レンダリング後オプション追加
「結果からオーディオモンタージュを作成」有 /「CD イメージとキューシートの作成」無で全範囲選択した場合、レンダリング後のモンタージュは元のすべてのメタデータとマーカーを読み込みます。
動作環境
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OS (Windows 64-bit)
- 64-bit Windows 10 Version 20H2, 64-bit Windows 10 Version 2004
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OS (Mac)
- macOS Mojave, macOS Catalina, macOS Big Sur
- Apple silicon–based Mac
- Rosetta 2 App
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CPU
- 64ビット Intel / AMD マルチコアプロセッサーCPU (必須)
- Intel i5 以上推奨
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RAM (必須)
- 4 GB
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ディスク空き容量
- 4 GB
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端子
- USB Type-A: USB-eLicenser 接続用
- OS 対応オーディオデバイス
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インターネット環境
- ユーザー登録等, インストーラーのダウンロード, ライセンスアクティベーション
発売日
2021年9月
販売価格
WaveLab Pro通常版
(税込) ¥63,800 (税抜 ¥58,000)
JANコード:4513744070810
WaveLab Proアカデミック版
(税込) ¥37,400 (税抜 ¥34,000)
JANコード:4513744070827
WaveLab Elements通常版
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:4513744070834
付属品
- WaveLab Pro各製品にはUSB-eLicenserが同梱されます。
- WaveLab ElementsにはUSB-eLicenserは同梱されません。
グレースピリオッド:2021年8月12日以降にWavelab10シリーズをアクティベートされた方はMySteinbergを通じて無償でVer.11を入手できます。