Voyage Audio Spatial Mic | 360度全方位を収録可能な96kHz/24bit 対応のアンビソニックス・マイク

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は記事更新時点のものとなります。

© Shimamura Music. All Rights Reserved. 掲載されているコンテンツの商用目的での使用・転載を禁じます。

Voyage Audioが、360度の全方位を収録可能な96kHz/24bit対応のアンビソニックス・マイク「Spatial Mic」を発売します。

Spatial Micは、YouTube 360、Facebook 360等のストリーミングサービス等で、VR映像と共に用いられることが多くなってきたAmbisonics(アンビソニックス)技術に対応したマイクロフォンで、360度の全方位を収録可能、96kHz/24bitでの収録にも対応しています。

Spatial Micは、8基のダイヤフラムを用いる2次オーダーマイクロフォンです。最大96kHzで、スマートフォン等を用いたポータブル環境にも対応する初のマイクロフォンとなります。(ADAT使用時は仕様上、48kHzまでとなります)

【関連記事】

バイノーラル・立体音響・ASMRとは(ヘッドホン推奨)


360度を持ち歩く

パソコン、スマートフォンから給電(電力が足りない場合は別口のMicroUSBにモバイルバッテリーやUSB充電アダプター等を接続してください)、そのまま各社DAW等を用いての収録が可能。また、モニタリングは本体付属の3.5mmヘッドフォン出力からバイノーラルにデコードされたサウンドでモニタリングが可能です。

スマートフォン等にレコーディングする場合は、“n-Tracks“等のマルチトラックレコーディング対応のアプリケーションを用いれば録音可能です。野外収録やFoley(フォーリー)等、様々な現場でも素早く、高品質な録音に対応できます。

With Camera & Video

本体は1/4インチのネジ穴を設けている為、シューマウントからフレキシブル・アームやマウント用ブラケット等を用いれば、カメラ機器等との接続も対応可能で、映像とリアルタイムでリンクしたVRサウンドにも対応可能です。アルミニウムとナイロン素材を用いた軽量なマイク本体は、ADDAやアンプ等、各出力、8基のダイヤフラムを搭載していながら約249gと軽量です。あとはSteinberg Cubase/NuendoやAvid Pro Tools Ultimate、Reaper等、Ambisonics対応のDAWで思う存分エディット&ミキシングを行うことができます。

ADAT or USB

Spatial MicはUSB出力だけでなく、ADAT端子も装備しています。これを用いることで、8トラックのアナログチャンネルを潰すことなく、効率的にAmbisonicsの音声データを転送することができます。ピアノやアコースティックギター等、生楽器を収録する際にもリアイティのある空気感、サウンドを捉えます。楽曲制作においても実用的に使用可能なAmbisonicsマイクです。

Spatial Mic Converter Plugin

この専用プラグインはSpatial Micで収録されたサウンドを1次、2次Ambisonics、もしくはambiX, Fumaに変換するエンコーダーとして機能します。このプラグイン内部では64chのフィルター・マトリクスを用いています。また、出力フィルターは2タイプから選択可能で、このフィルターは無響室の測定結果を用いて、緻密に設計されています。このプラグインを用いることで、マイクの収録ポイントの調整が可能で、360°ビデオ等のアプリケーションを用いた際のオーディオのポジションの補正等に有効です。また、Virtual Mic機能はSpatial Micで様々なマイクの指向性とステレオマイキングを再現します。

Spatial Mic Control app

このアプリケーションはSpatial Micを接続した際、内部パラメーターをリモートコントロールするハードウェアコントローラーでUSB接続が必須となります。Spatial Mic本体でもある程度の制御は可能ですが、このアプリケーションを用いることで遠隔からの操作が可能になります。また、メーター表示モードでの本体LEDのOn/Offも制御可能です。これにより現場収録の際、本体LEDの発光が邪魔になることが防げます。また別の機器に接続した際も設定はマイク本体にストアされています。

特徴&仕様

  • 8chのUSB2.0 Audioストリーミング(本体端子形状はUSB-C)
  • ADAT Toslink出力
  • サンプリングレート
    • USB>44.1/48/88.2/96kHz, 16bit/24bit
    • ADAT>44.1/48kHz, 16bit/24bit
  • SN比 ADC 110dB / DAC 108dB
  • USB-C バスパワー、micro-USBを用いた外部5v/500mA電源入力が選択可能
  • ヘッドフォン出力:130mW, 16 ohms. 3.5mmステレオ出力
  • ヘッドフォンモニタリング
    • Google Resonance HRTF @ 44.1/48kHz
    • Live Mid-Side Monitoring @ 88.2kHz/96kHz
  • 個別にキャリブレーション調整済
  • ダイヤフラム:コンデンサー, 14mm, Prepolalized
  • SNR: >72dB-A
  • 周波数特性:20Hz to 20kHz
  • 最大SPL: THD<3%, 120dB@1kHz
  • Array: トランスデューサー x8
  • マイク本体素材:アルミニウム、ナイロン
  • マイク本体サイズ(高さx直径): 約17.1cm x 約5.4cm

付属品

  • USB-C to USB-Cケーブルx1(長さ3m)
  • USB C to Aケーブルx1(長さ3m)
  • 1/4-20 to 5/8" ボールタイプのマイクスタンド用マウント

動作環境

  • Spatial Mic専用ドライバーは用意されていません。
  • Mac OSX:Core audioドライバーを用いる為、プラグ&プレイでお使い頂けます。
  • Windows 10:DAWに録音する場合、ASIO4ALLを用いることを推奨します。
  • 専用ソフトウェア、Spatial Mic Converter & Spatial Mic Control app動作環境
    • 対応OS:MacOSX10.11以上 / Windows:Windows10
  • Spatial Mic Converterプラグインフォーマット
    • VST(Mac/Win) / AAX(Mac OSXのみ)

発売日

2020年5月25日

販売価格

Spatial Mic

(税込) ¥170,280 (税抜 ¥154,800)

↑ページトップ