Roland ZENOLOGY | 新次元のサウンド・エンジン ZEN-Core がソフトウェア音源として誕生

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は記事更新時点のものとなります。

© Shimamura Music. All Rights Reserved. 掲載されているコンテンツの商用目的での使用・転載を禁じます。

Roland ( ローランド )が、同社の最新サウンド・エンジン「ZEN-Core」をソフトウェア化したプラグイン・シンセ「ZENOLOGY」をリリースしました。Roland Cloudより入手可能です(サブスクリプション)。メンバーシッププランによりZENOLOGY Lite、ZENOLOGY、ZENOLOGY Pro の3タイプが用意される予定(ZENOLOGY Pro は2020年秋公開予定)

【FAQ】ZEN-Core(ゼンコア)とは?

【関連記事】ローランド 三木純一社長 JUPITER-X(Xm) インタビュー

Rolandのフラッグシップ・シンセサイザー「FANTOM」、「JUPITER-X」「MC」シリーズ等で採用されているサウンド・エンジンが「ZEN-Core」です。同社の長年に渡るシンセサイザーの研究、開発の歴史を結集したサウンド・エンジンは、高品質な PCM サウンドをはじめ高解像度の Virtual Analog サウンド、それらを組み合わせたこれまでにないサウンドを生み出し、搭載しているハードウェアはライブ・ステージや制作現場において多くのプロに愛用されています。

その最新のサウンド・エンジン ZEN-Core をプラグイン・ソフトウェア・シンセサイザー化したのが「ZENOLOGY」です。

DAW を使った制作現場でフラッグシップのハードウェアと同じサウンドを実現するだけでなく、ハードウェアとの連携でこれまでにない利便性をもたらします。ZENOLOGYRoland Cloud から入手することが可能です。

Roland Cloud とは

Roland Cloud はローランドが音楽クリ エーターに向けて高解像度のソフトシン セやサンプル・サウンドなどを提供する 強力なクラウド・ベースのサービスです。 世界中のアーティストやクリエーターは、 レガシー・サウンドから最新サウンドま で多くのサウンドに簡単にアクセスする ことができます。50種類以上のラインナッ プを揃え、ジャンルや楽器に合わせたソ フトウェアやサンプル・サウンドをダウ ンロードしてお使いいただくことができ ます。アカウントの管理、ソフトウェア の購入やアップデートなどは専用のアプ リケーション Roland Cloud Manager で行います。アカウントを登録することで 誰でもすぐに始めることができます。

膨大なサウンドライブラリーが付属

ZEN-Core Toneはそれぞれ4つのパーシャルで構成され、90種類のMFXを内蔵しています。

リバーブは見当たらないようですが、これは通常はホストDAW側で別途プラグインをかけてミックスするでしょう?ということなんだと思います。

ZEN-Core Synthesis System に対応

FANTOMでライブ・パフォーマンスを行った際のサウンドを ZENOLOGYへロードしてDAWでの制作に使用したり、またレコーディングで使用したZENOLOGYのサウンドをAX-Edgeへ共有し、ステージで演奏するなど、これまでに実現が難しかった異なる機器間でのサウンド共有が可能になります。※AX-Edge/MC-707/MC-101 は今後対応アップデートを予定。

追加音源や追加音色も豊富

ZENOLOGYでは、追加の拡張音源EXZシリーズをRoland Cloudから入手して使用可能。EXZシリーズは追加音源で、特定の楽器に特化した拡張音源パック。ピアノやドラム、ストリングス、ブラスなどの定番音源だけでなく、世界各地域特有の楽器サウンドを集めたワールド・ コレクションなどを用意。ZENOLOGYの音色ラインナップをさらに強化することができます。さらには追加のSound Collection SDZ シリーズも Roland Cloudから入手できます。著名ミュージシャンやクリエーターがZEN-Coreエンジンで作成したクオリティーの高いサウンドや、特定の音楽ジャンルに特化したコレクションを揃えています。

Soundcloudでデモソングを聞く

全ラインナップでプリセットのモディファイが可能

Windowのカスタマイズも可能

ZENOLOGY Proではパラメータのフルエディットが可能になる予定 図はイメージです。

また同じくZENOLOGY Proでは、Model Expansionによる往年の名機の拡張も可能となります(2020年秋公開予定)

Model Expansion のパラメータ・エディットのイメージ(JUPITER-8)

Model Expansion のパラメータ・エディットのイメージ(JUNO-106)

実際に楽曲制作で使ってみた

ZENOLOGYはマルチティンバーではなく、1パートのソフト音源ですが、今回はMOTU DP10 で10パートの楽曲を用意し、ZENOLOGYをAUプラグインで10台立ち上げてみました。

10パートのMIDIデータプロジェクトで10台のZENOLOGYを立ち上げ。

検証に使用したパソコンはMac Book Air(MacOS Catalina)デュアルコアのCorei7、2.2GHz、メモリ8Gという比較的一般的なスペック(オーディオ・インターフェースはSteinberg UR22mkII)。それでも各パートのMFXをONにして、ZENOLOGYを10パート同時立ち上げても十分に音楽制作に使用可能であると感じました。これはなかなかのスグレモノではないでしょうか?(※) 将来的にはマルチティンバーにも対応してくれたら嬉しいですね(個人的希望)。

※あくまで個人的に検証した見解であり、その他の環境での動作自体を保証するものではありません。

というわけでDAWでの音楽制作はもとよりライブパフォーマンスとの有機的な連携が可能なこのZENOLOGYですが、三木社長が言われた今後のローランドの方向性の一つを示す製品ということができるのではないでしょうか?

なお、「ZENOLOGY Lite」は、Roland Cloud のアカウント登録のみで無料で使用可能。誰でもZENOLOGYのサウンド・クオリティを体験することができます。いずれのプランに於いても、30日間は最上級のプランを無料で体験することもできますので、まずはRoland Cloudからアカウントの登録を始めてみてはいかがでしょうか?

特徴

  • サウンド・エンジン ZEN-Core を搭載したソフトウェア・シンセサイザー。
  • 高解像度 VA サウンドや高品位な PCM サウンドなどを 3,000 音色以上搭載。
  • JUNO-106 コーラスや CE-1、SDD-320 などの MFX を 90 種搭載。
  • ZEN-Core Synthesis System に対応するハードウェアとサウンドの共有が可能。
  • VST、AU、AAX のプラグイン・フォーマットに対応。
  • Wave Expansion EXZ シリーズで音源の追加が可能。
  • Sound Collection SDZ シリーズでジャンルやアーティストに特化した音色を入手。
  • Roland Cloud からサブスクリプションにて入手可能。プランや利用機能に応じて、ZENOLOGY Lite、ZENOLOGY、ZENOLOGY Pro の 3タイプを用意(ZENOLOGY Pro は2020年秋公開予定)
  • Model Expansionによる往年の名機の拡張が可能(2020年秋公開予定)

ZENOLOGY の各モデルの機能差分一覧

仕様

  • Parts:1パート
  • 音色メモリー形式:2種類(トーン/ドラム・キット)
  • エフェクト:マルチエフェクト:90種類
  • 対応サンプリング周波数:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz
  • プリセット音色数
    • ZENOLOGY
      • トーン:3,597種類
      • ドラム・キット:80種類
    • ZENOLOGY Lite
      • トーン:176種類
      • ドラム・キット:6種類
      • ※ZENOLOGY Liteはユーザーデータの保存ができません。
      • ※ZENOLOGY Liteはトーン/ドラム・キットの音色のインポートおよびエクスポートができません。
  • 1バンクあたり音色数:2,048音色以内 ※新規ユーザーバンクを作成可能
  • 対応プラグイン・フォーマット
    • VSTi 3.6 (64bit)
    • AU
    • AAX

動作条件(MacOS)

  • OS:Mac OS X 10.13、Mac OS X 10.14、Mac OS X 10.15
  • ホスト・アプリケーション:
  • VSTインストゥルメント (VSTi)版:VST3.6互換、Audio Units(AU)版:V2 Audio Units互換、AAX互換
  • CPU:Intel Core 1.5以上
  • メモリー:2GB以上
  • 必要なハードディスク空き容量:700MB以上
  • 画面解像度/色数:1,280×800ドット以上、1,670万色以上
  • その他:ユーザ認証のためインターネット接続環境が必要です。

動作条件(Windows)

  • OS:Windows 8.1、Windows 10
  • ※Windows RTでは動作しません。 ※Windows Phoneでは動作しません。 ※Hyper-V、Virtual PC、BootCampなどの仮想Windows環境ではお使いいただけません。
  • ホスト・アプリケーション:VSTインストゥルメント、(VSTi)版:VST3.6互換、AAX互換
  • CPU:Intel(R) Core i51x
  • メモリー:2GB以上
  • 必要なハードディスク空き容量:700MB以上
  • 画面解像度/色数:1,280×800ドット以上、Full Color(24ビット) 以上

    その他:ユーザ認証のためインターネット接続環境が必要です。

発売日・販売価格

2020年5月12日

Roland Cloud からサブスクリプションにて入手可能

【関連記事】ローランド 三木純一社長 JUPITER-X(Xm) インタビュー

ローランドの歴代音源モジュール、SC-88Pro、XV-3080、JD-990、INTEGRA-7を聴き比べてみる

ZEN-Coreエンジン搭載の人気製品


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

シンセサイザー新製品一覧は ⇒ こちら

「synthesizer」タグの関連記事

The NAMM Show 2020

↑ページトップ