Pioneer DJ ( パイオニア DJ)が、シーケンスフレーズを次々に生み出し、自由自在に変化させることができる「TORAIZ」(トーライズ)シリーズの第3弾モデル、マルチトラック・シーケンサー「SQUID」を発売します。
SQUIDは、16のパッドを装備、シーケンスフレーズの再生方向を自在に変更できる「ランニング・ダイレクション」、再生速度に周期的な変化を加える「スピード・モジュレーション」、スライダー操作でトリガータイミングをリアルタイムに変化させ「グルーヴ・ベンド」等の独自の機能を搭載。まさに演奏できる新しいシーケンサーです。
本体には外部機器との同期演奏を可能にする豊富な接続端子を搭載し、音楽制作やライブパフォーマンスで中核となるアイテムです。PC/Mac上のDAWやハードウェア・シンセサイザーとの同期が可能なUSB B端子とMIDI端子はもちろん、CV/GATE出力端子、DIN SYNC入出力端子までも搭載。モジュラーシンセサイザー、リズムマシン、グルーヴボックスとのコンビネーションシステムを構築することが可能です。
主な機能
ステップ・エディット・セクション
マルチカラーLED採用の16個のラバーパッドはモードボタンにより機能を習字に切替可能。ステップ入力、スケールモードでパッド演奏を行うことができます。特定のフレーズを自由に変化させることができる「インターポーレーション」、単音フレーズを和音に変える「ハーモナイザー」、フレーズをリアルタイムに「トランスポーズ」可能で、MIDIコントロールチェンジで外部機器をコントロールすることもできます。またトリガーON/OFF、ピッチ、ゲート、ベロシティ、CCモードの値等のパラメーターをランダムに変化させバリエーションを生み出すことができる「ランダマイザー」を搭載。予測できない新たなフレーズを生み出すことが可能です。
なおSQUIDは16個トラック装備し、トラックごとに最大64個のパターンを作ることが可能。パターンの組み合わせは即座に保存可能なので、単体でも楽曲の大まかな構成を確認することができます。また16パッドを押すだけで様々なコード進行を生み出すことができ、リアルタイムに録音も可能です。
フレーズ・アレンジメント・セクション
「ステップ・エディット・セクション」で作ったフレーズに変化をリアルタイムに加えることができる「ランニング・ダイレクション」、「スピード・モジュレーション」やトリガータイミングをリアルタイムに変化させることができる「グルーヴ・ベンド」といった多彩な演奏機能を搭載。シーケンスの再生速度をリアルタイムに変化させることが可能な「スピード・コントロール」、パターンのスケールやキーを変えることができる「スケール」ツマミ、「アルペジエーター」を搭載しています。
タイムワープ
SQUIDは演奏情報を自動的に記録します。偶然にうまれたフレーズを後から試聴し、新しいシーケンス・パターンとして保存することができます。
豊富な接続端子
DAWソフトウェアや電子楽器との同期演奏が可能なUSB B端子とMIDI端子、モジュラーシンセとの同期演奏を可能にする2系統のCV / GATE 出力端子とCLOCK入出力端子、ヴィンテージ・シンセサイザーやリズムマシンとの同期が可能になるDIN SYNC入出力端子を搭載。
クロック信号の相互変換、入力したMIDIノートをCV/GATEに変換して出力することも可能。シンクボックスやMIDI to CV/GATEコンバーターとしても使うことができます。
SQUID MANAGER
専用アプリケーションの「SQUID Manager」を使用すれば、PC/Mac間でシーケンス・パターンを即座にインポート / エクスポートすることが可能。SQUIDのプロジェクトをPC/Macにバックアップすることもできます。
マルチトラック・シーケンサー SQUID
発売日
2019年4月26日
販売価格
(税込) ¥82,500 (税抜 ¥75,000)
JANコード:4573201241641
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仕様