iZotope VocalSynth 2 発表!シンセボイスを生成するボーカルエフェクトプラグイン

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iZotope ( アイゾトープ ) よりボーカル用マルチエフェクト・プラグイン「VocalSynth2(ボーカルシンセ2)」が発売されます。

「VocalSynth2」は、5種類のエフェクト・モジュールを利用して、歌声やボイストラックを変幻自在に加工することが可能なボーカルシンセサイザー・エフェクトです。

ロボットボイスなどボーカルを電子的な質感にする”Compuvox”、MIDIコントロールできる内蔵のシンセサイザーで声をシンセにする”Vocoder”、トークボックスのサウンドを再現する”Talkbox”、MIDI入力や自動ピッチ機能にてハーモニー生成する”Polyvox”、そして、新しく追加された”Biovox”のエフェクトモジュールで強烈なボーカルサウンドを作ることができます。

新モジュール Biovox

新しく追加された「Biovox」ボーカルエフェクトでは、ボーカルの生物学上の特性を操作したり、作り出したりすることが出来ます。

人間のボーカルの構造を科学的にモデリングし、例えば鼻音、フォルマント、母音など、人のボーカルの特徴となる部分を調整、どのようなボーカルまたはオーディオシグナルをも扱うことが出来ます。

楽曲にマッチするよう、微調整をしたり、もしくはクリエイティブなエフェクトとして利用し、より強調したり、もしくは原音がわからなくなるほど、めちゃくちゃにすることも出来ます。

新エフェクトと並べ替え機能

「VocalSynth 1」で好評だったギターのコンパクトエフェクターようなエフェクトセクションでは、ドラッグアンドドロップで自由に組み立てられる要望の多かったエフェクトチェーン機能が追加されております。
エフェクターは従来の”Distort”、”Filter”、”Transform”、”Delay”に加え改良された”Shred”、さらに2つの新しいエフェクト”Ring Mod”と”Chorus”が追加され、合計7つのエフェクトが搭載されました。

音質を改善

「VocalSynth 1」は、画期的でありもっともユニークなボーカル用シンセ・エフェクトプラグインとして登場しました。複数のボーカルエフェクトをレイヤーしブレンド、複雑なシンセサイズを利用してまったく新しいものを作り出す能力を備えています。

「VocalSynth2」では更に良質なサウンドを迅速に提供できるよう、完全にデザインを再設計。あらゆる観点から、細かく見直して、様々な改良が加えられています。例えばボコーダーサウンドの忠実さをさらに向上させたり、CPUを最適化。
また一部ユーザーから声のあった各モジュールの時間の経過によるコントロールを可能にしています。また、プリセットも拡張されており、インストールしたら即、キラーサウンドを生み出せます。

プラグイン間通信

「VocalSynth 2」はiZotopeの他の製品と同様のエコシステムが採用されています。「Neutron」や「Ozone」、「Tonal Balance Control」のようにプラグイン間コミュニケーション機能に対応し、トラック間、プラグイン間で行き来することなく、トラック間の音の干渉を調整したり出来ます。
「VocalSynth2」を「Neutron 2」の"Visual Mixer"と"Masking Meter"で見ることが出来ますし、Tonal Balance Controlと相互に作用し、リアルタイムで視覚的なフィードバックを提供します。

主な機能

Biovox
ボーカルの生物学的モデリングで、鼻音やフォルマント、母音などの調整が出来ます。ボーカルはもちろん、どのようなオーディオ素材にも使うことが出来ます。

ストンプボックススタイルのエフェクト
VocalSynth 2には2種類の新しいペダルスタイルのエフェクトが追加されました。

3つの再生方法
オートモード、MIDIモード、サイドチェインモードの3つの方法が用意されています。

プラグイン間のコミュニケーション機能
Neutron 2の Visual Mixer、Masking Meter、またTonal Balance Controlに対応し、楽曲全体を俯瞰的に把握することが出来ます。

サウンド、使用感を広範囲に改善
Vocoder module、Talkbox、 Polyvox、 Compuvox をより使いやすく、またCPUに優しい設計に改善しました。音質面も改善しています。

より多くのコントロールが可能になった新しいUI
VocalSynth 2 は全てのモジュールにより先進的な音作りが可能なパラメーターを追加。進化した流動的なインターフェースにより、複雑な音作りができるようになりながら、同時に操作性も大きく向上しました。

チョットだけ試してみた

Cubaseですでに作ってあった曲にVocaloidトラックを立ち上げ、適当にメロを打ち込みます。次にボカロトラックにVocal Synth2をインサートしてMIDIモードにします。なおVocal Synth2をプラグインすると、他のMIDIトラックの出力先に、新たにVocal Synth2のMIDI Inという出力先が自動で現れるようになります。

ここでMIDIキーボード等の出力先をVocal Synth2のMIDI Inにすればボコーダー状態になるのですが、今回はすでに打ち込んであるコードの演奏情報が入っているトラックの出力先を、Vocal Synth2にします。ちょうどサイドチェーンするような形ですね。

この状態で再生すると、なんとVocal Synth2をかけたボカロがコードのトラックのハモに追従して歌ってくれるようになります。あとはプリセットを適当に選んで微調整すればまったくテイストの異なる楽曲に早変わり!

この様に、白玉コードが打ち込んである自分のMIDI楽曲があれば、わざわざハーモニーパートを打ちこむ必要がなく、メロディーのトラックをVocal Synth2でハモったり、パワーアップさせることができるということですね。これは結構遊べますので、オススメです!ただ曲を通してずーっと同じことやっても芸がないので、ワンポイント的に使うと良いかもしれません・・・・

発売日

2018年5月24日(木)

販売価格

VocalSynth 2 :
(税込) ¥33,000 (税抜 ¥30,000)
JANコード:4533940111247


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VocalSynth 2 UPG VoSy1 :
(税込) ¥21,499 (税抜 ¥19,545)
JANコード:4533940111742


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VocalSynth 2 UPG MPS :
(税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:4533940111759


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iZotope Everything Bd (MPS5D2) :
(税込) ¥357,400 (税抜 ¥324,910)
JANコード:4533940162836


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