TASCAM ( タスカム )がUSB端子を装備し、様々な再生機能を搭載したダブルカセットデッキ「202MKVII」を発売します。
「202MKVII」は「202MKVI」の後継モデルで、安定性、耐久性に優れたワンウェイの IC ロジックトランスポートコントロールを採用した録音/再生メカを 2 系統搭載。設備音響現場での運用に便利な機能を多数搭載した業務用ダブルカセットデッキです。
2つのカセットを入れ替えながら再生が可能
独立したカセットメカを2系統搭載。TAPE 1を再生中にTAPE 2のカセットを入れ替え、次の曲を準備しておくことが可能です。再生モード『SPECIAL』では片方のテープを再生中(ラインアウトから出力中)に、もう片方のテープの再生音をヘッドホンでモニターすることができ、別のテープの頭出し作業が簡単に行えます。両方のカセットメカには『RETURN TO ZERO』(カウンターを0000まで巻き戻す)機能を搭載。
※再生モード『NORMAL』は従来機種と同様に、どちらか1系統のテープを再生すると、その音声がラインアウトとヘッドホンアウトから出力されます。
再生時のヒスノイズを低減するノイズリダクション機能
テープ再生時に発生する「サー」というヒスノイズを低減する『NOISE REDUCTION』機能を搭載。Dolby Bノイズリダクションで録音されたテープを再生する際に効果が得られます。※ノイズリダクション機能の効果は再生時に限られます。
カラオケやアナウンス用途で便利なマイク入力、ミキシング機能
フロントパネルにカラオケ、アナウンス用途に便利なマイク入力を装備。 TAPE 1(またはTAPE 2)で再生した音とマイク入力の音を混ぜて、TAPE 2(またはTAPE 1)に録音することができるため、お手持ちのテープ素材を使ったカラオケ録音が可能です。また、RCAピンジャック入力から入力された音と、マイク入力に入力された音を混ぜて録音することもできます。それぞれの入力レベルは個別に調整することが可能です。加えて、TAPE1ではカラオケ用途に便利なピッチコントロール機能を搭載しています。
カセット複製の手間を削減できる同時録音機能
外部接続した機器からの音声を、TAPE1/2の2本のカセットに同時録音することができます。録音後に配布する必要がある場合など、マスターテープと配布用テープを同時に作成できます。
カセットテープのデジタルアーカイブが可能
本体リアパネルにはパソコンへ接続できるUSB端子を装備。パソコン側で録音用ソフトウェアを使うことで、カセットテープのデジタルアーカイブができます。
機能一覧
- 録音と再生が可能なカセットメカを2系統搭載
- 安定性、耐久性に優れたワンウェイのIC ロジックトランスポートコントロール
- ノーマルテープ(タイプI)とクロームテープ(タイプII)の録音再生に対応※メタルテープ(タイプIV)は再生のみ対応
- 再生時のヒスノイズを軽減するノイズリダクション機能(Dolby B NR 相当)
- カセット複製の手間を削減できるTAPE1/2の同時録音機能
- カラオケ、アナウンス用途に便利なレベルコントロール付マイク入力を装備
- マイクミキシング機能を搭載
- RCAピンジャック入力から入力された音と、フロントパネルのマイク入力に入力された音をミックスして録音可能
- カセットテープを再生した音とマイク入力の音をミックスして録音可能
- 片方のテープを再生中に、もう片方のテープの音声をヘッドホンモニターすることで、次の曲の頭出し準備が可能な再生モード『SPECIAL』を搭載
- 市販のタイマーと連動して、電源投入時に再生や録音ができるタイマー再生/録音機能
- テープカウンターを0000にロケートさせるRETURN TO ZERO機能
- リピート再生機能(A-B間、20回再生して停止)
- カラオケ用途に便利な+/-12%のピッチコントロール機能(再生のみ)
- USBデジタル出力を装備。カセットテープのデジタルアーカイブが可能
- 音声のモニターに便利なレベルコントロール付ヘッドホン出力
- 専用のワイヤレスリモコン付属
- 3Uラックマウントサイズ
202MKVIとの相違点
- ノイズリダクション機能の追加
- PLAY MODE『SPECIAL』機能の追加
- ヘッドホンのレベル調整機能の追加
- USBデジタル出力端子の追加
- 専用のワイヤレスリモコン付属
- オートリバース非対応
- TAPE1/2の連続録音/連続再生非対応
- 倍速ダビングは非対応
発売日
2018年3月24日予定
販売価格
(税込) ¥88,000 (税抜 ¥80,000)
JANコード:4907034129874