KAWAI MP11SE / MP7SE 発表!「SK-EX」を初搭載したステージピアノ

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KAWAI ( カワイ ) は、フラグシップ・ステージピアノ「MP11SE」とその下位モデルにあたる「MP7SE」を発表いたしました。

ディープ・パープル(Deep Purple)のドン・エイリー氏やワンリパブリック(OneRepublic)のライアン・テダー氏など世界中のトップ・キーボーディストに愛用されヨーロッパを中心に評価の高いMPシリーズ。
今回発売される「MP11SE」および「MP7SE」は、「ショパン国際ピアノコンクール」や「チャイコフスキー国際コンクール」など数々の国際ピアノコンクールの公式ピアノとして認定され、ピアニストに選ばれるフルコンサートピアノ「SK-EX」をMPシリーズに初めて搭載したステージピアノです。

主な特徴

新ピアノ音色を搭載
旧モデルに内蔵されていた1981年に誕生したグランドピアノ「EX」の音色に加え「SK-EX」と「SK-5」の音色が新たに採用されております。

1981年に発売されたフルコンサートグランドピアノ「EX」
KAWAI EX

「SK-EX」は最上位フルコンサートピアノの「EX」の後継モデルとして2001年に登場し、音にもっとも大きな影響を与える響板に厳選素材を使用するなど“Shigeru Kawai”シリーズで確立した新要素を加えた新フラッグシップモデルです。暖かみと拡がりある響きを特徴とするこの音色は、「EX」の煌びやかな音色とはまた異なり、演奏する曲や気分で使い分けることができます。

2001年に発売されたフルコンサートグランドピアノ「SK-EX」
KAWAI SK-EX

もう一つ採用された音色は、中型グランドピアノ「SK-5」をサンプリングしており、柔らかく丸い上品な音色を特徴としています。

「Shigeru Kawaiシリーズ」のミドルサイズ・グランドピアノ「SK-5」
KAWAI SK-5

グランドピアノのような高級感を演出する外観
サイドパネルが、グランドピアノを思わせるカーブを描いたデザインに変更されました。また、全体をブラックのカラーリングに統一することでアコースティック・ピアノような雰囲気を演出し、インテリアとしても映える外観となっております。

ステージピアノ最上位機種「MP11SE」
KAWAI MP11SE
コンパクトモデルのステージピアノ「MP7SE」
KAWAI MP7SE

繊細な演奏をも表現する新開発ペダル「GFP-3」
ピアノの演奏には欠かせないペダルですが、3本ペダル使用のフット・ペダル「GFP-3」が新しく登場しました。「MP11SE」に付属されるこのペダルは、光センサー方式に変更し検出精度を向上、邪魔にならず外れにくいL型のDIN端子、そして滑り防止機構が底面に採用されております。

とくに滑り防止は、演奏していたらペダルがズルズルと奥にいってしまい気づいたら変な体制で弾いていた‥といったキーボード演奏者の不満を解消するためステージだけでなくご自宅での使用にも便利といえます。

新開発された「GFP-3」ペダル
KAWAI GFP-3

MPの魅力を”ちゃんMARI”が解説

2月に行われた発表会では、KAWAI MPのユーザーである、ちゃんMARI氏が登場し「MP11SE」の魅力をコメントされました。


――現在使用中の「MP11」を選んだきっかけとは?

「これまではピアノ、エレピ、オルガン、シンセもそうですけど。そういった音色を1台でしていたのですが、ピアノの音色にこだわったものがほしいと思えるようになりまして‥。いろいろな機種を試奏させていただいた中で、カワイの「MP11」が一番ピアノの音もいいし、バンドに合っているなと思いまして選ばさせていただきました。」

――ピアノ音色で決めたポイントは?

「そうですね。リアルな生のピアノの音とか、レコーディングでも結構生のピアノを使うときが多いので、その音を再現できるように、、というのを念頭におきました。」

――ゲスの極み乙女のサウンドとしての使い方について

「曲によって、ギターが結構鳴っているものがあったり、ギターなしでピアノで上モノが完結させるような曲もあります。そういう時は、曲に合わせてEQを変えたり、あとは音色をきらびやかな音だったり、落ち着いたものの音色にしたりして使い分けています。」
「ピアノとエレピが曲中で切り替わるシチュエーションもあるんですけど、そういうときでも(MP11は)ボタン配置がセクションごとに整理されて配列されているので、やりやすいです。」

――内蔵された代表的な4つのピアノ音色とエレピについて

SK-EX:
「すごいいい音ですよね。前の「MP11」だときらびやかな印象だったんですけど、それよりも暖かい‥」「この音もいっぱいいろんな曲で使えそうです。」

SK-5:
「コロコロってしていますけど、しっかりレンジも出てて、個人的には一番好きかもしれないです。」「選択肢が増えて表現の幅も広がると思います。」

EX:
「いつも使っている音なので‥お馴染みの音です。笑」。「これはピアノ単体でも栄えますし、ギターが入っていても全然負けないので。」「レコーディングで、生のピアノでちょっと負けるな‥っていうときに使ったこともあります。」

アップライトピアノ:
「私達の曲で「ルミリー」っていう曲があるんですけど、それはこの音色でいつもライブで演奏しています。」「(さきほどのグランドピアノ系と比べると)全然違います。狭い部屋で演奏しているかのような音色ですよね。」

エレピ:「エレピもよく使います。そうですね、トレモロのスピードとかも調節しやすかったりとか、あとは明るい音が欲しいとかという時に簡単に操作ができるので重宝しています。」

――新開発のペダルについて

「ペダルは滑っていたりしたので、気になっていたんですけど、それも改善されていますし、これでストレスなく演奏できるようになると思います。」「踏み心地が生のピアノに近いですよね。今まであまり踏み心地とか意識したことがなかったんですけど、違うんだなと思いました。」

――新しくなったデザインについて

「ピアノっぽいですよね。すごく。前の「MP11」ときはサイドが木になっていて、それはそれで温かみがあって良かったんですけど。これもシャープでカッコいいと思います。」

”ちゃんMARI”氏
バンド:ゲスの極み乙女/キーボード担当。
ちゃんMARI twitter 》

MP11SE MP7SE 違い

鍵盤面

「MP11SE」と「MP7SE」では鍵盤が大きく違います。
「MP11SE」は、鍵盤機構に「グランド・フィール・アクション」を採用しています。グランドピアノと同じ位の支点距離があるため白鍵を奥側で弾いても重くならず、ピアノと同じ演奏手法で演奏を表現できます。また、鍵盤が人気の木製鍵盤になっているのも「MP11SE」の特徴で黒鍵と白鍵どちらも採用されております。

一方の「MP7SE」は、鍵盤機構に「RHⅢ(レスポンシブ・ハンマーアクションIII)」を新採用しています。この鍵盤は鍵盤ウェイトが搭載されているのが特徴で、軽量化を図りながらも追従性とコントロール性が高められています。

両機種ともに、しっとりとした手触りで指が滑りにくく快適な弾き心地を実現する象牙調素材「アイボリータッチ」と、グランドピアノのハンマーが弦から離れる機構を再現する「レットオフフィール」を採用しています。

内蔵音色面

前モデルと同じく、「MP11SE」は PIANO、EP、SUBの3セクションの40音色、「MP7SE」は8カテゴリの256音色と違いがあります。また、「MP7SE」にはトーンホイールシミュレートも搭載。フェーダーやツマミでリアルタイムにオルガンの9本のドローバーを調節することができます。

出力面と付属品

「MP11SE」にはアンバランス型出力(標準タイプ)とバランス型出力 (XLRタイプ)を装備しています。XLR出力は、背面にグランドリフト切替スイッチを設けてあり、意図しないグラウンドループを切ることもできます。高品質な出力を確保するとともにアンバランス型出力をモニタリング用に使用することも可能です。

「MP11SE」に付属されるフットコントローラーは、最新型ペダルの「GFP-3」です。「MP7SE」には、ダンパーペダル「F-10H」が付属されます。

MP11SE MP7SE 比較表

MP11SE MP7SE
鍵盤/ペダル
鍵盤  88鍵/シーソー式木製鍵盤 グランド・フィール・アクション
アイボリータッチ(象牙調仕上げ)
レットオフフィール
 88鍵/レスポンシブ・ハンマー・アクションlll
アイボリータッチ(象牙調仕上げ)
レットオフフィール
ピアノ音源 HI-XL 88鍵ステレオサンプリングピアノ音源
ピアノカスタマイズ バーチャルテクニシャン
音色数 40音色 256音色
同時発音数 最大 256音
セクション/ゾーン 内部音色:3セクション(Piano/EP/SUB)
MIDI:4ゾーン
4ゾーン
内部メモリ SOUND:40種類
SETUP:208種類
POWER ON/1種類
SOUND:256種類(8×8×4)
SETUP:256種類(8×8×4)
POWER ON/1種類
リバーブ 6種類
アンプシミュレーター 5種類
イコライザー 4バンドEQ
その他エフェクト 129種類
デザイン
ディスプレイ 128×64 ドットマトリクス LCD
譜面台 固定式
寸法 幅(W) 138cm 136.2cm
奥行き(D) 45.2cm 33.9cm
高さ(H) 19cm(譜面台含まず) 17.2cm(譜面台含まず)
重量 34kg 22.5kg
カラーバリエーション ブラック
機能
基本機能 アンプシミュレータ(※E.PINO選択時のみ)、EQ(イコライザ)、エディットメニュー、システムメニュー、パネルコントロール  アンプシミュレータ(※MAIN ZONEのみ)、EQ(イコライザ)、エディットメニュー、システムメニュー、パネルコントロール
内蔵レコーダー 総記憶容量 約90,000音
曲数 10ソング
メトロノーム 拍子 1/4,2/4,3/4,4/4,5/4,3/8,6/8,7/8,9/8,12/8
リズム 100種類
外部機器連携
USBオーディオ
レコーダー
録音/再生形式 再生:MP3 仕様 32kHz/44.1kHz/48kHz、Mono/Stereo ビットレート 8~320kbit/s(fixed & variable) WAV 仕様 32kHz/44.1kHz/48kHz、Mono/Stereo、 ビットレート 8bit/16bit録音:MP3 仕様 44.1kHz、16bit、Stereo ビットレート 192kbit/s(fixed) WAV 仕様 44.1kHz、16bit、Stereo ビットレート 1411kbit/s(uncompressed)
機能 オーバーダビング録音ゲイン調整
接続端子 ヘッドホン 1系統(ステレオ標準プラグ)
MIDI IN、OUT、THRU
ラインアウト 標準(R、L/MONO)
XLR(R、L、GND LIFTスイッチ付き)
 標準(R、L/MONO)
ラインイン R、L/MONO
USB to Host B端子
USB to Device
その他 FOOT CONTROLLER(EXP端子、FSW端子、GFP-3端子、EXP TYPEスイッチ付き)  FOOT CONTROLLER(EXP端子、FSW端子、DAMPER(F-10H)端子、GFP-3端子、EXP TYPEスイッチ付き)
電源
消費電力 20W
付属品
電源 電源コード
その他 ダンパー(ハーフペダル対応)/ソフト/ソステヌートペダル(GFP-3)
譜面台、電源コード、取扱説明書
 ダンパーペダル(F-10H)、譜面台、電源コード、取扱説明書

発売日

2018年2月16日(金) 発売

販売価格

MP11SE
(税込) ¥304,700 (税抜 ¥277,000)
JANコード:4962864311066


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MP7SE
(税込) ¥184,800 (税抜 ¥168,000)
JANコード:4962864311073


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