オーディオ・インターフェースとは?【今さら聞けない用語シリーズ】

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オーディオ・インターフェースで使われる用語

オーディオ・インターフェースの仕様などで使用される専門用語を解説いたします。

◯◯bit / ◯◯kHz

オーディオ・インターフェース製品の仕様で

24-bit / 192 kHz

といった表記をご覧になったことがあると思います。これは「量子化ビット数」と「サンプリング・レート」というものを表す数字で、それぞれの数値が大きいほど高音質で録音・再生できると考えてください。

したがって製品のパッケージ等に「24-bit / 192 kHz対応」のような表記がされている場合は、

  • 「量子化ビット数」は24-bit
  • 「サンプリング・レート」は192kHzまで選択可能(44.1、48、96、192のいずれかを設定できるといったタイプが多いです)

ということを意味しています。

※量子化ビット数とサンプリング・レートについてはこちらの記事をお読みください⇒【今さら聞けない用語シリーズ】デジタルとアナログ、サンプリングって何?

「量子化ビット数」と「サンプリング・レート」の数字が大きければより良い音で録音、再生ができるのですが、その分パソコンへの負担も大きくなります。その場合

  • パソコンに負荷がかかる⇒処理が遅い、クラッシュする、音が歪む
  • データ量が膨大になる⇒曲の管理が大変、ハードディスクの容量が足りなくなる

といったことも起きてきます。

最近のオーディオ・インターフェースは「量子化ビット数」は16bit、24bitが大部分だと思いますが、24bit対応のものを選んでおけばまず問題無いでしょう。初心者、入門者の方であれば「サンプリング・レート」に関しては48、96kHz対応であれば十分だと思います。

インターフェース

接続方式(インターフェース)は、オーディオ・インターフェースとパソコンなどのデバイスを接続する端子の種類で、主に下記の2種類があります。

  • USB(ユーエスビー)
  • Thunderbolt(サンダーボルト)

オーディオインターフェースの接続方法で知っておくべきは、コネクタの形状とデータ伝送プロトコルです。

コネクタの形状

USB には、端子の大きさが異なる「USB」「Mini」「Micro」の3つの分類があり、その中にさまざまなコネクタ形状の種類があります。
Thunderbolt のコネクタ形状は「Mini DisplayPort」(Thunderbolt)「USB Type-C」の2種類です。

主に(パソコン用の)オーディオインターフェースで採用しているコネクタの形状は「USB Type-B」「USB Type-C」「Thunderbolt」(Mini DisplayPort)です。

画像(メス側・差込口) 名称
USB Type-B
USB Type-C
Mini DisplayPort

上記に接続するためにパソコン側で必要なコネクタ形状は主に「USB Type-A」「USB Type-C」「Thunderbolt」(Mini DisplayPort)となります。

画像(メス側・差込口) 名称
USB Type-A
USB Type-C
Thunderbolt

データ伝送プロトコル・伝送速度の規格

USB には、フルスピード USB 1.1 、ハイスピード USB 2.0 、スーパースピード USB 3.0 など伝送速度が異なる規格があります。
Thunderboltには、type1、2、3など伝送速度が異なる規格があります。

この規格は、ハードウェア(オーディオインターフェースとパソコン)同士が共通のプロトコルである必要があるため、オーディオインターフェースがUSB 3.0を使用条件としている場合、パソコンにUSB 3.0が搭載されている必要があります。

ただし、USB 3.0 は USB 2.0 と互換性があるため、オーディオインターフェースがUSB 2.0を使用条件としている場合、パソコンに USB 3.0 が搭載されていれば使用できる場合があります。(※すべての USB 3.0 端子が USB 2.0 完全互換があるわけではありません。USB2.0 完全互換かどうかはパソコンメーカーにご確認ください。)

注意することとして、たとえば、「USB-C」コネクタは USB 3.1 や USB 2.0 、Thunderboltなどのプロトコルが用いられています。見た目ではどれをサポートしているか判断つきにくいため必ず仕様を確認する必要があります。これは Mini DisplayPortを採用しているThunderbolt 1~2、USB Type-Aを採用しているUSB 1.1 ~ USB 3.0も同じことがいえます。

コネクタ形状は外見でデータ伝送プロトコルはその中身と理解するのがわかりやすいですね。
コネクタの形状の中には 各プロトコル と互換性のあるポートを識別するために、ロゴが印字されているものもあります。パソコンと対応する機種を必ず確認しておきましょう。また、ケーブルも同じように接続するハードウェアのコネクタ形状、プロトコルに対応している必要があります。

【関連記事】【FAQ】USB Type-CとThunderbolt3 の関係

USBクラスコンプライアント

オーディオインターフェースをパソコンなどのデバイスで使用するにはドライバーが必ず必要になります。パソコン(デバイス内のOS)に標準搭載されているドライバーで動作できるように対応させたのがUSBクラスコンプライアント対応になります。

よって専用デバイスのドライバをインストールしなくても使用することができます。(なお、ドライバーを自動的に探し必要に応じてダウンロードやインストールするプラグアンドプレイというのもあります。)

「USBクラスコンプライアント対応」とは別に「USB Audio Class対応(ADC)」という名称もありますが、これは同じこととして理解して問題ありません。

USBクラスコンプライアント対応となっていても、どのデバイスで対応しているかは、製品ごとに異なります。たとえば、Mac のみUSBクラスコンプライアント対応で Windows には専用ドライバーが必要になるものなどもあります。
また、OS標準ドライバーにもバージョン(規格)があり、こちらもどの規格に対応しているかは製品ごとに異なります。(下記は2018年現在までに発表されている規格)

  • USB Audio DeviceClass 1.0
  • USB Audio DeviceClass 2.0
  • USB Audio DeviceClass 3.0

専用ドライバーとOS標準ドライバーはそれぞれメリットとデメリットがあります。
専用ドライバーのメリットはオーディオインターフェース本来の性能を発揮できるように構成されている点です。一方のOS標準ドライバーのメリットは前述したとおりインストール不要で手間が掛からないという点です。ドライバーインストールがしにくいiOS機器などのスマートデバイスなどに適応できる点もポイントですね。

オーディオインターフェースによっては専用ドライバーを持ちながらもUSBクラスコンプライアントに対応するクラス・コンプライアント・モード(CCモード)と呼ばれる機能もあります。これは、たとえばパソコンでは専用ドライバー、タブレットやスマートデバイスではCCモードと切り替えることができます。

おすすめ機種紹介

それではおすすめのオーディオ・インターフェースをご紹介してみたいと思います。

1万円以下

とにかくコストパファーマンス!という方の1万円以下の製品です。

TASCAM / US-1X2-CU

TASCAM US-1X2-CU

マイク入力と楽器入力を各1つ装備したとてもシンプルな USB2.0 接続モデルです。背面の切り替えスイッチでRCA入力も行えます。最大24bit/96kHzフォーマットの録音に対応しています。

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1万円台

低価格モデルを探している方向け!1万円台の製品です。(注意)※オーディオインターフェイスは低価格だから初心者向けという訳ではありません。

Steinberg / UR22mkII

Steinberg UR22mk2

最大 24bit/192kHz に対応し、コンデンサーマイクによるボーカル録音、ギターやベースなどの録音が可能です。MIDI端子も搭載されているためお持ちのキーボードや音源モジュールなどを接続することができます。また、CCモードやループバックなどにも対応しています。

【関連記事】人気オーディオインターフェイスが配信用にループバック備えてリリース Steinberg UR22mk2


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Roland / Rubix22

Steinberg UR22mk2

最大 24bit/192kHz に対応し、コンデンサーマイクによるボーカル録音、ギターやベースなどの録音が可能です。MIDI端子も搭載されているためお持ちのキーボードや音源モジュールなどを接続することができます。グランド・ループによるノイズを回避することができるグランド・リフト機能も搭載しています。

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引き続き次のページでもおすすめ機種をご紹介いたします。

オーディオ・インターフェースおすすめ機種 》

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