デジタルとアナログの違い、サンプリングとは?【今さら聞けない用語シリーズ】

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サンプラーとPCM音源

サンプリングを行う事のできる機器を「サンプラー」といいます。サンプリングは出来ないけれども、サンプル波形のライブラリーを読み込んで楽器として使用できるハード音源やプラグインも多いですね(Native InstrumentのKONTAKTなど)

またデジタルシンセの多くは「PCM音源」という方式ですが、これはこれまで紹介してきた、サンプリングと量子化によってデジタル変換(PCMといいます)した波形を音源とする方式です。これでさまざまな楽器のリアルな音色を演奏することができるというわけです。

※PCM:パルス符号変調(パルスふごうへんちょう、 pulse code modulation)

DAWにおけるサンプリング・レートと量子化ビット数の設定

オーディオを扱う音楽制作でDAWを使用する方はご存知だと思いますが、曲を作成する際に「サンプリング・レートと量子化ビット数」を設定する画面が現れますよね?見覚えがないなあという方もいらっしゃると思いますが、その場合は自動的に44.1kHz16bitなどに設定されていると思います。

Cubaseの場合は量子化ビット数は「ビット解像度」という名称になっています。

デジタルとアナログの違い

では普段はどんな設定が良いのか?という話になりますが、それはどちらも大きい数値に越したことはありません(理由はあとで)

しかし、その前にまず自分の使っているオーディオ・インターフェースがその数値に対応しているかどうか確認する必要があります。

【関連記事】音楽制作のすゝめ 003 オーディオ・インターフェース

例えばSteinbergの「UR44」というオーディオ・インターフェースの製品ページでは下記のような表記がされています:

デジタルとアナログの違いUR44

ここで表記されている「24bit / 192kHz対応」の意味は、

「量子化ビット数は24bitまで、サンプリング・レートは192kHzまで対応しています」

ということなので、DAW側がそれに対応しているのであれば、最高で「24bit / 192kHz」のプロジェクト(曲)が制作可能ということですね。

さて、そもそもサンプリング・レートと量子化ビット数の精度を高くする意味ですが、DAWでエフェクトプラグイン等を使用する際はパソコン内では演算処理が行われます。そしてその処理には必ず「誤差」が生じます。しかし精度が高ければそれだけ誤差は少なくなり、結果それが音質の差として現れることになるのです。

●よって最終的に16bit /44.1kHzでCDにするという場合であっても、製作過程はできるだけ高いレイトとビット数で行うのが良いのではないかと思います。

が、しかし、サンプリング・レートと量子化ビット数を大きくすればするほど、

  • パソコンに負荷がかかる⇒処理が遅い、クラッシュする、音が歪む

などのケースが生じる場合もあります。また

  • データ量が膨大になる⇒曲の管理が大変、ハードディスクの容量が足りない!

なんてことも起きてきます。

したがってサンプリング・レートと量子化ビット数の設定は、お使いのパソコンの性能、作業環境と「ホントにそんな高品質のプロジェクトが必要なのか?」を両天秤にかけ、「作業に支障が出ない程度に可能な限りハイレゾ(高解像)」でマスター制作を進めるのが良いのではないかと思います。

というわけでアナログとデジタルでしたが、アナログ・シンセサイザーのようにアナログにはアナログの良があるのもまた事実。両者をバランスよく使いこなしていきたいものですね。でわ


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