ロータリー、トレモロ、パン、オルガンの仕組み <その2>【今さら聞けない用語シリーズ】エフェクターってなに?〜モジュレーション系

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 トレモロ

「トレモロ」は周期的に「音量」を変化させるエフェクトです。元々は「トレモロ」は同じ高さの音を連続して小刻みに演奏する演奏技法のことです。奏法でいう「トレモロ」は「ビブラート」という弦楽器の奏法によく似ていますが、ビブラートは「音程」を小刻みに揺らすという点で「トレモロ」とは区別されます。

まとめます:

  • トレモロ:「音量」が周期的に変化する
  • ビブラート:「音程」が周期的に変化する

ところが楽器の世界では、この2つが混同されてしまうケースが多く少々ややこしいです。

たとえばギターの「トレモロ・アーム(トレモロ・ユニットとも)」

220px-Stratocaster_detail_DSC06937Wikipedia

このアームを動かすことで弦の張力が変化し「音程」が変化します・・じゃあホントは「ビブラート・アームじゃね?」と思ったあなたは正しいのですが・・・「トレモロ」という名称があまりに浸透していまい、今でもこれは一般的にはトレモロと呼ばれているのですね。

さらに、FenderTwin Reberbというギターアンプには「ビブラート」といって音を震わせる機能があります。こんな感じの音です

うーん・・・聴いてお分かりのようにこれは「トレモロ」ですね・・・

というわけで非常にややこしくて熱が出てきそうですが・・・この「知恵熱」も実は「頭を使い過ぎて発熱すること」という意味ではないことはご存知でしたでしょうか・・・・・(T_T)

LFO

LFO(Low Frequency Oscillator)をそのまま訳すと「低周波発振器」となります。多くは可聴域外なので耳には聞こえない振動を生み出しますが、トレモロやビブラートのように周期的に音に変化を与える場合にこのLFOが使用されます。

シンセサイザーでもLFOは非常に重要で、LFOで変調する対象パラメーターによって効果が下記のように変わるわけですね。

  • オシレーター:ビブラート(音程が周期的に変化)
  • フィルター:ワウ(音色が周期的に変化)
  • アンプ:トレモロ(音量が周期的に変化)

たとえば7Hz(ヘルツ)のLFOでオシレーターを変調した場合、1秒間に7回音に音程の上下運動(ビブラート)が生まれることになります。

パン

「パンポット=定位」ということで、ステレオ出力において定位が左右に周期的に振れる効果をパン、オートパンなどと呼びます。DAW等にもプラグインエフェクトとして付属しているものも多いですね。単体エフェクトとしての存在はあまり記憶に無いのですが、トレモロとパンが一体化した機種にはBehringer(ベリンガー)の「TP300」、Boss PN-2などがあります。

DAWなどで使用する場合、シーケンスや刻み系のパーカッショントラックにかけると動的な変化が生まれて効果的ですが「回しすぎ」は禁物。ディレイと組み合わせると更に空間的な広がりを演出することもできます。

サラウンドパン

映画のドルビー5.1のように、センター、左、右、リア左、リア右、・・といった立体的な定位移動の効果を与えてくれるエフェクト。主にDAW等で使用するプラグイン・エフェクトで使用されるケースが多いと思います。

INTEGRA-7のサラウンド機能をiPadでコントロール(1:00付近から)

でわでわ・・

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