こんにちはサカウエです。毎年恒例ですが、この春新学期を迎え「バンドでキーボードを弾くことになったんだけど何を買ったらいいかわからない~」という方のために、バンドで即戦力となるオススメのファーストキーボード(初めて購入するキーボード)シンセサイザー 編2019年版をご紹介いたします。
【関連記事】「シンセとキーボードって何が違うの?」という方はこちらの記事をご覧ください。
上記の記事でも説明していますがバンドで必要となるキーボードは以上のいずれかになると思います。まずは目的に応じてオススメするキーボードをざっくり紹介すると、
- シンセサイザー ⇒ いろいろな楽器音色を演奏したい人
- ステージピアノ ⇒ ピアノ/エレピ/ピアノタッチ重視(弾き語りなど)
- コンボキーボード ⇒ オルガンこだわり派
でしょうか?ただ「ドローバーセッティング888000000」がワカる「オルガンこだわり派」な人は初心者では少ないと思いますので(いたらごめんなさい)、おそらくはシンセかステージピアノの二択となると思います。
もちろんステージピアノ+シンセという2台セッティングが理想ですが、今回の趣旨とはずれるのでそれはまた別の機会に。
イメージ
シンセかステージピアノか?それぞれのチェックポイント
シンセとステージピアノ選びのチェックポイントです。
- 鍵盤数
- 内蔵音色数と音色傾向
- タッチ
- 重量
- 価格
この中でもプレイする音楽ジャンルに密接に関係してくるのが鍵盤数ですね。
鍵盤数
まずは鍵盤数。キーボードには49、61,76,88鍵盤モデルなどがありますが、演奏する音楽ジャンル(演奏スタイル)に応じて必要な鍵盤数が必要になります。シンセなどには -3,-2、-1、+1、+2,+3・・とオクターブを切り替えて演奏することができる「オクターブシフト機能」というものがあります。下記動画は少々特殊な使用例ですが・・
オクターブシフトキーの特殊な使用例
鍵盤数は多いに越したことはないのですが、「重い」、「大きい」、「高い」という傾向があるので(後述)、ピアノ演奏がメインではないポップス系であれば61/76鍵で問題ないでしょう。
内蔵音色数と音色の傾向
最近の機種には多くのプリセット音色(最初から本体に内蔵されている音色)が収録されています。中には1000音色以上内蔵というモデルも珍しくありません。バンドで必須のピアノ、オルガン、ブラス、ストリングス、シンセリードといった音色はもちろん、演奏する曲でその他多くの音色が必要なら迷わずシンセ。ステージピアノはピアノ音色に特化しているので、上記の音色が搭載されている機種もありますが、(ピアノ系以外の)音色クオリティーやバリエーションはシンセに軍配があがるでしょう。
タッチ、重量、価格
先ほどの鍵盤数とタッチ、重量、価格はそれぞれ下記のような関係にあると言えます。
- 鍵盤数が多くなればなるほど値段が高くなり、重量も重くなる
- 生ピアノに近いタッチになるほど値段が高くなり、重量も重くなる
ピアノタッチの重い鍵盤はピアノ演奏に向いていますが、オルガンのグリッサンドやシンセの速弾きのような演奏スタイルが多いのであれば、軽いシンセタッチの方が向いているでしょう。ステージピアノにも負けないピアノ音色を搭載、かつ88鍵盤でピアノタッチのシンセサイザーというモデルもありますが、だいたいが20万~40万円くらいの値段になってしまいます。
というわけで、これらを念頭にシンセサイザーのオススメ機種を比較していきましょう、ぜひあなたにぴったりなキーボードを選んでください!
オススメのステージピアノ【2019版】は後日公開予定です~
それでは今回のモデル5種比較です。詳細はリンク先を御覧ください。
- KORG「KROSS2-61-SC」
- KORG「KROME EX61」
- Roland「JUNO-DS61」
- Roland「FA-06-SC」
- YAMAHA 「MODX7」
まずは単純にスペック比較。メモリー容量や音色数、発音数などは、どの機種も充実しているのでここでは割愛しています。
KROSS2-61-SC | KROME EX61 | JUNO-DS61 | FA-06-SC | MODX7 | |
鍵盤数 | 61鍵 | 61鍵 | 61鍵 | 61鍵 | 76鍵 |
ベロシティー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アフタータッチ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
PCMメモリ | 128MB | 4GB | 非公開 | 非公開 | 5.67GB、ユーザー1GB |
アルペジエーター機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リズムパターン機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シーケンサー機能 | 16トラックMIDIシーケンサー/64ステップシーケンサー | 16MIDIトラック+1マスター・トラック | 8トラックMIDIパターン・シーケンサー | 16トラックMIDIシーケンサー | 16トラックMIDIシーケンサー |
ボーカル入力、ボコーダー機能 | ○ | ○ | ○ | ☓ | ○ |
サンプリング機能 | ○(SDカード) | ☓ | ☓ | ○(SDHCカード) | ☓ |
パッドプレイ機能 | ○ | ☓ | ○ | ○ | ☓ |
オーディオ録音機能 | ○ | ☓ | ☓ | ○ | ○ |
オーディオ再生機能 | ○ | ☓ | ○ | ○ | ☓ |
外部記録メディア | SDカード | SDHCメモリー・カード | USB メモリー | SD/SDHCカード | USB メモリー |
外部入力(音楽プレーヤーなどが接続できる) | ○ | ☓ | ○ | ○ | ○ |
USBオーディオ・インターフェイス機能 | ○ | ☓(MIDIのみ) | ○ | ○ | ○ |
電池駆動(単三電池本数、寿命) | ○(6本:6~7時間) | ☓ | ○(8本:4~5時間) | ☓ | ☓ |
重量 | 3.8kg | 7.2kg | 5.3kg | 5.7kg | 7.4kg |
販売価格(税込:2019/3 ) | ¥81,400 | ¥118,800 | ¥83,600 | ¥129,800 | ¥163,350 |
発売日 | 2017年9月 | 2019年2月 | 2015年10月 | 2017年6月 | 2018年10月 |
KROME EX61は、KROSS2-61-SCの上位機種という位置付けモデル。機能だけ比較するとKROSS2-61-SCより劣っているように見えますが、KROME EX61はピアノサウンドやドラム、EDMサウンド、各種SFX(効果音)サウンドが大幅にブラッシュアップされています(PCMメモリー容量も128MBと4GBで約32倍の差!)。それと操作性(ディスプレイの視認性など)や、アルペジエーターなどの個々の機能も向上しています。JUNO-DS61とFA-06-SCもしかり。それぞれがエントリーモデルとワンランク上のエントリーモデルといったところでしょうか(発売日も2年ほど異なります)。
それでは機種ごとに主な特徴を確認していきましょう。総評と音色カテゴリーごとの★の数は個人的主観ですのであくまで参考までにどうぞ。
KORG KROSS2-61-SC
KORG のコンパクトでポータブルなライブ用シンセサイザー「KROSS2」の特別仕様モデルが「KROSS2-61-SC」。「Triton」のサウンドが追加され、ホワイトカラーバージョンのシンセサイザーです。
ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器をはもちろん、管楽器や弦楽器などのオーケストラ系、ギター、ベース、ドラムなどのバンド系、ダンス音楽などの機械的な音から民族楽器まで合計1400以上もの音色と「TRITON」音色の合計、1900以上もの膨大な音色が内蔵されています。
特長
- さらに強化された、1,000以上もの豊富なプリセット音色
- 拡張PCMメモリー128MB内蔵、オプション・ライブラリーに対応
- EDS-i音源のリッチな表現力、134種の充実のエフェクト
- 優れたサンプリング機能、16個のパッド・サンプラー
- 機能に迷わずアクセスできるパネル・レイアウト
- パラメーターを素早くエディットできるリアルタイム・コントロール・セクション
- 気に入った音色を最大128個まで登録瞬時に呼び出し可能なフェイバリット機能
- ボタン一つで設定できるクイック・レイヤー/スプリット
- 超軽量・小型ボディ。61鍵モデルはわずか3.8kgとクラス最高の軽量設計を実現
- 単3形乾電池6本で、最大7時間もの長時間駆動が可能
- クラスを超えた最高の仕上がりのカラー・ラインナップ
- パッドで簡単にトリガーできるオーディオ・プレーヤー/レコーダー
- 曲作りをサポートするシーケンサー、ドラム・トラック、アルペジエーター
- 弾き語りやボコーダー演奏も一台で実現する豊富な入力端子
- USBオーディオ・インターフェイスとしても使用可能
独立したオクターブシフトキーがフロントパネルには見当たりませんが、リアルタイム・コントロール部分や、SW1、SW2に割り当てることもできるので実質的には問題ないと思います(下写真青枠)
オーディオ・プレーヤー/レコーディング機能
KROSS2-61-SCはパッドで簡単にトリガーできるオーディオ・プレーヤー/レコーダーを装備。本体での演奏や、歌などの外部入力を重ね録りすることができます。また録音した音声や外部からインポートしたオーディオ・ファイルは、16個のパッドにそれぞれアサインして再生も可能。通常のサンプリング機能とは違い、SDカードの容量に応じた長時間録音・再生ができるため、パッドを叩いて1曲分のバッキングを鳴らしながら鍵盤を演奏したり、効果音やBGMのトリガーにも利用できます。
動画はKROSS2(Super Matte Black)モデル
KORG KROSS2 First Look by Mitsuru Sakaue
総評(23点):多機能ゆえに細かい操作は慣れが必要かも。とにかく軽量。強力なシンセリード系が充実しており、ダッキング等、EDM系サウンドも収録。
KROSS2-61-SC | |
ピアノ | ★★★ |
エレピ | ★★★★ |
オルガン | ★★★★ |
ブラス | ★★★ |
ストリングス | ★★★★ |
シンセリード系 | ★★★★★ |
【紹介記事】
最新ミュージック・ワークステーション KORG KROSS2 発表!
販売価格
(税込) ¥84,700 (税抜 ¥77,000)
JANコード:4959112174757
KORG KROME EX61
「KROME EX61」は「KROSS2」の上位モデルにあたるシンセサイザーワークステーション。
直感的に操作できる好評のタッチパネル・ディスプレイと、ピアノ/エレピ/ドラムのこだわりサウンドを搭載したワークステーション型シンセサイザーです。ピアノを始めとする品質の高い新音色の追加、ステージ映えするルックスなどサウンドとデザインがブラッシュアップされたモデルです。
こだわりのピアノ音色を搭載。KROMEに搭載されていた「German D Grand」の他にも美しくクリアなサウンドの新グランド・ピアノ音色やアップライト・ピアノ音色が追加されています。
KROME EX61 のポイント
- 初めてでも解りやすい操作感の大型カラーとタッチビューによるディスプレイ
- 今回の変更点の中でも特にこだわったピアノ・サウンド
- エレクトロニック・ダンス・ミュージック「EDM」サウンドを新搭載
- スチール・パンや胡弓などエスニック系音色の追加
- 映画のトレーラー映像でよく使われているハリウッド系 SFX 音色を追加
- 抜群の表現力を誇るエレクトリック・ピアノ
- ダイレクト音とアンビエント音をミックス可能なドラム
- ステージや自宅の設置時でも映える高級デザイン
圧倒的なサウンドクオリティーはデモでご確認ください。
総評(27点):こだわりのピアノ、ドラムはさすが。高級感あるルックスと視認性の高いディスプレイで自宅での曲作りにも大活躍します。
KROME EX61 | |
ピアノ | ★★★★★ |
エレピ | ★★★★★ |
オルガン | ★★★★ |
ブラス | ★★★★ |
ストリングス | ★★★★ |
シンセリード系 | ★★★★★ |
販売価格
KROME-61 EX
(税込) ¥118,800 (税抜 ¥108,000)
JANコード:4959112186644
Roland JUNO-DS
特長
- バンドで特に使う ピアノ / エレピ / オルガン 音色が強化
- よく使うモード、機能が分かりやすく配置し操作性がアップ
- 即座に音色や音量などを調整できるコントローラー
- 最大16個の音色を組み合わせて演奏できるパフォーマンスモード
- 細かくパラメーターを調整できるパッチ・エディット機能
- 録音した音を取り込んで演奏できる簡易サンプラー機能
- USB オーディオ・インターフェイス機能
- さらに強化されたボコーダー機能
- サスティンペダル以外にエクスプレッションペダルも接続できる2フットペダル
- JD-Xi に搭載されているパターンシーケンサー機能の一部をピックアップ
- 好きなEXPシリーズから音色を追加可能
- JUNO-Diの音色データ互換
ローランドらしい高品位でオールマイティーなサウンド。特にピアノ・オルガン系の完成度が高くバンドの即戦力となるシンセサイザーです。リアルタイムコントロール機能も充実しているので、たとえばシンセソロの演奏中にフィルターなどをノブで動かして表情をつけたり、即座に音量も調節したりといったことも簡単にできます。
総評(23点):鍵盤系はローランドらしい上品なサウンドが多い印象。非常にバランスの取れたシンセと言えるでしょう。
JUNO-DS | |
ピアノ | ★★★★ |
エレピ | ★★★★ |
オルガン | ★★★★ |
ブラス | ★★★★ |
ストリングス | ★★★★ |
シンセリード系 | ★★★ |
販売価格
(税込) ¥83,600 (税抜 ¥76,000)
JANコード:4957054507367
【紹介記事】
Roland Juno-DS レビュー! JUNO-DS と JUNO-Diを徹底比較
Roland JUNO-DS 発表!JUNO-Diの手軽さを受け継ぎながら全ての機能が強化されたJUNO次期モデル
Roland FA-06-SC
Roland INTEGRA-7 直系のサウンド・エンジンを搭載したワークステーションシンセサイザー「FA-06」のスペシャルホワイトモデルが「FA-06-SC WH (FA-06-SC)」です。
視認性と操作性に優れたディスプレイ
主な特徴
- 外装は性別問わず幅広い層に愛用頂ける「ホワイト」を基調としたデザイン
- 白色の壁面に合う、部屋のインテリアに溶け込むシンプルなデザイン
- 音色を追加できる「オリジナルコンテンツSDカード」が付属
- SDカードには各世代でお楽しみいただけるあの曲/フレーズのサウンドを再現した音色データ(35音色)、そしてローランド社の追加を収録
- 音色ライブラリー・サイト「Axial」よりINTEGRA-7の供給ライブラリ全て(17タイトル、Synth Tone合計827種類) が収録。
- SDカードからお好みの音色を本体に追加できるほか、データの再生や保存も可能。
- 完全オリジナルデザインの専用ケースも付属(背負えるタイプですので、移動に便利)。
- ブラックとホワイトで仕上げたベーシックで落ち着いたカラー
動画はFA-06
総評(27点):直感的で合理的なインターフェースと大型カラーLCDでライブに最適。シーケンサーのトラックはオーディオで書き出すこともできるのでDAWを使った音楽制作にも最適です。
FA-06-SC | |
ピアノ | ★★★★★ |
エレピ | ★★★★ |
オルガン | ★★★★ |
ブラス | ★★★★ |
ストリングス | ★★★★★ |
シンセリード系 | ★★★★★ |
販売価格
(税込) ¥129,800 (税抜 ¥118,000)
JANコード:4957054511920
YAMAHA MODX7
「MODX 7」はYAMAHAのフラッグシップシンセサイザー「MONTAGE」のDNAを継承し、生楽器のリアリティーとシンセサイザーらしい表現力を兼ね備えたサウンドエンジンを搭載。76鍵 セミウェイテッド鍵盤を搭載したワークステーションシンセサイザーです。
視認性にすぐれたカラーディスプレイ、音色切替時の音切れを心配せずに演奏する事ができるのでライブでも安心して使えるシンセサイザー。
特徴
- 「AWM2 & FM-X ハイブリッド音源」とダイナミックな音色変化を生み出す「Motion Control」を組み合わせた「Motion Control Synthesis Engine」を搭載、合計192音ポリフォニック。
- 7インチのタッチパネルディスプレイを搭載した操作性の高いユーザーインターフェース
- 2000種類以上もの豊富なプリセット音色
- コンパクト&ライトウェイト デザイン。専用ケース(別売り)と組み合わせる事により持ち運びも簡単
- 16パートMIDIシーケンサー内蔵。
総評(28点):強力なモーションシーケンサー機能やスーパーノブによる抜群の表現力。ヤマハならではのピアノやエレピサウンドはさすが。
MODX 7 | |
ピアノ | ★★★★★ |
エレピ | ★★★★★ |
オルガン | ★★★★ |
ブラス | ★★★★ |
ストリングス | ★★★★★ |
シンセリード系 | ★★★★★ |
販売価格
(税込) ¥163,350 (税抜 ¥148,500)
JANコード:4957812625029
キーボード本体の他に必要なモノ
- ダンパー(サステイン)ペダル
- キーボードスタンド
- シールド
- アンプ
- ヘッドホン
ダンパー(サステイン)・ペダル 税込み1500円~ 程度
KORG DS-1H
ピアノ系音色を演奏する際には絶対に必要なものです。必ずキーボード本体と一緒に購入しましょう。
ダンパーペダルはシンセのリアパネル(背面)の「HOLD」や「SUSTAIN」と書かれているジャックに接続します。
注意)メーカーによって極性が逆(伸びっぱなしになるなど)の場合があります。シンセ本体で極性の切り替え設定もできますが、基本シンセと同じメーカーのペダルを使うほうが面倒な手間が省けます。
なお低価格の軽量&コンパクトなペダルも販売されていますが、ライブ等で使う際はある程度ズッシリと安定感のあるペダルをおすすめします。
見た目はにていますが、極性が逆の Korg DS-1H(左)と Roland DP-10(右)
YAMAHA FC4AはRolandと同じ
【関連記事】【すべらないスイッチ?】サステイン・ペダルスイッチ「ヤマハ FC4A」を試してみました(実験あり)
シールド 税込み1600円程度~
シンセには通常スピーカーは付いていません。たとえ付いていたとしても、それは一人で演奏する際に必要な程度の音量しか出ません。そこで普通はスタジオやライブハウスにあるPAやキーボード・アンプ等に接続して音を出す必要があります。
イメージ
ストリートでやるなら携帯できるアンプも必要ですが、シンセとアンプ(PA)に繋ぐためのケーブル(シールド)が2本必要です。最近のシンセはステレオ出力なので音の広がりをライブでも出したいのであればL(左)とR(右)の2つの出力をつなぎます(写真の黄枠の部分)
ステレオでなくとも良い場合は「MONO」というジャックから出力します(その際はケーブルは1本でもOK)。長さは、シンセをセッティングする場所から接続するアンプまでの距離が必要です。当然ですが長くなればそれだけ価格も高くなります。
キーボードアンプ
これはストリートライブ(後述)や自宅での練習時に手軽に音出しするためには必須の重要アイテムです。50Wクラスの出力であればちょっとしたライブでも十分なパワーでしょう。PAへの出力端子、ソロでシーケンサーやiPhoneなどの携帯プレーヤーをバックにパフォーマンスする場合を考えると、AUX INといった複数の入力端子があるアンプがあると便利です。オススメを幾つか紹介いたします。
Roland KC-80
KC-80には、3系統の入力チャンネルを搭載。専用AUXインプット、マイクの接続が可能なXLR端子も装備しているので、さまざまな楽器を接続してミキシングすることができます。
ヘッドホン、CH1-3の入力はステレオ標準タイプ、AUX INはRCAピン・タイプとステレオ・ミニ・タイプが装備。様々なデバイス等を入力することができます。
Roland KC-80の特長
- 世界中で使用されている高い品質と信頼性のKCシリーズがリニューアル
- 多彩な入出力端子のミキサーを装備
- 高効率で軽量な新開発のパワー・アンプを搭載
- 新開発のカスタム仕様のウーファーとツイーター
- 特許取得のツイン・バス・レフックス・デザインで歪みのない低音域の再生を実現
- 最大出力が大幅にアップ
- ステレオ・リンク機能により、1本のケーブルで2台をステレオPAとして使用可能
(税込) ¥35,640 (税抜 ¥32,400)
JANコード:4957054511692
VOX VX50KB
VOX「VX50KB」の一番の特徴は何と言ってもその軽さ(4.1kg)。手軽に持ち運びができます。3つの入力のうちCH3はLINE / MICの切り替えが可能。
入力パネル
特長
- 50Wの大出力で画期的な軽量・小型化を実現。
- Nutube搭載による真空管サウンド。
- 高域までクリアに出力するコアキシャル・スピーカー。
- 余裕ある出力で豊かな低音再生を実現するバスレフ構造。
- 3チャンネル仕様。独立ボリュームを装備。
- 柔軟にサウンド・コントロールできる3バンドのマスターEQ。
- CH3インはLINE/MIC切り替え可能、PHASEスイッチを装備。
- AUX イン、PHONESアウト、LINE アウトなど豊富な入出力端子。
販売価格
(税込) ¥26,400 (税抜 ¥24,000)
JANコード:4959112170612
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Nutube搭載、50W 出力の真空管キーボード・アンプ VOX VX50KB
練習用ヘッドホン
家で練習する際には必需品。耳コピする人には無くてはならないアイテムですね。目的によって多少チョイスは異なりますが、家で練習、耳コピにするなら、長時間身につけていても疲れないことと、音の分離が良いオープン型をオススメします。
その他
頻繁に持ち運ぶにはキャリングケース、ライブで使う譜面台、イス、などがあると良いでしょう。
★★★★★★★★★★★★★★★★
いかがでしたでしょうか。どれも非常にバランスの良いファーストシンセには最適なモデルですね。自分の好みに合ったサウンドや操作性のチェックはぜひデジランドショップでどうぞ。お待ちしています~