The NAMM Show で展示されているデジタル関連楽器は、シンセ&キーボード、DTM&レコーディング関連だけではありません。「これ何?楽器?」といったちょっと変わったガジェット系アイテムに出会えるのもNAMM SHOWならではの醍醐味です。そんなわけで会場で見かけた各種ガジェット系楽器(ごくごく一部)をご紹介いたします。
KORG(コルグ)
VOLCA FM
Korgのガジェット「Volca(ヴォルカ)」シリーズの新しいラインナップ、FM音源シンセ「Volca FM」が参考展示。FM音源の銘器であるヤマハ DX-7 との音色互換があるということで非常に話題になっていました。昨年発売されたYAMAHAのReface DX、そして今回発表されたフラッグシップシンセ「Montage(モンタージュ)」しかり「FM音源」は今年のトレンドになるのかもしれません。
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STAGEMAN 80
これまた参考出品で、リズムボックス+PAシステム(?)のようです。スピーカーにビルトインされたパネルにマイクと2つのINPUT、チューナーが備わり、ギタリスト、ベーシスト、ボーカリストを対象としたライブステージ向け製品なのでしょうか。ライブハウスやレストラン等のミニステージ等で演奏するプレーヤーは海外に多いのですが、この製品は国内での発売も行うとのことです。
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Elektron Music Machines(エレクトロン・ミュージック・マシーンズ)
日本でも有名なスウェーデンのElektronは、お馴染みのAnalog Rytm、Analog Keysをはじめとする個性的なグルーブマシン、シンセを展示。ハードウエアをプラグインのように使用することができる「Overbridge」規格も紹介されていました。
手前にあるのは1980年台に発売された懐かしいRolandのCompuRhythm「CR-8000」ですね。
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Teenage Engineering(ティーンエイジ・エンジニアリング)
来年発売予定のOP-Zと、この春発売予定のポケットサイズ・シンセ「Pocket Operator」の新作3機種、「Po-20」「Po-24」「Po-28」を展示。狭いブースにひしめき合ってました。
「Po-20」「Po-24」「Po-28」電池で動きます。
ワイヤレス 16トラック マルチティンバーシンセOP-Z
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Social Entropy(ソーシャル・エントロピー)
8ポリフォニック・トラック・シーケンサー「ENGINE」(写真左)
2MIDI入力 / 2 MIDIアウト、USB MIDI、DYN シンク、CV / Gate 装備。6つのコントロール・ノブでMIDIコントロールチェンジやCVを出力コントロール可能。665USドルだそうです。
ZOOM(ズーム)
一見するとロボット掃除機?という奇抜なルックスで注目を浴びていたのがZOOMの「 ARQ Aero RhythmTrak 」です。シンセサイザーとドラムマシンをかつてない操作と演出で演奏を行うことができるEDMシーケンサーですが、リズム打ち込み、操作方法も非常にユニーク。
蛍光灯?のような着脱式のリング型コントローラー(AR-96c)は、ベロシティ/アフタータッチに対応した96個の自照式ドラムパッドを搭載し、キーボードのようにメロディを演奏できるキーモードと、リズム演奏が行えるパッドモードを使い分けながらステップ入力やリアルタイム演奏を快適に行うことができます。
動画で見ないとなんだかよくわからないかもしれません。
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Quicco Sound(キッコサウンド)
日本のベンチャー企業「キッコ・サウンド」は、ワイアレスMIDIインターフェース「mi.1」のバージョン3と、光物系ワイアレスLED パフォーマンスコントローラー「Cheer Light Air」を展示していました。mi.1はBluetooth LE対応のインターフェースでスループットが従来の3倍向上。Cheer Light Airはやまと興業との共同開発で生まれたiPhone制御のペンライトとのことです。
これも動画を見ないとよくわからないかもしれませんのでどうぞ
CheerLight Air at NAMM 2016 from QUICCO SOUND on Vimeo.
GoPro(ゴープロ)
ウェララブルカメラの代名詞ともなったGoProはHERO4周辺の3D、ステレオ、ショットガン等々のマイクを展示していました。
iGoMic
特設スタジオではGoProを使ったミュージシャンのセッションも行われていました。
IK Multimedia(アイケーマルチメディア)
IOSデバイス関連製品等で躍進しているイタリアのIK Multimediaですが、日本でも先ごろリリースされた新製品が展示されていました。それがこれです。
iPhone、スマートフォン対応のマイク・プリアンプ内蔵ビデオ撮影用グリップ「iKlip A/V」。最近はiPhoneだけで取材するケースも多いですが一番の悩みはなんといっても「手ブレ」ですね。しかしこうしたアイテムがあれば安心です。しかも単3電池2本駆動、ファンて無電源、マイクプリ内蔵で、XLR入力付き。3.5インチから6インチの画面サイズのスマホ対応です。
日本でもこういったスタイルの取材が増えてきそうですね。※写真のワイヤレスレシーバーは付属しません
わりと広目の小間です
【関連記事】【NAMM 2016】 スマートフォン対応のマイク・プリアンプ内蔵ビデオ撮影用グリップ IK Multimedia「iKlip A/V」
おまけ
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というわけでNAMM Showにはこの他にも様々な製品がずらりと展示されておりましたが。写真整理も一苦労。。。随時更新いたしますのでお楽しみに。