先ごろ東京・青山に誕生したレコーディング・スタジオ「Red Bull Studios Tokyo」で開催された「Red Bull Studios Tokyo x NATIVE INSTRUMENTS present STUDIO SPECIAL」会場において、Native Instruments(ネイティブインストゥルメント)社が「囲碁」と最先端の技術を集約した音楽制作ソフトウエア・グルーヴプロダクションシステムの「MASCHINE」を融合させた「IGO MASCHINE」を公開しました。
こちらは音楽制作システムMASCHINEの実機
「Red Bull Studios Tokyo」はエナジードリンクで有名な Red Bull が世界中で運営するプロ仕様のレコーディング・スタジオ。「Red Bull Studios Tokyo」は世界で11ヶ所目のRed Bull Studiosとなります。スタジオにはプロ仕様のレコーディング機材はもちろんのこと、建物内部のデザインは世界的に著名な建築家である隈研吾氏が手掛けています。
レッドブル・ジャパン株式会社ビル(オシャレです)
「IGO MASCHINE」とは?
Native Instrumentsの音楽制作システムMASCHINEと画像認識の技術を応用し、碁石の色と位置に対応してMASCHINEの音がなるという仕組み。「IGO MASCHINE」は同社のプロモーションの一環となるプロジェクトで商品化は未確認です。
これは一般的な囲碁のセットと思われます。格子は通常 19×19 となっているそうですが、ここに黒と白の碁石を置いていきます。
碁盤の上部には、製造工場等で品質管理チェックに使用されるカメラが・・
このカメラが碁石の位置を検出し、リズムパターンのマトリックスを生成して「MASCHINE」を演奏させるというしくみのようですね。
そういえば碁盤とリズムマシーンのマトリックスは共通点がありますね。
「Red Bull Studios Tokyo x NATIVE INSTRUMENTS present STUDIO SPECIAL」
音源ソフトKOMPLETE と、その専用キーボードコントローラーKOMPLETE KONTROL S シリーズのワークショップが開催され、ゲストにDE DE MOUSE氏とChip Tanaka氏が登場しました。両氏がこれまで関わってきた数々の音楽制作秘話やNative Instruments製品に対する思い入れなどが語られ、また来場者の質問にも丁寧に答えておられる姿が印象に残ったイベントでした。
当日のワークショップの一コマ
Native Instrumentsのインストゥルメント・エフェクト・バンドル「KOMPLETE 10」と、専用コントローラー「KOMPLETE KONTROL S シリーズ」も展示されており、実際に試してみることができるようになっておりました。
コントロールルーム
そういえばNative Instrumentsは昨年バルセロナで開催されたハッカソンイベント「MIDI HACK 2014」でもレゴブロックを使った音楽シーケンサー「LEGO TECHNO」を発表して話題となっていましたね。
他にも回転寿司とステップシーケンサーを融合させた「SUSHI SEQUENCER」というのもありました(^^)
とにかくNative Instrumentsの遊び心とクリエイティビティーには今後も目が離せませんね。
RED BULLいただきました!おかげで元気が出ました~どうもありがとうございました。
Red Bull Studios Tokyo
https://www.redbullmusicstudios.com/tokyo/studio/
【関連記事】
KOMPLETE 10に最適化されたMIDIキーボード「KOMPLETE KONTROL S-SERIES」発表
NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE 10 シリーズ発表!音源&エフェクトが驚異の75製品バンドル