こちらはズームブース。
ミュージックレコーダーやビデオレコーダー、インターフェースやエフェクターを取り揃えております。
レコーダー関連コーナー
オーディオ・インターフェースコーナー
ギターエフェクターコーナー
ズームといったらレコーダー、いやいやエフェクターでしょ!という人もいれば、中にはリズムマシーンだよっ…と人によってイメージは違いますが、共通しているのがコストパフォーマンスの良さでしょう。
価格に比べて機能が充実していたりと、メーカー泣かせともいえるズームさんの企業努力にはいつも驚かされるわけですが、そんな中、ズーム製品にしては少々お高い??インターフェースがリリースされましたよね。そう「TAC-2」/「TAC-2R」です。
こちらの製品は国内メーカーで初めてThunderboltに対応したオーディオインターフェース。
ハイレゾといわれる上質な音源配信が進むにあたって良い音で聴きたいといった需要が高まっている近頃、このような製品がリリースされることは当前なのかも知れませんが、えっ?あのズームが?っと、インターフェースに馴染みのないメーカーからのリリースに衝撃を受けた方も多いかと思います。
"今までのズームのイメージを払拭すべく徹底的に質にこだわった"と、このインターフェースにかける思いをメーカー担当者がお話しされておりましたが、これまでの製品よりもグッと上がったプライスゾーンではあるものの、既存のThunderboltオーディオ・インターフェースの中で手が届く範囲の価格設定なのは、さすがのズームさん。
その「TAC-2」/「TAC-2R」のラインナップにもうひとつ加わりそうな製品が今回参考展示されております。
参考出品:ZOOM 「TAC-8」
こちらはラックマウントタイプのThunderboltオーディオ/MIDIインターフェース「TAC-8」。
「TAC-2」/「TAC-2R」よりも入出力部分がさらに多くなり最大で18イン/20アウト、自宅にハードウェアを数点持っている方に便利なモデルといえます。
ドラムレコーディングなどに重宝する8つのプリアンプ搭載XLR/TRSフォーンのコンボ端子を装備しておりファンタム供給も可能。
1ch、2chはHi-Z対応しており、ギター/ベースを直接録音することができます。
独立のヘッドホンアウトも2つ用意されており、それぞれボリューム調整が可能です。
リアにはアナログ8出力&ステレオメインアウトのほかに、ADATの入出力、S/PDIF入出力などのデジタル端子、MIDI端子、WORD CLOCK端子が装備されております。
さすがに「TAC-2」/「TAC-2R」と違い、バスパワーでの動作はできないとのことで、電源が必要になります。
専用アプリケーション「MixEfx」の操作性は変わらずTAC-8仕様になっております。もちろん現行同様にLO-CUTや位相反転などの機能もそのままで、モニターのみにだけリバーブをかけたりすることも同じく可能です。
「TAC-8」の発売などの詳しい情報はまだ確定しておりませんが、情報が入り次第お伝えしたいと思います。
そして、もう一つズームブースでは参考出品されていた製品があります。
それがこちら。ZOOM「Q8」です。
参考出品:ZOOM Q8

今回参考出品されていた「Q8」は「Q4」の上位機種にあたるハンディ・ビデオ・レコーダー。
去年の12月末に発売された「Q4」は、ヒットした前モデルである「Q3HD」をさらにブラッシュアップした製品でコンパクトながらも高画質&長時間録音可能な仕様になり、音楽用のビデオレコーダーとして人気を博しておりますが、その人気となる理由が音質。
一般的なビデオ・カメラは、"大画面"、"高品位な映像が録れる"、"手ぶれ補正"など画質にはこだわっているが、音質に重点をおいたモデルはほとんどなく、マイクの仕様に関しての明記が数十万もするハイエンドモデルではコンデンサータイプとは書かれているのが少しはあるが、ほとんどモデルでは書かれてなくそれを裏付けております。
オーディオメーカーから発売されているわけではないのでそれもそうなのですが、その"音"に対してこだわりを見せたのがズームのQシリーズ。
今回の上位機種「Q8」ではさらにそこが差別化する仕様になっております。
まず1つめの大きな違いとしては外部入力端子の強化です。
ライン/マイク兼用のステレオミニジャックがマイク/フォーン対応コンボ端子に変更されております。
左にある端子は、ヘッドホンアウト、USB、HDMIです。
2つめの大きな違いとしてはレコーダー「H5」/「H6」で採用となったマイクカプセル交換システムが採用されております。
付属されるXY式マイクを取り外して、使用環境に応じて例えばMSマイク「MSH-6」を取り付けたりすることができます。
3つめの大きな違い。勘が鋭い方はもうわかった方もいらっしゃるでしょう。
「H4n」など採用されている4chモードの採用です。
録音モードを"MULTI AUDIO"に設定すると、本体マイクのステレオトラック、外部入力のステレオトラックが録音することができます。
他にもいくつかのモードが追加されており、本体のマイクと外部入力を合わせて録画する"MOV モード"、そのMOVモードに音声のみ別ファイルとして保存する"MOV + WAV モード"、「Q3 HD」から「Q4」になった時になくなってしまったミュージック・レコーダー機能なる"STEREO AUDIO モード"も復活しております。
こうして…外部マイクを接続することによって
マイク4つによる録音も可能なので、さまざまな録音シーンに対応できるといえます。
他にも、入力レベルの調整が3段階だけでなく細かく設定できるようになったりと、音質に関する改良がなされております。
もちろん、音質部分の改良だけではありません。
画質の性能も高くなっております。
解像度とフレーム数はズーム「Q4」では"HD 1080/30"が最大だったのですが、「Q8」はその上をいく2048×1536の"3M HD 24Mbps"まで選べるようになっております。
ただ、ここまでいらないって人も、HDで24Mbpsのビットレートが選択できるようになったのは嬉しいですね。
分かりづらいのですが液晶見ても全然違います。

レンズもさらにワイドな画角で撮影可能な160°の広角レンズに変わっております。
「Q4」よりも一回り大きくなっていて、ハンディとは言えるかは微妙なところですがビデオカメラよりも小さいか同じくらいなので持ち運びに不自由はしないかと思います。
今回展示されていた「Q8」はまだ開発段階のレベルだそうで、改良される可能性があるとのこと。
発売など詳しい情報が入り次第お伝えしたいと思います。
2015年2月26日に発売日が決定しました!価格など詳しくはこちら
ZOOMのハンディビデオレコーダーのフラッグシップ「Q8」発売!
