ニコニコ超会議3で行われた「超ボーカロイド感謝祭」に行ってきた

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【イベントレポート】ニコニコ超会議3で行われた「超ボーカロイド感謝祭」に行ってきた

登録会員数3000万人を超える「ニコニコ動画(通称:ニコ動、ニコニコ)」を地上に再現するというコンセプトで開催される「ニコニコ超会議」。ドワンゴ社主催のこのニコニコ最大のイベント初日(2014年4月26日)に千葉にある幕張メッセに行ってまいりました。今回は「超ボーカロイド感謝祭」エリアを中心にその模様をお伝えしたいと思います。

「超ボーカロイド感謝祭」エリア

通路を2つ挟んだ3つめのホールに入ると、「ボカロ感謝祭ウェルカムゲート」がデデンッ!とお出迎え。

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この「ボカロ感謝祭ウェルカムゲート」には、事前に募集していたボカロキャラのイラストが描かれており、それに加え来場者が自由にイラストを描くスペースが用意されております。みなさん上手すぎですね。

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写真は午前中に撮影したものですが、会場を後にする頃には隙間もないほどぎっしりと描かれておりました。2日目は書くスペースがあったのでしょうか…。

ではさっそく音楽ブースへGo!

超ボカロストリート

ヤマハ ボカロネットブース

ヤマハのブースでは先日発表された「ボカロネット」がいち早く公開されておりました。実際に触って体験できるようになっております。

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「ボカロネット」はヤマハ株式会社が7月より開始予定のボーカロイドでの楽曲制作を様々な機能で支援する会員制クラウドサービスです。

メインとなる機能が「ボカロデューサー」と「ボカロストレージ」の2つ。

それぞれどういう機能かというと、

「ボカロデューサー」は歌詞を入力するだけで曲が作れる自動作曲サービスで、DTMの知識を必要とせず、簡単にオリジナル曲ができてしまうというもの。思いついた歌詞を入力し、どんな伴奏にしたいかを選択するだけの簡単操作なので、楽器はもちろん音楽をしたことがない方でも楽しむことができます。

「ボカロストレージ」はクラウドストレージのことで、ボカロデューサーで作った曲をTwitterやFacebookでシェアして楽しむことができます。また、ボーカロイドを入力するソフト「VOCALOID3 Editor」や「VOCALOID Editor for Cubase」をお持ちであれば「ボカロデューサー」で作った楽曲データをさらにアレンジすることができます。

他にも、伴奏データのMIDIファイルやオーディオファイルをダウンロードできる機能がついていたりと便利な機能が搭載されております。

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開発中の新エディター。VOCALOID3 Editorとボカロネットが連携する機能など追加予定

この「ボカロネット」は無料会員とプレミアム会員(有料会員)があり、プレミアム会員の場合、「ボカロデューサー」の機能では、歌声ライブラリの種類や伴奏の音源、作曲できる小節数が増えており、「ボカロストレージ」の機能ではクラウドの容量アップや、「ボカロデューサー」で作曲した曲のMIDIデータやVSQXデータなどのフォーマットをダウンロードをする機能など、他にも便利なツールが多数追加されております。

無料会員でも「ボカロデューサー」「ボカロストレージ」の2つの機能の主な機能は利用することができるので、十分楽しめると思います。

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実際に「ボカロネット」のボカロデューサー機能を試してみました。

ボカロデューサー機能ではカンタンモードとノーマルモードの2つが用意されております。

今回はカンタンモードで試してみました。

まず歌詞入力の項目でそれぞれ入力します。カンタンモードでは8小節入力することができるので、4つの枠ではそれぞれ2小節ずつ分を入力していけるようです。

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次にボーカロイドの歌声ライブラリを選択します。

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最後に曲調を選択して、

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作曲開始ボタンを押すと…

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完成!

さきほど入力した歌詞にメロディーと伴奏がついています。

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ノーマルモードでは各歌声ライブラリの声のバリエーションが増え、自動作曲されるメロディーのテイストや伴奏ジャンルなど、より細かく選択することができたりと、オリジナリティが上がった作品に仕上げることができます。

ノーマルモードも意外と簡単なので、カンタンモードで慣れたらこちらで作成してみても面白いと思います。

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「VOCALOID NET(ボカロネット)」をもっと知りたい方はこちら

YAMAHAがクラウドサービス「VOCALOID NET(ボカロネット)」を発表

「VOCALOID NET(ボカロネット)」公式ティーザーサイト

http://www.vocaloid.com/vnteaser/

v flowerブース

こちらも先日発表されたばかりの新ボーカロイド「v flower」が先行展示されておりました。ちなみにブイフラワと読みます。

「v flower」はパワー系の女性歌声ライブラリですが、他のライブラリと異なりロックのジャンルが専門分野。少年のような伸びる声でもあり、大人っぽくどこか切ない歌声でもある「v flower」はスローロックでもヘビーサウンドでも合うような歌声です。

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ブースでは「v flower」の楽曲を制作したHoneyWorks(通称:ハニワ)の書き下ろしCDが販売されておりました。「flower(フラワ)」のキャラクターデザインはHoneyWorksのメンバーであるヤマコ氏が、サポートメンバーでも知られる「ろこる」氏のキャラクターデザイン案をもとに描き下ろしたもの。2日限定の販売ではそのデザインのクリアファイルもセットになっておりました。

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HoneyWorksオフィシャルWEBサイト

http://www.honeyworks.jp/

v flowerの詳細はこちら

『VOCALOID™3 Library v flower(ブイフラワ)』発表!

インターネット社ブース

インターネット社のブースではボーカロイド「megpoid(メグッポイド)」や「Lily(リリィ)」などの歌声ライブラリの他、作曲ソフトウエア「Singer Song Writer(シンガーソングライター)」など、同社扱いの製品が販売されておりました。

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「megpoid(メグッポイド)」のキャラクター「GUMI(グミ)」は今年で生誕5周年を迎えます。それを記念してスタートするGUMIの高校生活を描いた物語「HIGH SCHOOL GUMI 2014」デザインの限定クリアファイルが、また、GUMIの記念ライブ「GUMI FES!」では、GUMIオリジナルポストカードもが来場者に配布されておりました。

もちろん、筆者はどちらもゲットしましたよ。

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Megpoid 5th Anniversary Project特設サイト

http://gumix.jp/

GUMI FES!のイベントではボカロPの40mP氏やヴァイオリニストの石川綾子氏など豪華な出演者が演奏を披露しておりました。

超 VOCANICO PARTY

ボーカロイド音楽を大音量で楽しめるイベント「VocaNicoNight(ボカニコナイト/略称ボカニコ)」を再現する「超 VOCANICO PARTY」。

DJやバンドが次から次へと登場してクラブイベントのように踊ったり、ライブイベントのように音楽にノったりと、ボカロ曲をみんなで楽しめるまさにパーティーです。

初日はすけっちP氏さつき が てんこもり氏など豪華出演者で、もの凄く盛り上がってました。ボカロ好きならここだけでも楽しめますよ!

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VocaNicoNight WEBサイト

http://info.nicovideo.jp/vocanico/

イベント・ステージ 超ボカロサミット

ボカロ関連企業やユーザーが集まり、トークショー形式で行われるイベントステージ「超ボカロサミット」では最新のボカロ情報を知ることができます。

今回参加したのは学研教育出版社とインターネット社です。

超ボカロサミット 学研 歌うキーボード「ポケット・ミク」ステージ

大人の科学マガジンでヒット中の製品といえば「歌うキーボード ポケット・ミク」ことポケミク。

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この小さな本体だけで初音ミクを歌わせることができて、また、この価格からは信じられないほどの機能が詰め込まれておりますので、電子楽器が苦手でも、逆にマニアな方でも楽しめる製品となっております。

イベントでは本体に初期搭載されている歌詞以外を演奏したい場合の入力手順など、基本的な操作方法が紹介されておりました。

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またCubaseと合わせて、ハイブリッド・ラウンジユニットELEKTELの「Polymoog氏」のリアルタイム演奏も披露。スタイラスの使いこなしが凄かったです。筆者もポケミクで遊んだりしておりますが、なかなか上手くなりません…。

イベントではポケミク用の鍵盤ドレミシールも配布されておりました。

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歌うキーボード「ポケット・ミク」の詳細はこちら

大人の科学マガジン特別編『歌うキーボード ポケット・ミク』を発売

学研「歌うキーボード ポケット・ミク」こと”ポケミク”を試してみた

出演者(敬称略)

MC : Julie Watai(ジュリ ワタイ)

開発者 : 宇田道信

開発者 : Polymoog

大人の科学マガジン 編集長 : 西村 俊之

超ボカロサミット インターネット 「村上 昇×黒田 亜津 トークセッション」ステージ

「Vocaloid kokone」の公式デモソングを制作した黒田亜津(くろだ あしん)氏がゲスト招かれ、ボーカロイドの新製品「kokone」の開発秘話や「MegpoidTalk」を使った新たな可能性が聞けるとのことで早速行ってみることに。

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「kokone」は正統派系の女性ボーカロイド歌声ライブラリです。

特徴はその音域の広さで、VOCALOIDライブラリの中でも最も広いクラス。高音域では歌い文句通り、透明感のある声質で正統派ながらもロックのジャンルでも声負けしない歌声です。

「Megpoid Talk」は、声優「中島愛(めぐみ)」の声をベースに制作した文章読み上げソフト、いわばボーカロイド「megpoid(メグッポイド)」のしゃべり専用バージョン。

テキストを入力するだけでしゃべらせることができて、また、ため息やくしゃみなどの擬声語も表現することができます。

「kokone」デモソング 『想歌百景』 (黒田亜津 氏)

「kokone」の詳細はこちら

VOCALOID3 「kokone(心響)」発表!素直な声質と3オクターブの広い音域

「Megpoid Talk」の詳細はこちら

インターネット 「Megpoid Talk」発表!GUMIの声で文章を読み上げる!

イベントでは黒田亜津氏がボカロ調教をするにあたってのパラメーター調整具合や「kokone」のデモ曲「想歌百景」の制作エディターが披露されたほか、村上社長による「kokone」の特徴やデーターベース作る時の話しなどがあり、深い話が繰り広げられておりました。

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そして残り時間もあとわずかという時に開発中の製品をカミングアウト…。

どうやら今現在開発しているボーカロイドは2製品あり、今年秋頃のリリースを目指しているとのこと。そして、もう一つボーカロイド”ライブラリ”以外にも開発中の製品があるようです。

こちらの情報はまだ発表前の開発レベルとのことで、まだ正式な発表ではないとのことです。

ただ、今後どういった製品になるか非常に楽しみですね。詳しい情報が入りましたら新製品ニュースで取り上げたいと思います。

ニコニコ超会議3の様子

※ブース/ステージの撮影が禁止の場合もあり一部のみの掲載となります。会場内の風景はこちらの超会議メインサイト”ニコニコ超ウォーク“にてご覧いただけます。

ここからは簡単ではありますが、ニコニコ超会議3会場内の様子をお伝えいたします。

行ってみたかったけど、どういう様子か分からなくて不安…という方はぜひ今後の参考に見ていただけたらと思います。

前述の「超ボーカロイド感謝祭」は、ホール7の一画のみで、会場全体はもの凄く広いのです。

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まず入り口ですが、一般入場口と優先入場口で分かれており、それぞれの入場券で入ることができます。ただし、優先入場といってもそれなりに待たされました。一般入場ではさらに・・・・辛抱強さが大事ですね。

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入場ゲートを入るとこれまた大混雑、目的の場所までなかなかたどり着けません。

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超会議3ではホール1が入場ゲートでした。

ホール1~3が一つの会場となっており、JOYSOUNDブースやLIVE DAMブースなどのカラオケ、超ローソンブースやファミリーマートニコニコ超会議3店ブースなどのコンビニ、政党ブースなどがあります。安倍首相が登場したときはホントに人が凄かったです…。タスカムブースもここに出展されておりました。

ちなみにGUMI FES!もここで開催されました。

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(C)INTERNET Co., Ltd.

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2つ目の会場となるホール4~6では超演奏してみたブースや、超踊ってみたブース、超歌ってみたブースのほか、自衛隊ブースや大相撲超会議場所などがあります。

筆者のテンションが上がったのはなんといっても自衛隊ブース。戦闘ヘリで最強クラスのアパッチ(AH-64D 愛称:アパッチ・ロングボウ)が展示されておりました。といっても筆者はヘリには詳しくありませんが…それでも圧巻。やっぱり本物は迫力があります。

超踊ってみたブースでは踊りのレッスン、歌ってみたブースでは当日参加できる歌い手さんが自慢の歌を披露されておりました。

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3つ目の会場となるホール7~8ではVOCALOID専門の同人誌即売会「THE VOC@LOiD M@STER(ザ・ボーカロイドマスター/通称:ボマス)」や、向谷実Produce超鉄道縁日、超ボーカロイド感謝祭、そして超音楽祭2014などがあります。

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その他、幕張メッセイベントホールではニコニコ超パーティーⅢが開催されております。(ニコニコ超会議3入場料とは別料金)

この他にもたくさんのブースがあり、しっかり回ろうとしたら一日では足りませんね。驚いたことに一人で来場されている方が意外と多いです。なかなかイベントに一人で参加するのも勇気が必要だったりしますが、超会議では一人で参加するのも全然アリではないでしょうか。

「ニコニコ超会議3」の本サイトではもっと詳しく会場の様子を見ることができますので、チェックしてみて下さい。

ニコニコ超会議3

http://www.chokaigi.jp/

というわけで、簡単に会場の様子をお話ししましたが、ポイントをまとめるとこんな感じです。

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  • 人がとても多い!(迷子には気をつけて)
  • 一人で行っても大丈夫!(男女問わず。女性のほうが多い?)
  • 会場内は熱気?で満ちているので暑い(倒れないよう注意)
  • 各ブースへの移動が大変なので、見たいものから早めに移動がベスト(人とぶつからないよう注意)
  • 写真にはありませんが、有名アーティストや芸能人など多数参加しており、あちらこちらに出没していました

ほとんど注意事項になってしまいましたが、楽しめるイベントであることは間違いありません。今回いけなかった方はぜひ来年開催の超会議2015に出かけてみてはいかがでしょうか。

最後に超会議2日間両日の最後に行われるメインイベント「超合わせてみた」が凄かったのでその感想を一言。

超会議のフィナーレを飾るメインイベント「超合わせてみた」

超会議3の終わりに行われる「歌ってみた」「踊ってみた」「演奏してみた」「台湾」の4ブースと+αで同じ楽曲を一度にあわせる最大級の合わせてみたでは、会場内のボルテージが一気に上昇。まさに全員参加というコンセプト通りの企画。

もし、次回の超会議に行くのであればぜひ最後まで残って体感して欲しいおすすめなイベントです。

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※VOCALOID、ボカロネット、VOCALOID NET、VOCALOID Editor for Cubase、VOCALODUCERは、ヤマハ株式会社の商標または登録商標です。

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