あるあるネタ① スワブ詰まりのお話~予防法から対処法~
こんにちは。
最近修理でもかなり多い「スワブ詰まり」のお話をします。
あるあるネタですが。。。。
スワブを通して「あら?何かひっかかった?でも気のせい?」と思ってもそのまま
勢いで引っ張ってしまう。
そして「やばい。。抜けない」と焦り、、、
さらに引っ張る、、、
そして最終手段!と思って、かろうじて出てる部分のスワブを
ハサミで切っちゃう、、、
こうしてどんどん深みにはまっていくーーーーー
手に負えなくなってからやっと修理屋さんに駆け込む(汗;)
うん。あるある。。
まず、なぜスワブが詰まってしまうのでしょう??
①楽器の構造を知ろう!!!
サックスであれば、本体ならば上の方にオクターブキィというものがあります。その
オクターブキィは実はチューブの筒状になっているんです!→
これはサックスを
上から見たときに見えると思います。
そうなんです。
このチューブが内側に出ているから詰まりやすくなり、スワブが引っかかるんです^^;
サックスであればネックも同様。。→
この写真を見れば確かに飛び出てる!!!と思うはずです。
忘れちゃならないクラリネットもですね。
クラリネットは上管にオクターブキィがありますが、これも細いチューブになっており内側に飛び出して
います。思っている以上に飛び出してます(汗;)→
普段はまじまじと楽器の内側なんて見ないから知らなかったという方も多いんです。
②スワブは入れる前が肝心!
一度広げて重なりがないか?グチャグチャになっていないか?を確認する!
急がず落ち着く(笑)
スワブ詰まりは、慌ててスワブを通してしまった時に起こるん
です。まずは慌てないことです。
サックスの本体であればオススメは、スワブの両端の紐を持って入れたり抜いたりしながら
行ったり来たりしましょう。そうすることによってほとんどの場合詰まるような大惨事には
なりません。
もしも。。もしも。。
引っかかりや詰まりが確認できたら。。。
③すぐに修理屋さんに持っていく!!
自分で無理に引っ張りすぎてキィを曲げてしまったり、溶接が必要な修理になってしまったりすると
とても大変な修理になってしまいます。
そうなる前に修理屋さんに来てください!!
当店は3人のリペアマンがいるので、即時に対応可能です!!
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