リペアガールの ”管がえる人” Vol.1

過去に島村楽器の店舗ホームページ、ブログなどに掲載されたリペアやメンテナンスに関する記事をご紹介します。記事中の情報はすべて掲載当時のものとなりますのでご了承ください。

初めまして、こんにちは!

ブログを通じて管楽器の修理について皆様と一緒に”管”がえて(考えて)頂きたいと思います(^^)/

第一回目は・・・・磨き!

知人友人にフルートをもらった。けど見た目が真っ黒で使う気になれない。。

マウスピースを放っておいたら真っ黒に・・・これって大丈夫??

買った当初はピカピカだったのに今は見る影もなし・・・

こんなことってありますよね(´・ω・`)

そのくすみ・黒ずみ、諦めないでください!

例えばこちら!
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真っ黒とまではいかないもののくすんでますねぇ。。

今回は分かりやすくする為に1本だけ磨いてみましょう!

専用の磨き材を更に薄め、めっきを必要以上に研磨しないように配慮しながら

傷のつかないやわらか~い布で磨いていきます!

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リム~カップまで磨き終わりました!

あと少しです('ω')ノ
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磨き完了っ!

右と左、違いが分かりますか?

磨いたマウスピースはよく見ると写真を撮っている私が映るくらいピッカピカです!

磨いていないマウスピースは・・・誰も映っていませんね。

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このような変色磨きもお任せください!

マウスピース磨き 473円~

フルート磨き 10,800円~(※全タンポ交換が必須ですので合わせると48,600円~になります。)
クラリネット磨き 8,780円~(※全タンポ交換が必須ですので合わせると41,200円~になります。)

トランペット磨き 6,750円~

★変色の度合いによって料金が大きく変わります。具体的な金額は楽器をお持ち込み頂いた際にお話します。

★銀メッキ・銀の楽器に限ります。ニッケルめっきやその他めっき、ラッカーの楽器は受け付けておりません。

★上記楽器以外でもシルバーの楽器であれば受付ております。お気軽にご相談ください。

そもそも銀メッキって何故変色するの?

予防法は??

と思ってらっしゃる方も多いかと思います。

銀メッキは空気に触れているだけで酸化し変色していきます。

空気に触れるよりも変色進行が早いのが硫黄です。

シルバーのピアスをつけたまま温泉に入って変色しちゃった!というのと同じですね。

家のお風呂が実は硫黄たっぷりの温泉なんです!なんて方は要注意です。

身近なものですとゴム製品からも若干の硫黄のような成分が出ていますので輪ゴムなんかを楽器に巻き付けたまま放置なんてことは厳禁な訳です。

変色を完全に防ぐには真空パックにでも入れておかないとダメ、ということですね。。

しかし、ケースにしまう度に真空パックに楽器を入れる!なんてことをしている方はいらっしゃらないと思います。

そこでなんと!真空パックでなくても変色を抑えてくれる商品も出ております!
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Cガードという商品で、この布をケースに一緒に入れておくだけで変色を抑えてくれる優れものです!

フルート用 1,026円
クラリネット用 1,296円

トランペット用 3,672円

(いずれも税込)

是非一度試してみてはいかがでしょう?

今回実際に磨いてみたマウスピースも広島パルコ店リペアブースに展示してありますので

是非この違いを実際に見てみてくださいね!

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