ルシアー駒木のギターよもやま話 その16「珍しい箇所のネック折れ その2」
皆さんは何鍋が好きですか?
あらゆる鍋を食べつくし、
最近シンプルな湯豆腐や水炊きに帰って来た
さて、前回塗装を剥がすだけで終わってしまったこの修理。
いよいよ接着に入っていきますよ V(>。<)V
折れ方が普通ではないので、接着も一筋縄ではいかなそうです。。。
ではご覧いただきましょう。
とりあえず、現状のまま接着しようとしたらどうなるのか、
クランプを使って仮固定してみましょう。
どうかな?・・・これで着いたら助かるのですが・・・
全然ダメです。。。
力強く締めてみても、隙間動かず。。。
木のささくれ等が内部で邪魔をしているのでしょう。
例の指板面側の割れも影響していそうです。
木のささくれや古い接着剤を出来るだけ取り除いて、かつもっとしっかりと固定する工夫が必要です。
そこで
バインディングを剥がしてしまいましょう。
これで接着面の状態がしっかり確認できます。
医療用のメスを使って、狙い撃ちで不要部のみを削り取っていきます。
そして接着の為にこんなものを用意しました。
当て木ですね!
仮止めの結果も良好です V(^^)V
それでは接着。
クランプを締めると接着剤がはみ出てきます。
隙間が無い証拠。いい感じです。
ふき取って見ると・・・
これで無事接着完了です。
最初の一山を越えたという感じでしょうか。
これだけしっかり隙間無く着けば基本的には大丈夫。
・・・とはいえ、このままでは再発の可能性は否定出来ません。
絶対に再発させない為にはこの後が大事。
さてルシ駒がどんな補強をするのか!
次回のお楽しみですよ!!
話を引っ張るのが大好きな
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