リペアマン佐藤の日々リペア Vol.7~自分で楽器を調整してみよう!工具紹介編 その2~

どうもこんにちは(。・ω・)ノ゛ コンチャ♪
リペアマン佐藤です!!

調子に乗って朝出勤前にジム行って首痛めました、、、首が回らず振り返るときは体ごとです笑

でもやっと2キロ減です!

夏に向けてゴリゴリ目指しますよっ(o^∇^o)ノ


自分で楽器を調整してみよう!その2

前回はヘッド周りをやっていきましたが今回はそれ以外全部を一気に進めていきますよ!


楽器の保護

f:id:shima_c_umeda:20160412153500j:plain

ストラトの場合はブリッジ下にクロス等を挟んであげましょう♪
弦を外すとボディ裏のスプリングの張力がすべてボディにかかってしまい塗装が割れたりする原因になるのでこの作業は必ず行いましょう!!!

(写真では弦が張られていませんが、必ず弦をはずす前に入れましょう!)

さて、保護が出来たら弦を外していきます!

そんな時に便利なのがこいつ!
ストリングスワインダー
f:id:shima_c_umeda:20160412153539j:plain

もちろん弦を張る時にも重宝します!!
f:id:shima_c_umeda:20160412153603j:plain

弦を外したら、、、最初のターゲットはこいつら!
f:id:shima_c_umeda:20160412153919j:plain

緩んでガタガタになってしまっている人、、たまに見かけます(ノω・、) ウゥ

そのまま使っていると断線の原因になることも!

ここでしっかり増し締めしていきましょう!

このタイプのノブは押し込んであるだけなので

こうやってノブの下にクロスを入れてと、、、
f:id:shima_c_umeda:20160412154005j:plain

引っ張れば簡単に抜けます♪
f:id:shima_c_umeda:20160412154023j:plain

横からビスで留めてあるタイプなどもあるので、抜けない場合は確認してみよう!

f:id:shima_c_umeda:20160412154037j:plain

ノブが取れたら、、、よーし締めるぜ!!!
f:id:shima_c_umeda:20160412154425j:plain

って、これはNGです!

そのまま外から回すと中のポットも一緒に回ってしまって断線してしまいます!

多少面倒でもここはピックガードを外していきます、、、

前回も紹介したようにちゃんとビスの大きさに合ったドライバーで、、、
f:id:shima_c_umeda:20160412154547j:plain

はずれました!
f:id:shima_c_umeda:20160412154701j:plain

ピックガードの中はこんな風になってます!

リペアをしていると「初めて見た!!すごい!!」という人がたまにいますが、簡単に開けることができるので

どんな構造になっているのか知るとよりギターが楽しくなるので開けてみてください♪

ここで注意!!

配線は長くなれば音が劣化するので必要最低限の長さにしてあるものがほとんどです!

あまり引っ張ると切れてしまったりする原因になるので無理をせず慎重にいきましょう!

肝心のポット増し締めですが、こんな風にポットが回らないように手で固定しながら閉めていきます!
f:id:shima_c_umeda:20160412154732j:plain

(不自然ですが一人で写真を撮っているのでご了承ください、、、w)

そしたら元に戻しましょう♪

このとき、ビスの締め具合や締める順番でも音質に影響があるので、色々試してみるのも面白いかも?♪

ただし、締めすぎには要注意!

ピックガードが割れる原因になるので!

そしたらもう一点増し締めするところがネックセットビス!
f:id:shima_c_umeda:20160412154756j:plain

(本来は立てた状態で作業しますが写真を撮る都合上寝かせています)

ここは楽器の要ですね!

ここも締める強さ順番で音が変化しますが、緩めすぎも締めすぎも良くないので、適度にww

次は普段は出来ない指板のクリーニングと保湿ですね!

まずはレモンオイルで汚れ落とし!!
f:id:shima_c_umeda:20160412154850j:plain

レモンオイルは定着しないので表面の汚れ落としに使います!!
f:id:shima_c_umeda:20160412154909j:plain

それからこの青いヒストリーオイルでコーティングです!
f:id:shima_c_umeda:20160412154858j:plain

保湿というよりは表面にコーティングを作り水分の出入りを調整する、、、という具合でしょうか♪

2、3滴を延ばしてあげると良いです♪

何事もやりすぎはよくないのでドバっっとかけたりしないよーに!!

ここまできたらようやく弦を張っていきます♪
弦を入れたら張る前に弦のねじれを取っていきます!
f:id:shima_c_umeda:20160412155152j:plain
オクターブが合わない、チューナーの針が安定しない、、、という悩みがある方はもしかしたらこれで改善するかも?

巻き数がちょうど良くなるように弦を切って、、、ここでこのアイテム!


弦切りニッパー

f:id:shima_c_umeda:20160412155214j:plain

今までいろんなニッパーを使ってきました、、、、

100均のやらホームセンターのやら、、大体すぐ刃がやられて切れなくなりますよね、、、

でもこれは今までのものとは全然違います!

何年か同じニッパーを使っていますが、全く切れ味が落ちず、ベースの4、5弦ですら簡単に切れます!!

私はリペアが仕事なので毎日使っていますが、趣味で楽器をされている方でも弦交換は一ヶ月に一回ぐらいではないでしょうか?

そのペースであれば大げさではなく一生使えるんじゃないか、、というぐらい凄いです!

何本も買い直すぐらいならこれを一本持ってください!!!

ということで弦を張っていきます♪

先ほども登場したストリングスワインダーですね!
f:id:shima_c_umeda:20160412155241j:plain

さぁーきれいに巻けました!
f:id:shima_c_umeda:20160412155258j:plain

いくら他の調整が上手くいっていても弦が正しく巻けていないと意味がありません!
弦の巻き方、、意識してやってみてください!

弦が張れたらまずはネックの反りの調整!

基本的には付属の純正六角レンチを使用して頂くのが良いと思いますが、、、

なくしてしまったという方もチラホラ、、、

そこで登場するのがコチラ!
f:id:shima_c_umeda:20160412155327j:plain

店頭では各サイズご用意していますので、無くしてしまったという方にもきっと合うものがあるはず!
f:id:shima_c_umeda:20160412160033j:plain

こんな感じで差し込んで回していきます♪

ただ、どちらに回すかはネックの状態を理解していないと分かりませんよね、、、

ネックの反りの見方は後ほど、、、

ネック調整ができたら次は弦高調整!
f:id:shima_c_umeda:20160412155842j:plain

スケールで高さを測って好みの高さに調整、、、

でも、基準が分からない人がほとんどかと思います、、、、それも後ほど、、、

L字の六角レンチでももちろん出来ますが、こいつのほうが便利↓↓
f:id:shima_c_umeda:20160412160748j:plain
f:id:shima_c_umeda:20160412160752j:plain

先が六角になっているので作業がスムーズに進みます♪

そしてオクターブ調整!!
f:id:shima_c_umeda:20160412155904j:plain
オクターブ調整ってなに?w

みたいな方もいるかも知れません、、、それについても後ほど、、、

この3つが弾き心地や音程に直接関係してくるので最も重要であり、最も難しいところです、、、

さらにはピックアップの高さ調整等、、、細かいことがたくさん!!w

ブログでやり方を紹介することも出来ますが、文章ではなかなか詳細に伝える事が出来ません、、、

そこで登場するのがコチラ!!!


ルシアー駒木DVDシリーズ!!

f:id:shima_c_umeda:20160412163316j:plain

ブログで調整を紹介することが出来るだろうと思っていましたが、書いているとそれは難しいことに気付きました笑

そこでこの我が師匠であるルシアー駒木のDVDを紹介しましたヾ(@~▽~@)ノ

前回と今回のブログの真髄は全てこのDVDのエレキギター編に詰まっています!!

もちろん、アコギの方はアコギ編、ベースの方はベース編を見て、実践して頂ければあなたの楽器のパフォーマンス向上は間違いありません!!

それではまたお会いしましょう!!

記事中に表示価格・販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その価格・在庫状況は記事更新時点のものとなります。
店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。

この記事を書いたスタッフ

新宿PePe店佐藤

関東地方の皆様!楽器のことなら修理でも改造でもご相談下さい! 特にアコギの調整には自信があります!!是非一度新宿PePe店へ!!

新宿PePe店の店舗情報

このスタッフの記事をみる

おすすめ情報