リペアマン佐藤の日々リペア Vol.6~自分で楽器を調整してみよう!工具紹介編 その1~

どうも、、、リペアマン佐藤です。

今年に入ってから5キロ太りました、、、リペアマン佐藤です。


自分で楽器を調整してみよう!!!

自分の楽器をいじるのはちょっと勇気がいるかも知れません、、、

でも!自分の楽器を自分で調整するのもそれはそれで楽しいもんです!

ライ○ップに通って痩せることも出来るかも知れません!

でも、自分でなんとかする努力も大事!

楽器の調整はダイエットと同じなんですねぇ、、、笑

(そんな私今月からゴール〇ジムに通っております、、、笑)


今回はヘッド周りの調整!!

ヘッド周りと言っても主にペグの調整ですね、、、

ペグといえば、、、こんな感じの
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クルーソンタイプや

こんな感じの
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ロトマチックタイプ(シャーラーやグローバー)

大まかに分けるとこの二種類があります♪

この二つの違いはヘッドトップ面のブッシュにあります!

クルーソンタイプは木に直接押し込んで留めるタイプのブッシュ
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ロトマチックタイプのペグは裏の本体とヘッドトップのブッシュが繋がる構造になっています♪
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この六角形のナットを締めていくと裏の本体とがっちり固定されるって訳です!

ギターは長く使っているとこのナットや裏のビスが緩んできますので、定期的に増し締めしてあげることで様々な不具合を予防することができるんですねぇ♪

ということでまずはこの六角形のナットを締めていきましょう!!


ペグ用スパナ~♪

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こんな感じで弦を外さなくても増し締めできるなんて(o^∇^o)ノ

ただ、これは完全にペグのナット用です!

ギターのパーツの中には同じように六角のナットを使っているポットやジャックもあります!

それらには使用出来ないので、、、全部に使えるようなのが欲しい!そんな方には右側の変な形のやつがおすすめ!
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こんな感じで六角形になっています♪
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三つのサイズでギターの基本的なパーツのサイズに合っているので、これひとつあればペグ・ポット・ジャックの増し締めができますよ♪
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ただ、ペグを締める時はこんな感じで弦をはずす必要がありますけどね、、、

というわけでペグのナットを締めていくわけですが、、、

締めすぎると塗装が割れたり、ペグ破損の恐れがあるので、締め過ぎない様に!

クルーソンタイプの場合はブッシュが緩んで浮いてきてしまっている場合などがあるのでそこをチェックしもし浮いていたらそのままにしておくのは良くないので島村楽器に持って行きましょう♪

押し込めば入るケースがほとんどですが、木自体が痩せてしまっており、またすぐ浮いてくる可能性があるので、その場合はリペアマン佐藤にお任せ下さい♪

ここはあまり触らないことが多いのですが、、、

ロトマチックタイプのペグでツマミの回りが重い、もしくは軽いと感じた場合はペグ横のビスを締めたり緩めたりすることで調整可能です!

そこで出てくるのが先ほどのペグナットレンチ!じつはここを回すと、、、
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という具合に笑

隠し武器みたいで男子はこういうの好きなんですよねww

もちろん普通のドライバーでも大丈夫です♪

さて、続いてはヘッド裏ですね!

ペグの種類に関わらず基本的にはペグ本体を留めているビスがあると思いますのでそれを締めていきます。

先日ウチの久保がこんな記事を書いていた通り、この締め具合で音が変わります!!

もちろんさっきのヘッドトップのナットの締め具合でも変化がありますよ~♪
www.shimamura.co.jp

この時に注意する点としては 


ドライバーのサイズ

今回はプラスドライバーを使用しますが、ドライバーの先端の大きさには規格があって

この2本の場合は「1」と「2」ですね♪
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型番が「+1×150」と「+2×100」となっていますが

先の1と2というのが先端の大きさの規格番号になっています♪

後ろの数字は柄の長さですね!
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こんな感じで微妙にサイズが違います(*゜▽゜)ノ

ペグビスに関しては小さいものが多いのでほぼ「1」のサイズのドライバーで問題ありません♪

もう一点は、締めすぎないこと!

締めすぎてビスが中で折れてしまうなんてことがたまにあります(ノд・。)

そうなったら取り出すの結構大変なので、、、笑
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こんな感じで普通に締めていきましょう(o^∇^o)ノ

写真ではなにも伝わらないですが、力加減や締める順番によっても音の変化がありますよ♪


ヘッド回り編は以上です(*'-'*)

あくまでも緩んだものを元の状態まで締めて戻すということが今回の内容です♪

締めたり緩めたりすることで音質の変化をもたせることも出来ますが、それにはヘッド回りだけではなくボディのバランス等もあるので

作業をした結果気に入らない音になってしまう可能性もありますので、あくまでも普通の力で均一に締めて元の状態に戻すという意識で行ってください♪

自分で色々試行錯誤して状態を変えていくのも楽器を演奏する楽しみだと思いますので、そのあたりは自己責任で笑

手っ取り早く良い音にしたいという方は是非リペアマン佐藤まで(゜∇^*) テヘ♪

好みの音に近づけますよー!!

ちなみに、今回紹介した工具達は島村楽器で購入頂けますのでぜひ当店まで♪

次回は楽器調整編その2です!、、、乞うご期待!

ダイエット結果も乞うご期待!!!

では(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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この記事を書いたスタッフ

新宿PePe店佐藤

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