リペアマン佐藤の日々リペア Vol.2~アコギの音を良くしたい?それならナットとサドルの交換でしょ!!ナット編~

梅田・大阪のみなさまこんにちは(*^・ェ・)ノ ♪

リペアマン佐藤です。

私は関東出身なので修学旅行は京都・奈良でした...

関東の人なら共感してくれるはず笑

というわけで、時期的にも丁度良さそうだったので京都に行ってまいりました!!
ドンッ!!
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素晴らしい紅葉でした♪

修学旅行以来でしたが意外と覚えてるもので...懐かしかった。

さて、KIYOMIZU STAGEで充電し気合い十分!!

今回のお題は、、、


アコースティックギターの音を良くしよう!!

良くする、、というと語弊があるかもしれません、、、

より自分に合った音にしよう!!といったところでしょうか!

アコースティックギターの、、、とありますが、エレキギター、ベースの方も、関係ない!というわけではないので、是非最後まで読んでくださいね!!

今回はアコースティックにスポットを当てて書いていきたいと思います!

まずは作業を見てもらいましょう♪


これがナット交換だああぁッ!!( ー`дー´)

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さて、今回登場して頂いたのはこちらのギター↑

インレイがおしゃれです♪

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ギターは持っているけど、各部名称を知らないという方もいらっしゃるので一応、、、弦が乗る溝の付いた白いパーツが「ナット」ですね!

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取りはずして裏を見てみると、、、あれ?
弦の高さを上げる為にスペーサーが挟んでありました笑

これではナットからネックに伝わる振動の妨げになりますし、ナットも不安定になってしまいます(´・ω・)

これはオーナーさんが独自に行ったもので、通常販売しているギターにはありませんのでご安心を♪
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ナットは接着剤で付けてあるものがほとんどなので、元の接着剤を彫刻刀で綺麗に取り除いてやります♪

オイル漬けボーン(・∀・)キリッ
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今回はこの牛骨材を使用します♪

最初はこんな感じで四角いものをナット溝に合わせて削っていきます♪
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紙やすりで地道に削っていきます、、、そうすると、、、
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溝にはまりました♪

でも横から見ると、、、
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まだ下に隙間があります(´A`。)

これをさらに削って底面を合わせていきます、、、そうすると、、
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ピッタリヽ(*´∀`)ノ♪
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ピッタリはまったら接着してカラフルなナットやすり達で各弦の太さに合わせて溝を切っていきます♪
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溝の幅と深さ、さらには角度まで気をつけながら削っていきます、、、
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溝が切り終わったら角を丸く削り、、磨くと、、、

完成(・∀・)ニヤニヤ
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綺麗ですねぇ♪

是非最初に戻ってBEFORE AFTERしてみてください笑

さて、それでは本題に入りましょう!

みなさん、、、、

ナットの交換をしようと考えたことがありますか?

私の経験上、、、ナット交換をお願いします!という依頼のほとんどが

「開放でビビるなぁ~」

「弦高が高くて弾き辛いから交換したらいいのかも、、、」

というような方です。

勿論どちらも交換や削って調整することで改善します♪

ですが、、、ナット交換で音質を変えたい!という方はあまりいません。。

変わると思っていない方がほとんどかもしれませんが、、

変わります!!!!

楽器屋さんに行くと色んな材料のナット材が置いてありませんか?

それは使う材料によって音が変わるからです!

ナットには様々な材料や、加工方法があります。

材料ではプラスチック・牛骨・水牛角・象牙・タスク・ブラスなど、硬さや重さも多種多様です!

加工方法ではナットの取り付け・弦溝・角度をきつくor緩くするなど削り方でもサウンドコントロールをすることが可能です!

弦はナットとサドルに乗っています。

サウンドを決める非常に大切なパーツです!!

作業工程の写真はサラっと流していますが、こだわりの技術が実は満載なんです!!

ご相談だけでも勿論OKなので、まずお店に遊びにきてください♪

その楽器に合わせた材料・加工方法で私がサウンドプロデュース致します!!

ナットだけでは音作りは完結しません、、、

次回は~アコギの音を良くしたい?それならナットとサドルの交換でしょ!!サドル編~乞うご期待!!!

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この記事を書いたスタッフ

新宿PePe店佐藤

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