名古屋パルコ店 リペアマン 瀧口のブログ!vol 4
みなさんこんにちは!
桜の開花もそろそろかなとワクワクしている瀧口です!
花より団子の自分にとっては嬉しい季節です。
花粉は御免ですが・・・・・
では早速リペアマンブログスタート!
今回のリペア品はこちら↓
おおっ!ギブソンですね~
では開けてみましょう!
ボディートップが美しいレスポールです!
カッコいいですね!
なんともなさそうですが・・・・
ハッ!これは!!
ネックが折れていました、重症です・・・
オーナー様もショックを受けられています。
しかし、幸い綺麗に折れていますので、接着してやればきちんと強度も保てる状態でした。
不幸中の幸いです!
きちんとプレイ出来る様にしないといけません!
リペアマン瀧口頑張ります!!
それでは早速直していきましょう!
まずクランプを確実にかける為にペグ・ブッシュを外します。
ペグにはナンバリングをして組み上げる際に元の位置に戻せるようにします。
折れた部分の修正を行うのですが、この隙間では作業が出来ません・・・
作業が出来る隙間を確保しましょう!
ヘッドにクランプを掛けて慎重に隙間を広げます。
やりすぎれば破損に繋がる緊張の作業です。
充分な隙間が出来ました!
これで作業が出来ます。
改めて折れた部分の確認をしていきましょう。
幸い木の繊維も整った状態ですが一部めくれたりずれている分部があるので修正をしていきましょう!
赤丸で囲った部分のような僅かな繊維のズレを修正します。
このようなズレが修正出来ていないまま接着すると充分な強度が保てません。
しっかり修正していきます!
裁縫用の針を使って修正します、先が細くて便利です。
繊維を整える前は押しても密着しませんでしたが・・・
修正後はピッタリ密着します!
修正完了!
綺麗に整える事が出来ました!
これで接着作業に進めます!
接着をする前に、あて木をあててクランプの位置を確認していきます。
いい感じに折れた箇所が密着していますね、バッチリです!
では折れた箇所に接着剤を流して接着しましょう!
これは師匠ルシアー駒木直伝の隙間の奥まで接着剤を入れる方法です。
ストローに充填した接着剤を勢い良く吹き込みます!
折れた部分の奥まで接着剤が充分にいきわたりました!
手で押して余分な接着剤を出してふき取りクランプを掛けていきます!
接着面がずれないように慎重にクランプを掛けます。
クランプ完了!
亀裂を確認すると密着して更に余分な接着剤が染み出てます。
バッチリ接着出来ました!
接着が終わったら数日乾燥させて待ちましょう!
そして次の作業へとつづく・・・
今回のブログはここまで!
最後までお付き合い頂きありがとうございます!!
次回のリペアマンブログでお会いしましょう!
リペア・モデファイのご相談もお待ちしております!
名古屋パルコ店 リペアマン 瀧口
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