リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.20
皆さん、こんにちは!!
リペアマン山本です!!
札幌リペア道中記も今回で20回目!!おかげさまでブログ見て楽器持ってきました!というお声もたくさん頂いています。
記念すべき第1回目の札幌リペア道中記。なんとなく若く見えるのは気のせいでしょうか?(笑)
店頭リペア受付開始時はリペアブースが無い状態でのスタートでしたが今ではしっかりとブースを構え日々営業しています!
今回はある日私の所に相談に訪れたお客様。
ギターを抱えて弾きながら話し始めたのは札幌の音楽専門学校に通うチハラ様!
SagoのSTタイプ。深みのある良い色してますね!!
悩みを聞いてみると、このところ音に元気が無い事、縦移動のフレーズが弾きにくいとの事。
山本もその症状をチェックする為に弾いてみます。
まんべんなく弾いております。
うーん。。。確かに音が全体的に詰まり気味で縦移動のフレーズも引っかかる感じがありますね~。
もうこの時点で何が“原因”でチハラ様が悩んでいたかの答えは見えています。
私が取り出したのはこちら!!!メモリが0から始まるスケール(定規)です。セットアップには必需品です。
弦高というのは高い、低いなど感覚的なものも大事ですがそれを“目で視る”ために数値で確認をします。
数値を確認しここ!!という箇所を素早く調整していきます。
調整にはストレートタイプのレンチを使用します。何故ストレートタイプのレンチを使うのかは店頭にて山本に聞いてください!秘密をお教えします。
さあ!これでもう一度弾いてみてください!!
再度弾いてみるチハラ様。
入念に音と弾き心地をチェックするチハラ様。
そして今日一番のこの笑顔!!大変満足して頂きました!!!
チハラ様の悩みは音に元気が無い事、縦移動のフレーズが弾きにくいとの事でしたね。
これは全体的に弦高がやや低めのセッティングになっていた事と各弦の弦高のバランスが狂っていた事が原因でした。
今回はそれを解消すべく弦高を受け取り時より全体的に上げ各弦のバランスを整えるという作業をしました。もちろん弦高をただやみくもに上げるのではなく
チハラ様のプレイスタイルも考えてなるべく低めで音詰まりのないポイントを探しだしピタリと調整しています。
チハラ様も「バランスが良いせいか弦高が高くなった感じがしない!もしろ弾きやすい!」とおっしゃっていました。
いかがでしょう?
楽器の調整は一度やったから終わりというものではありません。使用していくうちにネックが変化したり、弦交換時にブリッジが動いてしまうなんて事もあります。
知らず知らずのうちにセッティングが変わってしまい気付かないでそれに慣れてしまう(弾きにくいのを弾けるようにしてしまう)事があります。
しかし、しっかりと調整をすると溜まっていたストレスから開放されるようにすっきり弾きやすくなるものです。
弾いてなかった楽器を久しぶりに触ってみようという方!メインの楽器をライブ前だからメンテナンスしようとお考えの方!よく分からないけどとりあえず山本にみてもらおう!という方!
お気軽に島村楽器札幌パルコ店にお問い合わせ下さい!
修理の見積り、ご相談などは事前にご予約のお電話を頂けるとお待たせする事なくご対応させて頂きます。
簡易的な調整であればその場ですぐ調整!なんていう事も可能ですよ~。
※ご予約のない場合はご予約のお客様優先でのご案内となりますので予めご了承くださいませ。
リペアマン山本でした!
また次回!!
問い合わせ先は
札幌パルコ店 担当:山本 TEL 011-214-2391
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埼玉出身ですが北海道大好き!道内のリペアを担当しています。寒い地域は楽器に過酷な環境...しかし!私がいるのでご安心を!お気軽に相談して下さい!