リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.6
リペアマン山本の札幌リペア道中記VOL.6
こんにちは!リペアマン山本です!
最近運動不足をひしひしと感じている私。新しい自転車を買って得意のカスタマイズをしてサイクリングにでも行こうかと計画中です。
さてカスタマイズ好きの山本が本日ご紹介するのは!アコースティックギターへのピックアップ取り付け加工!
アコースティックギターは元々はピックアップが付けられていなく単体で音を共鳴させ響かせる楽器です。一人で弾いていたりする分にはいいのですが、バンドを組んでライブで使いたい!といった時にそのままでは周りの音に負けてしまいます・・・。元々ピックアップが付いていてアンプなどに繋げられるいわゆるエレアコもありますが、お気に入りのこのアコースティックギターでライブがしたい!スタジオに入って大きな音を出したい!という人も多いかと思います。
そこでピックアップ取り付けです。
今回お持ちいただいたギターがこちら!
取り付けるピックアップはこちら!
エンドピンジャックでアンダーサドルタイプ(サドルの下にピエゾピックアップが仕込まれる)のピックアップですね。
早速作業に入りましょう!
まずはエンドピンジャックを取り付ける為、エンドピンが付いている穴を加工していきます。元々の穴は小さくて、そのままではエンドピンジャックは取り付けられません。
何か見慣れない工具を差し込んでいますね!ここで使うのはリーマーという工具。主に穴を拡げる為の工具です。ドリルなどを使って穴を大きくする方法もありますが、リーマーで少しづつ拡げる方が塗装面などが欠けたりする事が無く安心だと思います。
エンドピンジャックが取り付けられる大きさになったら次はサドル溝の加工をします。
ピエゾピックアップが入るサイズの穴を空けます。穴を空けたら均等にサドルの圧力がかかるようにピックアップが折れる部分は斜めに加工していきます。ここは非常に重要な作業でこれをしないと6弦だけやたら大きな音になったりとバランスが狂ってしまう可能性大です!
穴の加工が終わったら下からピックアップを引っ張り出して~
これで終わりではありません!ピックアップの高さ分サドルが高くなってしまうためこのままでは弦高が取り付け前より高くなってしまいます。
元々の弦高を維持する為、ピックアップ分の厚みを削ります。
おっと、エンドピンジャックが放っておかれてましたね 汗
ボディ内部から穴に差し込んでナットを締めて固定します。
ひと通りの作業が終了したら、内部の配線をまとめたり、ボリューム、トーンを調整するコントロール部を取り付けて
作業は終了しましたが、まだまだこのままでは終われません!実際にアンプに繋いで全体の音量や各弦のバランスの確認をします。
音量、バランスがばっちりな事を確認したらめでたく終了です!!
いかがでしたか?アコーステックギターにピックアップを取り付けるというと自分でもできるんじゃない?と思われる方もいると思いますが、きれいにしかも音も良く取り付けるには工具も必要ですし、技術も必要になります。ピックアップを取り付けたいけどどうしようとお悩みの方!札幌パルコ山本にお任せ下さい!お持込大歓迎です!!
それではまた次回!リペアマン山本でした!
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問い合わせ先は
札幌パルコ店 担当:山本 TEL 011-214-2391
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埼玉出身ですが北海道大好き!道内のリペアを担当しています。寒い地域は楽器に過酷な環境...しかし!私がいるのでご安心を!お気軽に相談して下さい!