福岡ギター修理のすゝめその35~ストラップの罠2~
皆さまこんにちは!
リペアマン尾仲です!
前回のブログ
に続き、『ストラップの罠』パート2をお届けいたします!
前回はストラップの消耗による楽器落下事故をご紹介しました。
今回は、
ストラップピンごと楽器から抜けてしまうパターン!
これも非常に多い修理で、わたしの楽器もこのパターンでした。
しかもライブ中に取れて、楽器を落とした挙げ句、体と腕でギターを支えながら演奏するという感じになってしまいました(◎-◎;)
こうなってしまう原因は、ストラップピンを止めているネジが弛んで取れてしまったこと。
この場合は、ドライバーでしっかりとネジを締めて上げればOK!
案外弛んでいるもんですよ!
ご自分の楽器もチェックしてみて下さい!
もう1つはピンを取り付けるネジ穴が拡ががってしまいネジがスポッと抜けてしまうケース。
ボディ材が硬い木材であれば拡がりにくいですが、
柔らかい木材だとネジ穴がくずれて拡がってしまうことがあります。
実際のところ、初心者向けの比較的安価な楽器には柔らかい木材が使用されていることが多く、購入してすぐにストラップピンが弛くなるということが起こりやすいのが現状です。
少しネジの締まりが悪いくらいであれば、ネジ穴を補強することで大丈夫な場合もありますが、
ネジがスポッっと抜けてしまう場合、
これは修理するしかありません。
こうなると、いちどネジ穴を埋めて、
再度ネジ穴をあけなおすことになります!
完成がこちら!
見た目は何も変わってませんが、ネジをがガッチリ締まるようになりました!
これでバッチリまた使えるようになりますのでご安心下さい!
ネジを締めてもネジが回り続ける場合やピンがグラグラ動く場合は修理が必要な場合がありますよ!
大惨事になる前に持って来て下さいね!
年中ではありますが、楽器を落としてしまったんですけど・・・と持って来られる方が特に多いんです。
バキバキに塗装やボディ材まで割れてしまっているものが多いので、そうなる前にチェックをお願いします!
ご自分でのチェックが不安な方はお持ち頂ければチェックしますのでご相談ください!
前回も書きましたが、備えあれば憂いなしですよ!
以上、リペアマン尾仲でした!
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