福岡ギター修理のすゝめその31~ネック折れその2~
皆さま、こんにちは!
リペアマン尾仲です!
先日のネック折れの記事をアップしてからお陰様でネック折れ修理のご相談を立て続けにいただいております!
ありがとうございますm(__)m
さて、そのネック折れの作業ですが、実際どんな感じで作業をしているのか見てみたいとのご要望がありましたので、同じ感じの作業ですが、再度作業の写真と一緒にご紹介したいと思います!
それではいってみましょう(^-^)/
今回ご依頼のギターはこちら!
奇しくもまたギブソンレスポールでございます(^_^;)
折れの具合はといいますと・・・
オーナー様の大切なギター、まだ小さなお子様に倒されてしまったそうです。
さぞやショックだったと思われます。
また、かわいいかわいい我が子のしたこと。
怒ろうにも怒れませんよね(>_
私の息子も小さいため、状況が目に浮かびます(×_×)
心中お察しします。
これは私がバッチリ仕上げて、また楽しんで頂けるようにするしかありませんね(^ー^)
しかし状態としてはかなり奥まで割れており、下手をすると完全に分離してしまいそうな感じです。
これは慎重に作業を進めなければなりませんね。
ペグなどの不要なパーツを取るにも
ネックが分離しないようクランプで固定してから外します。
ここで、ナットも外してしまいます!
まずは手で元に戻るか見てみましょう!
大分段差が残ってしまいますね。
傷口を拡げ内部を細かくチェック!
写真を拡大しなければ分からないと思いますが、針先に写っている
こんなのや
こーーんな
小さなささくれや木の繊維を可能な限り整えていきます!
ここが一番の頑張りどころ!
奥の方まで丁寧に
慎重に
整えまーす。。(〃_ _)σ∥
さて、全て整えたところで、さきほどと同じように手で戻します。
すると
・・・
ピタッと!
ピタッと段差なく元通りです!
どうですか?
なかなかなもんでしょ?(笑)
ここまでくれば作業は完了したようなもんです!
力で無理やり押さえつけて戻すのではなく、いかに割れた内部を元通りに戻してあげれるかが接着後の強度につながるわけです( ̄▽ ̄)b
まずは仮止めをしてチェック!
隙間なくバッチリですね(^^)v
では、いよいよ接着!
と、その前に疲れたので栄養補給を
・・・
ではありませんwww
こうやって、
こうやってると、
奥までまんべんなくボンドが入り、
ブチュ~っと全体からボンドが出てきます!
クランプをして
乾燥させます!
上手く接着できました!
今回も、せっかくなので見た目をキレイに割れ部分を簡易塗装修正しますよ!
ビヨ~っと色とラッカー塗料を入れていきます。
後は研磨して完成です!
が、
今回は更なる美しい仕上げを!
ということで、
簡易ではなく、
部分塗装をしてしまいます\(^o^)/
さすがに、塗装風景は写真は在りませんが、
マスキングをして塗装準備完了!
塗装中・・・
塗装中・・・
塗装中・・・
塗装後がこちら!
もうちょい寄ってみると
テッカテカなのがお分かりいただけるでしょうか?!
これを研磨に研磨を重ね、
さらに研磨に研磨を重ねると
ジャーン!!!
ピッカピカ《*≧∀≦》
ちなみに磨きキズは周りとの使用感に合わせるためわざといれてます!
ただキレイにするだけじゃありませんよ(^ー^)
しかも
全くキズが分かりません!
どうです?
すごいでしょ(* ̄▽ ̄)ノ
(このくだり2回目ですね笑)
パーツを組み込んで
裏を見てみると
横も
全く分からなくなりました!
これにて完成です!
この仕上がりにはオーナー様も大変喜んで頂けました!
ぜひまた慣れ親しんだ愛機でパパのギタープレイをお子様に聴かせていただきたいですね(*´ω`*)
ネック折れ修理&塗装修理いかがでしたでしょうか?
お好み、ご予算に合わせて様々な仕上げにすることができます!
ぜひ気軽にご相談ください!
以上、リペアマン尾仲でした!
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