よくある質問

新着Q&A

「ブッシングクロス交換」とは何ですか?

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ブッシングクロスとは?

ブッシングクロスとは鍵盤の中央と手前裏側に貼ってあるクロスのことです。鍵盤は中央のピンを支点にテコの原理で動いており、木部とピンが直接当たらないようにブッシングクロスが貼られています。

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ブッシングクロスは、使用頻度によりピンとの接触箇所が摩耗したり、虫食いにより繊維が破損することで、鍵盤の横ぶれやガタつきが生じるため、交換することで弾き心地が改善します。

虫食いと摩耗によりブッシングクロスが痩せてしまっている様子

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ブッシングクロス交換の様子

古いブッシングクロスを完全に取り除きます。
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ブッシングクロスを穴の側面にしっかりと貼り付けるために、治具を使用して圧着します。
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治具を取るとこのような形になります。この後、鍵盤がスムーズに動くように、一つ一つ鍵盤を調整しながら戻していきます。
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作業について

場所 実施可否 作業時間・納期
お客様宅作業 - -
工房での作業 応相談

「張弦」とは何ですか?

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張弦とは?

弦は長年使用すると切れやすくなったり、錆びて劣化することで音の響きや伸びが少なくなってきます。

また、弦の張力を支えているチューニングピンのトルク(保持力)が弱くなるため、調律ができない場合があります。

チューニングピン、ピンブッシュ、弦枕、リボン等のパーツも含めてすべての弦を交換する事で、トルク(保持力)が改善しピアノの音色も改善されます。

交換後は弦の張力が安定するまで、こまめな調律実施を推奨しております。

弦を切る様子

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弦を外した時の様子

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チューニングピンを打ち込みながら弦を張っていく様子

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弦の張替後

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作業について

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お客様宅作業 - -
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「アグラフ交換」とは何ですか?

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アグラフとは?

アグラフとは弦の位置を1音ずつ固定し、弦の高さや間隔を揃えているパーツです。

主に低音域から中音域にかけて用いられており、弦を1音づつ独立してアグラフの穴に通すことで弦の振動部分の長さを揃えられ、均一な発音になります。

使用しているうちに弦との接触部が消耗し、雑音発生の原因となります。

アグラフの穴から弦を抜いた状態でのみ交換可能となりますので、弦交換との同時実施が必須となります。

アグラフを抜いた時の様子

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作業について

場所 実施可否 作業時間・納期
お客様宅作業 - -
工房での作業 応相談

別途、弦の交換作業が必須となります。詳細は以下の記事をご覧ください。
「張弦」とは何ですか?

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「フレンジ(バットスプリング)コード交換」とは何ですか?

フレンジ(バットスプリング)コードとは?

アップライトピアノには鍵盤を押した後に素早く次の打鍵が出来るように、スプリングが取り付いています。
フレンジコードとはそのスプリングを補助するひも状のパーツです。

フレンジコードは経年劣化により変色し、切れてしまうことがあります。交換することで本来の連打性能が復活します。

画像は劣化した状態のフレンジコードです。
白色ではなく茶色になっているのがわかりますでしょうか?

参考写真

作業前

茶色に変色し、ところどころで切れてしまっています。
画像のように劣化が進行していた場合、力を軽くかけただけでひもが切れてしまうことがあります。

作業後

弧を描いている部分が元の状態と同じ大きさになるように、新しいひもを貼っていきます。

作業について

場所 実施可否 作業時間・納期
お客様宅作業 約3時間
工房での作業 応相談

グランドピアノの外装に曇りが出てしまいました。取り除くことはできますか?

多くの場合、「外装クリーニング」を実施いただくと取り除くことができますが、ピアノ製造から年数が経過している場合、塗料そのものが劣化してしまい再塗装が必要な場合がございます。

ピアノのメーカー・品番をご確認いただき、専用のメールフォームより「修理」をお申し込みください。