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【マルチエフェクター比較】ZOOM “G3n” vs BOSS “GT-1” ついに答えが出る

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ギタリストであれば、だれもが1度はマルチエフェクターの購入を考えたことがあるのではないでしょうか?

1台で様々なエフェクトが手に入るマルチエフェクターは、入門者から上級者まで幅広いギタリストから常に注目を集めています。

現在も、各社から様々なタイプのマルチエフェクターが発売されていますが、その中でも楽器業界を沸かせている人気の高い機種があります。

それは、ZOOM “G3n“とBOSS “GT-1”。

2機種とも発売から半年が経とうとしていますが、その人気は衰えることを知りません。


「エフェクトの種類はどっちが多いの?」「持ち運びにはどっちが便利?」「自分に合うのはどっち何だろう?」

そんなお悩みに応えるべく、今回この2機種を徹底比較してみました。

外観編

■G3n

まずはG3nからチェックしてみましょう。

やはり目に飛び込んでくるのは3つのディスプレイ。
この意味合いは後ほどご紹介しますが、このディスプレイはG3nを語る上でははずせないポイントです。


次はスイッチ・つまみ類に着目してみましょう。

ディスプレイの下には4つのつまみ。こちらはエフェクトのパラメーターを操作する時に使用します。

そして一番下にはフットスイッチ。プリセットの切り替えなどに使います。滑り止め付きで操作性も良いですね。

真ん中にあるシルバーのスイッチでエフェクトのON/OFF切り替えなどを行います。後ほど解説しますね。

ボディは、持ってみるとズシっと重厚感があります。頑丈で耐久性良さそうですね。


こちらがリアパネル。

まず着目すべきはAUX IN。こちらはスマートフォンや音楽プレイヤーを接続することで、自分の好みの音楽とセッションしながら演奏も可能です。

お、USB端子がありますね。ソフトを使った録音ができます。保存した設定などをPCで管理したり、ダウンロードしたりできます。(2017年5月15日追記)
PCでの録音機能は最上位機種G5nのみです。G3nは録音ができません。

GT-1


次に、GT-1をチェックしてみましょう。ディスプレイは1つ、シンプルでスタイリッシュなフォルムです。

あ、フットスイッチが2色に光るって、地味に嬉しい・・・。

右側の「BOSS」のロゴが付いているペダルは、ボリュームペダルやワウなどで使います。


次はスイッチ・つまみ類に着目してみましょう。

ディスプレイの右には3つのつまみ。こちらはエフェクトのパラメーターを操作する時に使用します。

そして一番下にはフットスイッチ。青のスイッチはプリセットの変更に使います。赤のスイッチは音の味付けを変えられます。後ほど解説しますね。

ボディは、プラスチック製でかなり軽いです。持ち運びに便利ですね。

電池駆動も可能なので、野外でも活躍します。


こちらがリアパネル。

AUX INやUSB端子は、G3nと同じ使い方です。

違いは、OUTPUT端子とPHONESのヘッドホン端子が別という点です。

例えば、アンプに繋いで普通に外から音を出しながら、自分はヘッドホンで音をモニタリングするということもできますね。

■感想

G3n

  • 重厚感があり、耐久性も高そう
  • ディスプレイが3つで見やすい
  • ツマミが4つあって、いろいろ調整できるかも・・・

GT-1

  • 軽くて持ち運びやすい
  • スイッチが2色に光ってギタリスト心をくすぐる
  • 電池駆動は、野外やライブハウスでの取り回しもよさそう

サウンド編

■G3n

良い意味で、真空管アンプの「扱いずらさ」みたいなものまでしっかり再現されていますね。一言で言うと「アナログ」チックな感じです。

音がドンッ!!て飛ぶというより、濃密な真空管の質感を残しつつ、伸びやかなイメージです。

ノイズが若干ありますが、それも含めて「本物」を弾いている感覚になれます。各エフェクターも含めて、とても自然な印象でした。

GT-1


さすがBOSSテクノロジー。同シリーズの”GT”直系のサウンドは、音が面になって飛ぶイメージです。

まさにドンッ!!と飛びます。真空管の質感というより、デジタル技術を駆使して、無駄な質感を取り除いた感じです。

「洗練されている」感じがしました。ノイズも少ないです。

■感想

「良い音」とは何なのか、人によって価値観や感覚が違うものです。フラットな耳で、両者を聞いた音の質感をパラメーター化します。

G3n

質感 真空管         デジタル
音圧 低い         高い
ノイズ 少ない         多い

GT-1

質感 真空管         デジタル
音圧 低い         高い
ノイズ 少ない         多い

操作性編《ディスプレイ・プリセット》

■プリセットとは?

エフェクターの設定や繋ぐ順番を保存したものをプリセットと呼びます。電源ONの直後は、このプリセットを選ぶプリセットモードとなっています。

■G3n


ディスプレイに着目していきましょう。まずはG3nから。

3つのディスプレイがあって、一度に表示されている項目が多いですね。視認性が高く使いやすそうです。

画面には001.002.003と出ていますね。これが何を意味するのか、後ほど解説しますね。


プリセットに着目していきます。

G3nは青丸のスイッチでプリセットを1つ選べます。ディスプレイには001.002.003のプリセットが表示されています。

下の赤丸のスイッチで番号を上下させ、上の赤丸のディスプレイの各番号がスライドしていきます。001.002.003→……006.007.008という風に変化していきます。

G3nは幅広いプリセットから自由に選べるので、自宅での様々な楽曲の練習に向いていますね。

■GT-1


次にGT-1のディスプレイを見てみましょう。

GT-1は1つのディスプレイで、シンプルです。そのおかげで小型・軽量化を実現したんですね。

やっぱり世の中は、何においても「小型化」の流れなのかもしれませんね。


次にプリセット。

GT-1は下の赤丸のスイッチで、上の赤丸のディスプレイにある番号を上下します。ディスプレイにはU01のプリセットが1つ表示されています。今使用中のプリセットが表示されるので、間違いもなく安心です。

右側のCTL1スイッチは、各番号ごとにディレイやリバーブなど「音の味付け」を変えることができます。

GT-1は、基本的に番号の上下のみです。01:Aメロ用 02:Bメロ用 03:サビ用にするなど、踏み間違いもなくシンプルな点が良いです。

操作性編《ペダルモード・音作り》

■ペダルモードとは?

プリセットモードからペダルモードに変更します。ペダルモードは、どのエフェクターをどの設定で使うか、どう並べるかを調整するモードです。

■G3n


先ほどのプリセットモードから、ペダルモードに変更してみましょう。

G3nは右下の赤丸のペダルを一度押すとペダルモードに入ります。

左のディスプレイに「RC BOOTER」というエフェクター、中央と右のディプレイにはマーシャルアンプのモデリングが表示されています。


ペダルモードで、実際にツマミを使って音作りをやってみましょう。

G3nは赤線のように、各パラメーターが1~4のツマミに対応。G3nは4つのパラメーター+3つのエフェクター=計12項目を一度に調整できます。

音作りの基本を学べるのはもちろん、じっくり作り込みたい方にも良いですね。

■GT-1


GT-1のペダルモードを紹介します。

GT-1はプリアンプや各エフェクターなどの、赤丸のスイッチを長押しします。「HiGAIN STK」というプリアンプが表示されています。


では音を作っていきましょう。

GT-1は、赤丸のように各3つのパラメーターがツマミに対応しています。GT-1は操作性がとてもシンプルで項目が3つです。

コンパクトなどをお持ちの方で、足元をすっきりさせたい方、直感的な音作りやスピードを求められる場面に最適ですね。

総合比較編

■スペック

G3n GT-1
エフェクト数 80 108
ユーザーパッチ数 150 99
EXP ペダル なし あり
パッチ切り替え 制限なし UP/DOWNのみ ※CTL1スイッチ
ディスプレイ LCD 3枚 LCD 1枚
リズムマシン 68パターン なし
外部ペダル接続

■評価

G3n GT-1
電源ON時の視認性
プリセットモード
ペダルモード
音作り じっくり はやい
コントロールノブ 繊細 直感的

結論

■G3n

  • 初心者の方は、音作りの基本を学べる
  • 中~上級者の方は、じっくり時間をかけて音作りできる楽しみ
  • プリセットを001から008飛べる、などプリセット切り替えがしやすい
  • 音質は「アナログ感」があって本物に近いサウンド
  • 真空管サウンドが好きな方は大満足できる
  • ボディーは重厚感があって堅牢

■GT-1

  • 初心者の方は、もともと保存されてるプリセットで十分楽しめる
  • 中~上級者の方は、時間をかけずスピーディな音作りできる
  • エフェクターの使い方に慣れている方は思い通りに操作できる
  • 踏み間違いが無いなど、シンプルさが魅力
  • 音質は「洗練されている」イメージ 音圧が高い
  • 軽量で持ち運びに便利 電池駆動で外でも使える

商品の紹介

■ZOOM “G3n”


メーカー希望小売価格:(税抜)¥22,000 (税込 ¥23,760)
販売価格:(税抜)¥17,130 (税込 ¥18,500)
JAN:4515260017096
アダプターAD-16付属
発売中


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G3nが気に入ったけど、ボリュームペダルやワウがどうしても使いたい・・・そんな方はこちらのペダル付きが良いでしょう。↓↓
~G3Xn~
メーカー希望小売価格:(税抜)¥24,000 (税込 ¥25,920)
販売価格:(税抜)¥20,000 (税込 ¥21,600)
JAN:4515260017195
アダプターAD-16付属
発売中


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■BOSS “GT-1”


オープンプライス
販売価格:(税抜)¥18,500 (税込 ¥19,980)
JAN:4957054509088
アダプター別売り PSA100S2 販売価格:(税抜)¥2,500 (税込 ¥2,700)
発売中


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検証後期

まず音質に関して、両品ともに良く、音圧感があります。エフェクトやアンプモデリングの量も、十分すぎるほどあり、単純に音作りが楽しいです。

それぞれに良い部分がありますが、やはり操作感の「細かさ」と「スピード感」の違いで、どういったプレイヤー向きなのかが分かれると感じました。

G3nは、ビギナーの音作りの大きな手助けになりますし、一度に視認できるパラメーターの数ではG3nに軍配が上がりますね。

ただ、直感的であったり、スピーディーな操作感はGT-1が良いです。この直感などの音作りの感覚がわかっていらっしゃる方なら、すぐに音作り可能ですね。

ボリュームペダルやワウが使いたい方は、GT-1、もしくは先ほど紹介したG3Xnが良いでしょう。

みなさんはどれがお好みでしょうか?今まで、この両品の発売から比較レビューを取り上げた記事は多く存在しますが、今回はちょっと新鮮な、新しい切り口でのレビューをさせていただきました。

今一度、触ったことのある方も、そしてまだ触っていない方も、ぜひ店頭で思う存分試奏していただければと思います。