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【徹底検証】ギター・シールド徹底比較 その17 ~Made In Japanの新たな刺客~

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今回のシールド徹底検証は「日本製-Made In Japan」に絞ってお届けします。

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というのも、最近人気の出てきた神鳴-KAMINARI-や、Live Lineからの新たなモデルなど、注目せずにはいられない製品が多々出てきているので、それらを取り上げる、というワケです。

Live Line

Live Lineの“Pure Craft”、“Advance Series”、“LE-Stage Series”はすでにその4で取り上げていました。日本製でハンドクラフトという事もそこでお伝えしましたが、その日本製である事が故に良質な製品を作っている事に着目されたFATと共に、コラボモデルとして発売したのが今回のシールドです。

①LiveLine×FAT FL3M S/S

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(型番/JANコード) FL3M S/S / 4533875000333
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格(税抜)¥4,600 (税込 ¥4,968)

今回はLive Line単独ブランドではなく“FAT”の名も入っているため、ケーブルにもしっかりその表記が見られます。

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“Made In Japan”の安心感♪

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注目すべきはこのプラグ。

FIT_FAT
「フィットプラグ」と呼ばれる機構を備えています。LIVE-GYM2015に向け、そのロングツアーにも耐えうる耐久性を想定しています。このツアーに向けて、それまでLive Lineではストレートしかなかったフィットプラグに、L型が緊急開発されたとの事です。
紫のプラグカバーも、アーティストのイメージカラーに合わせて選択されています。雑誌などでも「使用機材」でよく見かけます。

「数量限定発売」となっています。店頭で見かけたら即ゲットですね。

livelinefat
【ギター】非常にフラットな特性です。音量に関してもどこかの帯域が飛び出ていない分、抑え気味。クリアでストレートなサウンドを求めるならかなりの有力候補です。
【ベース】ベースでも非常にフラットな印象です。目立った個性は感じられない分、安定感はありますね。ジャンルレスで使用できます。

「あの方」がLIVE-GYMで使用すると聞くと、ファットなサウンドになりそうな印象が事前にありましたが、いたってフラットでした。あのサウンドはシールド云々のみで生まれる訳ではなく、プレイとその他機材のトータルで生まれるものなのですね(←そりゃそうです)。

このシールド、「ファンだから」という理由だけでなく、そのクオリティを考えると様々なジャンルで使用できる万能選手ですよ。

神鳴 -KAMINARI GUITARS-

その16でカールコードを取り上げたKAMINARI。日本人ならではの心遣いが見えましたよね? 「全部カールしてない」というカールコード。もちろん、カールコードなのにノイズがないという、クオリティの高さも魅力でした。今回のモデルはどういったサウンドを奏でてくれるのでしょう? 楽しみです。

②Electric Guitar Cable『K-GC3SS』

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(型番/JANコード) K-GC3SS / 4562317461135
メーカー希望小売価格(税抜)¥4,800 (税込 ¥5,184)
販売価格(税抜)¥4,800 (税込 ¥5,184)

「シングルコイルにおける低音域の乾いた張りのある音色と、太く存在感のある高音域を得るために、このケーブルは中音域のバランスに注目して設計。」とメーカーサイトに記載があります。中域を削ったサウンドになりそうな予感。

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「藍 -AI-」というネーミングのカラーだけに、シールドは藍色で「和」を感じます。パッと見硬そうに見えますが、シールドの柔軟性はかなり高く、取りまわしも良いです。

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プラグはノイトリックを採用しています。

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KAMINARIケーブル全般に共通して言える仕様ですが、「KAMINARI」のマークが付いている方がギター側です。

kgc3s
【ギター】「エレキギター用」だけあって中高域にピークを持たせて、ギターのオイシイ帯域がしっかり聞こえるようになっています。少しVintageテイストを感じさせる質感。
【ベース】少し中高域が出ていますが、ベースだと全体的にはフラット傾向。ヴィンテージ感特有の音の丸みのようなものを感じます。

最初の文言でミドルががっつり削られているだろうと思っていましたが、そんな事はありませんでした。少々落とし気味ではあるものの、バランスよく出た上で、中高域がさらにせり出してきます。そのお陰か、音量もかなり大きく感じます。これは「ギターらしいギターの音にする」にはうってつけではないでしょうか?

ヴィンテージ感もかなり心地よいです。

③Mersey Beat 60′s Cable『K-MC3SS』

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(型番/JANコード) K-MC3SS / 4562317460817
メーカー希望小売価格(税抜)¥5,800 (税込 ¥6,264)
販売価格(税抜)¥5,800 (税込 ¥6,264)

マージー・ビートとは、大まかに言ってしまえばリバプールサウンドの事を指します。1960年代前半にイギリスで巻き起こったロックンロールのムーブメントこそがマージー・ビートであり、ビートルズを始めとしたリヴァプール出身のバンドを指し、マージー川に由来してそう呼ばれています。

Mersey Beat 60′s Cableは当時のアーティストたちが使用していた細身のケーブルを「音質良く」表現する事を目指して製作されました。

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確かに細い。4.3φだそうです。

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CANAREと比べるとその細さが如実に分かります。

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プラグは新たに採用された国産のKAMINARIオリジナル。真鍮削り出しで製作されています。

kmc33ss
【ギター】60’sの名が冠されている事からも非常にVintageテイストを感じるサウンド。GCよりももっと高域にピークがあって、60年代の少しピーキーな所を狙っているのだ思います。
【ベース】このヴィンテージ感、ツボに入る人にはたまらないのでは? 特に高音から感じる音の芯は、他のケーブルでは感じられなかった独特の魅力でしょう。

「ホロウ構造のエレキギターやベースとのマッチングを図るべくサウンドデザインを行い、中域にコシがあり、輪郭のはっきりした音質を実現」とメーカーサイトにあります。「中域にコシ」というより「中域にクセ」といった方が正しいかもしれません。そのくらい特徴的なサウンドです。いい意味で。本当に60年代のヴィンテージ感が得られます。

さらに「輪郭のはっきりした音質」はこの高域のピーキーさで表現しているのだと思います。セミアコ、フルアコでもこもらない、音抜けを期待できるシールドです。逆にストラト等シングルコイルではピーキーになりすぎるかもしれません。お持ちのギターによってはこのシールドを使う事で「らしい」サウンドを狙えるので、ぜひ一度試して頂きたいモデルではありますね。

検証後記

「日本製」って、海外でウケる訳が分かりますね。すごく丁寧に作られていて、繊細でありながら頑丈というか、本当に安心感があります。さらに、狙ったサウンドに対してピンポイントでそこに持っていく技術というか、そういった点でとてもクオリティ高いと思います。

これまでシールド検証を合計17回行ってきて、もう大量のシールドを聴き比べて、触り比べて、なんとなく海外製と日本製のそういった違いを感じるようになった今日この頃です。(←遅い?) 海外製は海外製で、質実剛健というか、なんともゴツい印象なんです。どっちがいいってワケじゃないんですが、そういった違いがあるな、と。

皆さんもそういった観点でシールドを鳴らし比べて、触り比べてみると新たな発見が生まれるかもしれませんよ!?

 

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