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特集記事

【徹底検証】アコギピックアップ比較その1 ~まずはアコギピックアップについて知ろう~

記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。

みなさん、いきなりですが「アコギ用のピックアップ」と聞いてどのブランド、どの品番を連想されますか?(以下、ピックアップ=PU)

FISHMAN?

L.R.Baggs?

それともディマジオ?

そもそもどんな物があるか判らない?

では下の画像をご覧下さいませ。
アコギPU
これ、世の中で販売されているアコギPUの中のほんの一部です。
すでに「ёΘΨξδζ…」な感じですか?

この特集では、アコギ用PUを一個ずつレビュー形式で検証して、皆さんのPU選びのお手伝いをしていきますのでご安心を!

アコギ用PUの種類

第一回目は、まずPUの種類について知っていきましょう。

アコギ用のPUには、大きく分けると3つ存在します。

  • Ⅰ.マグネティックPU
  • Ⅱ.ピエゾPU
  • Ⅲ.デュアルタイプ、その他

の3つです。
それぞれ特徴を持っていて、選び方も人それぞれです。
使用用途によって変わりますので、詳しく見ていきましょうね。

Ⅰ.マグネティックPU

■マグネティックPUの構造

マグネティックPUは、エレキギターのPUと同じ構造。
形もほぼ同じような形をしています。
こんな感じ↓

dp134-s
画像はDimarzioのDP134。
ね? エレキギターのPUそっくりですね?
マグネティックピックアップなので、当然弦が振動してそこから誘電うんぬん…

まあ図を見て下さい。
20130722165754-s

 

はい。これがマグネティックPUの構造です!(ドーン!)

 

 

 

ちゃんと説明します。スミマセン。

①の図で、コイルに電気を流すと(黄色い矢印です)、コイル内に磁界が発生します。
逆に、②のようにコイル内の磁界を動かしてやると、電流が発生します。
フレミングの右手の法則です。(Wikipedia参照)
左手の法則とは違うので気をつけて下さい
コレを利用したのが③のマグネティックPUですね。

磁石の上に乗ったボビンの上にある弦が振動することで磁界が発生。
電流としてアンプに送られます。
カンタンに言うとこんな構造です。

 ■マグネティックPUの種類

そりゃあもう、種類はたくさんありますよ、ええ。

図にまとめてみたので、どうぞクリックして拡大してやって下さい。
アコギ ピックアップ 比較表 マグネティック
※一般的に知名度のあるブランドに絞っています。
ひとえにマグネティックPUといってもボビンが見えたり見えなかったり、
取り付け方がマチマチだったり、
はたまた電池が必要だったりそうでもなかったり。(電池要:アクティブ、電池不要:パッシブ)

そういった詳しい構造の違いは、次回『【徹底検証】アコギピックアップ比較その2 ~マグネティックPU比較~』で。
(お楽しみに♪)

Ⅱ.ピエゾPU

■ピエゾPUの構造

さあ次はピエゾPUの構造です。
普及率に反して、構造に関してはマグネティックPUよりも少しなじみが薄い気がしますね。

ではピエゾPUについて説明しますと、ピエゾPUというものは“piezoelectric element”、すなわちピエゾ素子と呼ばれる圧電素子が…

まあ、図でどうぞ。
20130722165808-s

まず①の「ピエゾ素子」というものは、

  • A.力を加えると電気が生まれる
  • B.電気を与えると形が変わる

という性質を持ってます。

Aの性質を利用して、②のように箱の中にピエゾ素子をいれ、それを特定の場所に取り付ける

その場所が振動するとピエゾ素子にも振動が伝わり、電気が生まれる

その電気がアンプに伝わって音になる

といった構造がピエゾPUです。

③が実際にピエゾPUを取り付ける代表的な場所です、ハイ。
インブリッジPUはサドルの下に設置します。
コンタクトPUは設置する場所によって音が変わるので人それぞれですね。

■ピエゾPUの種類

これもいっぱいありますよ~。

表をクリックして拡大してみて下さい。
アコギ ピックアップ 比較表 ピエゾ
どうでしょう?
インブリッジPUもコンタクトPUもかなり種類があります。
もうどれを選んで良いのか悩んでしまいますね。
そんな方のためのピックアップ比較シリーズです。
最後までお付き合いいただき、アナタにピッタリのPUを見つけるその日まで、中の人はがんばります!

Ⅲ.デュアル・システム、その他

さて、3番目はデュアル・システム(&その他)です。
まずは種類を見て下さい。

■デュアル・システムの種類

アコギ ピックアップ 比較表 デュアル・その他

  • マグネティックPU + ピエゾPU
  • マグネティックPU + コンデンサーマイク
  • ピエゾPU + コンデンサーマイク 、etc.

と、様々なPUを組み合わせて使うのがこのデュアル・システムです。
また、「コンデンサー・マイクのみ」という潔いものももちろんあります。

いきなり「コンデンサー・マイク」というワードが出てきましたね。
ではコンデンサー・マイクとはどんなものでしょうか?

■コンデンサー・マイクって?

では問題です。
こちらのマイク↓、コンデンサーマイクでしょうか?
SHURE SM58LCE
SHURE SM58LCE (税抜)¥10,500 (税込 ¥11,340)


この商品をオンラインストアで購入するこの商品を展示している店舗

 

はい、「Yes」と答えた方、残念ながら不正解です~
答えはダイナミックマイク。カラオケBOXなどでも使用されるマイクです。
ノイズやハウリングに強く、頑丈なマイクですね。

コンデンサー・マイクというのは、こんな形だったり、
KSM44
SHURE KSM44A/SL (税抜)¥100,000 (税込 ¥108,000)


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はたまたこんな形だったり
Beta98H/C
Beta98H/C (税抜)¥24,600 (税込 ¥26,568)


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さらにはダイナミックマイクみたいな形だったり
Beta87A
Beta87A (税抜)¥27,500 (税込 ¥29,700)


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と、いろいろあります。

ここではこれ以上詳しくは触れませんが、『ダイナミックマイクよりも音をよく拾うマイク = コンデンサーマイク』と捉えて下さい。
(今回のシリーズでコンデンサー・マイクを取り上げる際に、詳しく説明したいと思います)

PUの長所・短所

さてここまで、多種多様なPUがあることが分かりました。
そこで疑問が…

「結局どれがいいの?!」

そうですよね、そう思いますよね?
実は「コレがイイ」っていうのは難しいんです。
それぞれに一長一短ありまして。

こちらがその一長一短の中身です。

種類 長所 短所
マグネティックPU ・ハウリングに強い ・中低域が豊かでパワフル ・取り付けが容易(モデルによる) ・音がコモリがち ・ナイロン弦に使用不可・ボディ鳴りは拾わない
ピエゾPU(インブリッジ) ・音量がしっかり得られる ・クリアで透明感のあるサウンド ・ナイロン弦にも使用可 ・ハウリングにほどほど強い ・ボディ鳴りを拾いづらい ・高音域が強調される ・取り付け時、ギターに加工が必要
ピエゾPU(コンタクト) ・木材の振動を拾うため音が自然 ・取り付けが容易 ・貼り付け位置で音をコントロール可 ・ハウリングに若干弱い ・取り付け位置の設定により音質にバラツキ
コンデンサーマイク ・最もクリアで自然な音質・空気感も拾える・狙う場所を選べる ・ハウリングに弱い・電源(ファンタム)が必要・見栄えが少々悪い

それぞれが良いトコロ、悪いトコロを持ち合わせていますので、使用環境にあわせて選ぶことが大事です。

今後はマグネティックPU、ピエゾPU(インブリッジ)、ピエゾPU(コンタクト)、デュアル・システムの代表機種の音を実際に聴きながら検証していきますね!

それでは次回をお楽しみに~!

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