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【レポート】2015年 秋 YAMAHA特別内覧会レポート 遂にお披露目 Line6 「HELIX」!

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インバウンド需要もあり、平日ながら海外旅行の方々であふれかえる銀座の街。そんな中、ヤマハ銀座ビルで新製品内覧会が開催されました。
定期的にこういった新製品内覧会は開催されるのですが、今回はどうやら雰囲気が違います。

新製品内覧会の後に、さらに特別内覧会が開催されたのです。その特別内覧会は、あるアイテムにスポットを当てた特別な内容でした。そのアイテムとは・・・

遂にお披露目! Line6 『Helix』

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ギタセレでも今年の6月に第一報をお伝えしたLine6のHelix。Line6が送るプロフェッショナルなハイエンド機ということで、その期待感は非常に大きなものでした。

第一報の記事はこちら
【ギタープロセッサー】Line6 より突如全く新しいギタープロセッサーが発表?!その名は「Helix」

今回の特別内覧会では、その機能やサウンドが体験できましたので、現時点で判明した詳細をレポートいたします。

■創業者&社長マーカス・ライル(Marcus Ryle)が語るHelix

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この度登場したのは、Line6の創業者であり社長マーカス・ライル氏。
ALESIS社のADATをはじめ、多くのミュージシャンがお世話になったであろうヒット商品を生み出したエンジニアでもあります。そのマーカス氏からHelixのコンセプト・開発のストーリーが語られました。

マーカス氏が言うに、ギター向けの製品として最高の商品を作ろうという想いからスタートしたHelix。
その開発が開始されたのは6年前。最高の商品にするために開発しては作りなおす、その度にデザインもやり直すということを幾度も重ねたとのことです。

その中で特にこだわったのはユーザーからの声。Line6サイトに投稿されたアイデアやアーティストの方へのインタビュー、またLine6ユーザーにも実際に話を聞き、そこから生まれたアイデアを元に合計160もの機能を搭載させたそうです。

Helixのポイントとなる3つのキーワード

■Real

Helixはサウンドや演奏時の感触がアナログ機器本物同様だとマーカスは言います。
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Helixには、HelixのためにHX Ampsという全く新しいモデリングアンプが搭載。そのHX Ampsが更にデュアル・プロセッサーのパワーを使ってこれまでにないレベルでアンプの細部まで表現をしています。それは真空管の動作、パワーサプライの動作など様々な回路が相互作用するというところまでモデリングされているそうです。

キャビネットのモデリングも同様に新しく作られたHX Hybrid Cabsを搭載。30種のキャビネットに対し、16種のマイクを選択できるだけでなく、その距離まで変化できるという機能です。さらにLine6製以外のインパルス・レスポンスも読み込み可能です。

エフェクターも新しいモデリングHX Effectsを搭載。トランジスタ一つ一つのパーツまでモデリングされています。さらにUni-Vibeのような変わったエフェクターは、独特のフェイズシフトを生み出している原因である搭載されている電球から生み出されるサウンドの特徴(電球が緩やかに明るくなって緩やかに暗くなっていくことで発せられる独特のサウンド)までモデリングしているそうです。まさに本物ならではのサウンドの特徴が反映されています。

■Smart

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世の中には素晴らしい機能を持っていても使いづらい製品がたくさんある、そんな中Helixは簡単にギタリストが使いたい機能にアクセスでき、かつ使いやすい事を目指して作られたユーザーインターフェイスを搭載している、と語るマーカス氏。

・大型6.2インチ 800×480ピクセル LCDディスプレイ

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まず使いやすい製品にするために視覚的な情報が必要ということで、大型ディスプレイを採用。ディスプレイにはシグナル・フローを表示、かつエディットできるパラメーターが常に表示されています。

・”ハンズフリー・ペダルエディット・モード”エフェクトのパラメータをフットスイッチとエクスプレッションペダル上に展開

フットスイッチには、それぞれ専用のディスプレイが搭載されているので、その役割が常に表示されています。またそのフットスイッチ自体に色が変更するリングを搭載し、ディスプレイと同じリングのカラーに変化させることで、一目見ただけでわかりやすいよう配慮されています。

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↑こちらの画像では、シグナルフローが表示されています。上のラインからエフェクトのブロックを通って、さらに下のラインに繋がり出力されるということを表しています。さらに画像では白で囲まれている箇所が選択されており、そのパラメーターが下の段に表示されています。
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ディスプレイの右側にあるジョイスティックを動かすことで選択するブロックを変更可能。

そして、ここからがHelixの素晴らしいところ。

・12タッチセンシティブ・フットスイッチとカスタマイズ可能なスクリブルストリップ

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Helixのフットスイッチは踏めるだけでなく、タッチセンシティブとなっており、タッチするとそのブロックが選択されます。

・”ハンズフリー・ペダルエディット・モード”エフェクトのパラメータをフットスイッチとエクスプレッションペダル上に展開

従来のエフェクトペダルは、演奏中含め立ったままでパラメーターを変更することはできず、しゃがんで手で操作するということが必要でした。
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Helixでは、ペダルモードをエディットすると、パラメーターをフットペダルで操作することができます。
つまり、タッチセンシティブなフットスイッチに触れブロックを選択、そして変更したいパラメーターをタッチで選択。そしてペダルでパラメーターをコントロールすることが可能なため、手をつかわず立ったままでエディットが可能というわけですね。

それでは実際に操作している模様と、パッチ作成の模様を撮影してきましたので動画でご覧ください。

・操作説明動画

・パッチ作成動画

■Control

そして最後のポイント。
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Helixは、本体だけでなく様々なギターリグ全体をコントロールできます。

例えば、4系統のエフェクトリターンを搭載しているため、自身お気に入りのアナログコンパクトエフェクターも接続可能。そしてアンプのスイッチング切り替えも可能、さらにCV出力も搭載しているので、外部の機器に送ってコントロールも可能です。
フットスイッチにアサインすることも可能なため、エフェクトループに入れたアナログエフェクトのON/OFFまでを司る巨大なエフェクトボード構築の旗艦装置になり得るということです。

また、8イン8アウトのハイスピードUSBオーディオ・インターフェイスでもあります。シグナルチェーンの好きな場所から信号をとってコンピューターに入れ込むことも可能です。クオリティも素晴らしく123dBのダイナミックレンジがあります。

■HelixのDual-DSPの実力とは?

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HelixはDual-DSPエンジンを搭載しているのですが、そのエンジンがどれくらいパワフルなのか、というグラフも提示されました。
上記の画像は、歴代PODとHelixを比較したもの。PODが誕生してから約20年間でどれだけ多くのプロセッシングパワーを使うことができるようになったかがわかります。まさにテクノロジー万歳と言ったところですね。

■今後のHelixのラインナップ

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今回の内覧会で登場したのはHelixのペダルタイプでしたが、スタジオニーズにも応えるべくラックタイプも今後発売予定とのことです。基本的にはペダルタイプと同じプロセッシングパワーを持っており、パッチにも互換性があります。入出力の面では、スタジオ用に新たに搭載されているものもあります。

また、今後の発売予定のフットコントローラーは、ラックタイプと組み合わせて使用することで、ペダルタイプ同様のハンズフリーな操作が可能になります。

■そのサウンドは?

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それではお待たせいたしました。実際にサウンドを聴いていただきましょう。
ギタリストの阿部学 氏によるデモンストレーションです。

さて、今回のレポートまだまだ終わりません。
次のページでは、さらにこんなこともできるHelix!ということを動画付で解説いたします。

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