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【レポート】Gibson USA(ハイパフォーマンスシリーズ) & Memphis 2016 Model発表会レポート

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現在、ナッシュビル、モンタナ、メンフィスとそれぞれ生産拠点・工場を持つGibson。
ここ数年は、生産ラインごとにその年のモデルや新仕様が発表されています。

先日、ギタセレでもGibson 2016年のTraditional Modelのラインナップをご紹介したのは記憶に新しいところ。

そして、この度Gibson USA & Memphisの2016年モデル発表会が開催されましたので、その模様をレポートします。

いざGibsonショールームへ!

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開催場所はこちら、東京駅近くにあるGibsonショールーム。
普段は、Gibson製品だけでなくTEAC、ONKYO製品を中心とした本格的なオーディオやヘッドホンの体験や、ハイレゾサウンドも堪能できるワンランク上のリスニング環境も充実しているこちら。
今日は、発表会ということもあり貸切りです。なんとなく新製品発表会特有の期待感と物々しい雰囲気が外から見ても伝わってきます。

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発表会が開催される2Fでは、新モデルが並べられたステージが。
ステージ外の壁面にも、多数のギターが展示されその夢のようなエリアに、各メディアや楽器店が集います。

いよいよ発表会スタート

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本日の司会進行及び通訳は、女性ギタリストのJikkiさん。ビリー・シーンらと共演を果たしている凄腕ギタリストです。

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続いて登場したのは、Gibson USA/Memphisのゼネラル・マネージャーであるDavid Winters(デビッド・ウィンターズ)氏と、Gibsonのマスター・ルシアーであるJim DeCola(ジム・デコラ)氏。
まずデビッド氏から2016年はGibsonにとって最高の1年になる年と言っても過言ではないほど素晴らしいモデルがそろっている、特に本日紹介するパフォーマンスモデルは、素晴らしい機能を備えたイノベーションの塊だと語られました。

Gibson ハイ・パフォーマンスシリーズの特徴

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その特徴でまず紹介したいのがG-Forceオートチューンシステム。従来のモデルより、ファームウェアをアップグレードしたことにより、性能が良くなり、正確になりました。
さらにストリング スロットを備えたクロームキー仕様になったことで、チューニングがより簡単になり、かつビンテージライクなルックスに近づきました。

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次の特徴がZero Fret Adjustable Nut(ゼロフレット・アジャスタブル・ナット)。
フレットを押さえた時と開放弦の音の違いが少なくなる効果を持つナットですが、2016年モデルは去年のブラス製からチタン製になりました。チタン製になったことで固く、よりチューニングが正確に、そしてサステインも豊かになりました。形も角が取れ、丸みを帯びた新しい造形になっています。また、ブリッジも同様チタン製になりました。

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そして、ハイパフォーマンス・フィンガーボード。
まず2016年モデルのネック幅は、1.745インチ。これは、2014年モデルまでの1.695インチより広く、2015年モデルの1.795インチはせまいという中間の設定。チョーキングやビブラート時も広くネックを使えます。フレットのサイド部が丸く削られ、仕上がりもより丁寧になりました。
フレット自体の高さは2015年モデルより若干低く設定。なんとこのフレット、クライオジェニック処理が施されているそう。より耐久性が増しました。
クライオジェニック処理については、以前ギタセレのシールド検証でもご紹介しておりますので、あわせてこちらもチェック
インレイには、マザーオブパールを採用しています。

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そして、ネックジョイント部は接合部をなめらかに削ったFast Access Heel(ファスト・アクセス・ヒール)を採用。これによりハイポジションの演奏性が向上しています。

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そしてレスポールシリーズのピックガードはギターを傷つけることなく簡単に取り外し可能。見た目にもピックガード上にネジがありません。ケースの中にピックガードが封入しているので、プレイヤーの好みにあわせて取り付けてください、とのこと。

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続いて中のエレクトロニクスについても語られました。上の画像の模型は、中身が見えるようにトップ材が貼られていないボディです。

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まずはピックアップを切り替えるスイッチ。これは、切り替え時にカチカチと音が鳴らない(ピックアップが音を拾わない)静かなものにしたとのことです。ミリタリースペックのゴールドコンタクトスイッチを採用しています。

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ジャックは、進化したデュアルゴールドコンタクトジャックを採用。スイッチ・ジャックともにゴールドにすることによって伝導率を上げています。

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LPスタンダードは、前回モデル同様スイッチが4つ搭載(Neck Vol./Bridge Vol./Neck Tone/Bridge Tone -UP to Tap/Split)。その中でBridge側のスイッチは、よりサウンドバリエーションを増やすために改良され、ピックアップの内側か外側かが選択可能になりました。

※LPスタジオは、スイッチが2つ搭載になります。(Neck Vol./Bridge Vol. -UP to Tap/Split)

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そして新たに搭載されたのがDip スイッチ(中にあります)。Dipとは、Dual inline Packageの略称。
このDipスイッチは全部で5つあり、それぞれ「1.ネックピックアップのコイルタップ/スプリット」、「2.ブリッジピックアップのコイルタップ/スプリット」、「3.ネック ポジションのハイパスフィルター アウト/イン」、「4.ブリッジ ポジションのハイパスフィルター アウト/イン」、「5.過信号サプレッサー のアウト/イン」の役目を果たします。「5.過信号サプレッサー のアウト/イン」は、DTMで直接ギターをプラグインする際にギターの波形が飛び出てしまうような状況の際、音をなだらかにする効果を持っています。

これでかなりプレイヤーの望む細かな音作りが可能となりました。ちなみにこういったスイッチは搭載していますが、完全なパッシブ回路ですので、電池は不要です。
また、500kΩのヴィンテージ・オーディオテーパーのポットを採用、基盤も50年代のヴィンテージの頃の配線を模したプリント基板になっています。

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そして、こちらがハイ・パフォーマンスシリーズのグロスフィニッシュライン付属のケース。アルミニウム製の独特の外観を持った豪華なケースです。

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こちらがケースの内部。しっかりと内部のギターは保護され、湿気の影響を受けにくい仕様になっています。ケースを高いところから落として強度を図る実験も行われたそうです。
ハードケースだけでなく、ギグケースも用意されているとのことです。

スペシャルゲスト THE BAWDIESのギタリストJIM氏登場

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ここでスペシャルゲストTHE BAWDIESのギタリストJIM氏が登場。JIM氏からは、Gibsonに対する想いが語られました。

JIM氏自身、ギターを始めたきっかけがジミー・ペイジだったこともあり、Gibsonはずっとあこがれのブランドだったそう。特に自身がGibsonのLes Paulスタンダードを持つレベルのギタリストにならなくては所有してはいけない、というこだわりも持っていたと語られました。
現在は、ヴィンテージのレスポールをメインに使用していますが、サブとして用意した2015年のトラディショナルモデルが、最近になってより生鳴りが増してきており、お気に入りとのことです。

Gibson USA パフォーマンスシリーズモデルを一部紹介

■Les Paul Standard 2016 HP

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メーカー希望小売価格:(税抜)¥440,000 (税込 ¥475,200)

■Les Paul Studio 2016 HP

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メーカー希望小売価格:(税抜)¥253,000 (税込 ¥273,240)

■Les Paul ’50S Tribute 2016 HP

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メーカー希望小売価格:(税抜)¥165,000 (税込 ¥178,200)

■SG Standard 2016 HP

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メーカー希望小売価格:(税抜)¥226,000 (税込 ¥244,080)

今回ご紹介したモデル以外にも幅広いラインナップで登場予定です。

次のページでは、Memphis発表とスペシャルゲスト登場の模様をお届けします!

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