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【エレキギター】Grosh Guitars(Don Grosh)20周年記念モデル ~ルシアー駒木から見たGrosh Guitars~

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Grosh Guitars「20th Anniversary Model」が2013年12月9日(月)発売!

島村楽器が代理店をつとめるGrosh Guitars の「20th Anniversary Model」発売を記念して、Grosh Guitarsを取り上げてみたいと思います!

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「Don Grosh」として世界で名を馳せ、注目を一身に集めるハイエンド・ギター、「Grosh Guitars」。
今特集ではGrosh Guitars(Don Grosh)のクオリティ、および「20th Anniversary Model」をご紹介していきます~

Grosh Guitars(Don Grosh)とは?

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Grosh Guitarsは、Don Groshが1993年に創設したハンドメイド・ギター工房です。
Don Groshはかつて北ハリウッド(カルフォルニア)のValley Arts(バレーアーツ)ショップに所属し、ラリー・カールトン、スティーブ・ルカサー、ジェイ・グレイドン、リー・スクラー、ヴィンス・ギル、リー・リトナーなど数多くのミュージシャンのギターを製作したスゴ腕ギター・ビルダー。
彼は、徹底的にこだわるミュージシャンの要望を聞き、実現のために考え抜き、実験を繰り返すことで、独自の製作スタイルを構築しました。
Grosh Guitarsの中でも人気モデルとなっているRetro ClassicはUSAギタープレイヤー誌で今までどのギターにも与えられたことの無い最高の評価を得たモデルです。

ルシアー駒木から見るGrosh Guitars

20110207182916 Grosh Guitars正規代理店である島村楽器の検品を担当するルシアー駒木。
島村楽器公式ブログにも「ルシアー駒木のよもやま話」で度々登場してギターにおいて圧倒的な知識と経験をを持つ彼は、数々のアーティストと仕事をしたり、彼らのためのギターを製作してきたつわもの。
Don Grosh検品はルシアー駒木しか許されていません!!
そんなルシアー駒木のGrosh Guitars検品に立ち会って、その魅力について話を伺ってきました!

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●まず、Don Groshとはどんなギターなのでしょうか?

僕はこれまで島村楽器が代理店をつとめるありとあらゆるギターの検品を行ってきました。
ただ、僕が検品をするということは、求められるのが検査というより「セットアップ」になるわけですね。
その楽器が一番鳴る状態にして出荷することが仕事になるわけです。
だから検品という作業に関して、時間をかけてじっくり、丁寧に行うもの。
でも、Don Groshはホントに楽(笑)

●というと、Don Groshは「鳴る」ようにする手間がいらないと?

他のギターが“悪い”というわけじゃないですよ。
ほとんどのギターは、工場で決まった寸法で製作され、決められた値でセッティング基準で検品して出荷されている。
あくまでも規定どおりに均一なレベルの品質が求められているんですね。
でも、「本当はこの個体はもう0.2mm弦高が低いほうが鳴るのに」という事もおこります。

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でもDon Groshは違う。
入荷した時点で「一番鳴る状態で届く」んですよ。
鳴らしてみると、「Don Groshさんはこういう音のイメージでセッティングしてるんだな」って分かるんです。
これがDon Groshのギターに対するアプローチなんです、きっと。
「この個体はローが強くでる個体でした、この個体はキラキラした音の出る固体でした。好きな方を買ってくれればいいですよ」っていうのがDon Grosh流というか。
「この音を気に入らないなら買ってくれなくてもいいですよ」っていう姿勢ですよね(笑)
高飛車なわけじゃないですよ。あくまでもその個体その個体の個性がありますから、それが気に入らないなら仕方ないって事です。

●じゃあDon Groshが入荷した時点ではほとんどする事が無いんですね。

そうですね。
海を渡って入荷してきたものは、そのとき日本が夏なのか、冬なのかといった気象的な条件で「ちょっと木が動いた」っていうのを調整するだけで済んじゃいます。

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