【レポート】Hughes & Kettner 新製品発表会に行ってきた ~TriAmp MKⅢ発売とH&Kの歴史~
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Hughes & Kettner 新製品発表会@新宿MARZ
午前中にMartinのインタビューを終えた我々ギタセレ取材チームは、こってりなラーメンじr...
で腹ごしらえを行ってから新宿MARZへ!
会場に着くとそこは「たまたま」から世界を席巻した(笑)青い光で満たされていました!
第一セッション ~H&KとGrand Meister36~
さっそくMartin登場。
1984年 AS64
プログラマブル64サウンド、エフェクトも搭載したギターアンプAS64を発表。マーケットには技術的な革新の衝撃を与えました。
1987年 Cream Machine
オールチューブのマイクロ・プリアンプ、Cream Machineを発表。この時点ではOrangeのTiny Terrorもまだ発売されていません。これも画期的な商品として話題になりました。
1988年 ATS series
こちらも世界初であった、真空管プリアンプ+トランジスタ・パワーアンプのハイブリット・タイプ、ATS seriesを発売。
1989年 RED BOX
業界初のキャビネット・シミュレーター。これによってアンプヘッドからレコーダーに直接結線しても問題ない出力、インピーダンスにすることで、家でアンプヘッドを「静かに」レコーディング出来るようになったのです。
1991年 TUBEMAN
世界中で最も人気があったのは日本だったというTUBEMAN。オールチューブ、ペダルタイプ、サイレント・レコーディングという日本のギタリストにとって喉から手が出るほどのスペックと音の良さで爆発的な人気になったペダルです。
1995年 TRIAMP MK I
初代TriAmp。ここで初めて6チャンネル・オールチューブ・アンプを発表した事でH&Kの歴史が大きく躍進したのです。
2000年 DuoTone
今ではH&Kのトレードマークと言える「青いLED照明」を最初に搭載したのがDuoToneでした。ここから更にH&KがH&Kらしさを身に付けて、世界的なナンバー1ブランドの仲間入りをしていく訳ですね。
2002年 TriAmp MKⅡ
「これこそH&K!」と誰もが認める圧倒的人気のアンプ。それがこのTriAmp二号機、MKⅡでしょう。6チャンネル・オールチューブ、青LEDのこのルックスとサウンドが圧倒的な人気を誇りました。
2006年 SWITCHBLADE MK I
業界初、オールチューブ、完全プログラマブル・アンプが登場したのが2006年です。Music & Sales社がデジタル関連ブランドを保有している事によってこういった新たな革新が生まれるのでしょう。今回発売のTriAmp MKⅢにも通じるこのSWITCHBLADE MK Iは非常に重要なアイコンと言えます。
2008年 チューブテスター“VTI”導入 & 2009年 “TSC”オートバイアシング導入
H&Kは真空管のマッチングを行うための機器、VTIを2008年に、バイアス自動調整機器を開発、導入する事で真空管の不良率が圧倒的に減少。それまで真空管の不良率が9割改善。
2011年 Tube Meister
ここからコンパクト・オールチューブ・アンプヘッドの発売が続きます。これも時代を反映しているのでしょう。
なんとこの製品は日本のH&K輸入代理店であるパール楽器製造さんからの発案という事でした(!)
今ではYouTubeでTube Meisterを使用して動画を上げているギタリストがたくさん増え、H&K内では彼らを「YouTube Meister」と愛着をこめて読んでいるそうですよ♪
2013年 Grand Meister
iOSでのコントロールも可能にしたGrand Meisterは36ワットという出力、コントロール性、可搬性と全てにおいてギタリストの心をつかみました。