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特集記事

【マルチプロセッサー】-HEADRUSH- タブレット感覚で誰でも使いこなせる!! ”PEDALBOARD”【演奏動画付き】

記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。

マルチプロセッサーって?


最近では「マルチエフェクター」という名称にとどまらない、アンプモデリングや各種エフェクターをはじめ、オーディオインターフェース機能などが付いている大型ペダルが登場しています。そういった多機能なペダルが「マルチプロセッサー」「ギタープロセッサー」などと呼ばれています。

「プロセッサー」とは、和訳で「データの命令・転送・管理・計算・加工・制御を実行するためのハードウェア」、となります。なんだかむずかしい。。

かんたんに言うと、マルチエフェクターという名称だけでは説明できなく、”エフェクター”以外にもたくさんのサウンドや機能が付いているものなんです。

具体的なペダル製品では、Fractal Audio Systems AX8などが当てはまります。また、アンプ系ではFractal Audio Systems Axe-FxⅡKEMPERがあります。これらもプリアンプ、エフェクター、モデリングアンプを搭載しているなど、多機能なため呼び名に困るものたちです。

さて、今回ご紹介するのは前述のとおり「なんでもできる機器」の中でも、タッチパネル式を採用していることで圧倒的な操作性を実現したモデル、、、


HEADRUSH ”PEDALBOARD”を徹底解剖。あのAVID社 ”Eleven Rack”の高品質なサウンドを直感的に操作できるモデルなんです。

「タッチパネル式」タブレット感覚で使える!


タッチパネル式を採用していることで、誰でも扱える高い操作性を実現。

近年、スマホやタブレットの普及も強まっていますよね。普及している理由って、カンタンに、かつ直感的に使えることだと言えますが、もっとも「説明書がいらない」という製品のコンセプトがウケているんだと思います。

本モデルも、説明書を読む必要がないんでしょうか?のちほど、説明書を読まないフラットな状態での操作に挑戦していきますね。機械の苦手な、ギタセレ中の人は一体どこまで使いこなせるんでしょう、、、。

筐体観察

■堅牢な金属製シャーシと操作性の高いトップパネル


重厚感のある、しっかりとした金属ボディ。ボリュームペダルやワウとして駆動するエクスプレッション・ペダルが右側に装備されています。

この手のモデルにしては、ツマミがかなり少ないシンプル設計。これは前述の「タッチパネル」を装備していることで、大抵の操作は画面タッチでOKなんです。すごい。

■豊富な接続端子


通常フォン×2やキャノン×2のステレオアウト仕様。USB端子とPCを繋いで直接録音したり、ファームウェアのアップデートが可能です。また、MIDI機器と繋いで、PEDALBOARDをコントローラーとしても使用可能。

INPUTの横に付いているEXP2に繋ぐことで、エクスプレッション・ペダルをもうひとつ追加可能。AUX INでスマホから流す音楽と一緒に演奏することもできますよ。


様々なシチュエーションに必要な端子は全て装備。理想的であり、現実的な設計になっています。

■市販の汎用ケースにも入る便利設計

※推奨ケース
E.D.GEAR EPB05
販売価格:(税抜)¥6,000 (税込 ¥6,480)
JAN:4514812081837
サイズ(内寸) : 幅 700mm × 奥行 320mm × 高さ 100mm

この手の大型ペダルって専用ケースがかなり高額であったり、そもそも収納できるケースが無かったりするんですが、親切設計になっていますね。


無理にフタを閉めたりすることも無かったです。重さはペダル約7.1kg+ケース分の約3.5kgで10kgほど。持ち運びにも苦労しない重量なのはgoodです。


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音色の選択と音出し 説明書なしで挑戦

■アンプ/エフェクトの選択


説明書未読のフラットな状態で使ってみます。これは何も選択されていない最初の段階。左上のINはギター側、右下のOUTはアンプ側を指しています。繋いでいく順番は、歪み系がIN側、空間系がOUT側になるようにしましょう。


白い枠がそれぞれアンプ/エフェクトなどを追加できる場所。タッチしてみると、、、


アンプをはじめ、歪み系や空間系が確認できます。最初に、音作りに重要なアンプを選んでみましょう。”TWEED BASS”を選択


ヘッドアンプとスピーカーキャビネットが出てきました。この調子で、とりあえず詰め込むだけ詰め込んでみますね。


我を忘れて、自分の好きなエフェクトも追加してみました。ここまで来るのに、だいたい30秒くらいでしょうか?ものすごくスピーディーでした。

■音色の移動


OUT側の後ろのほうに持ってくることができました。


音色の選択や移動を行いましたが、ここまで1分も経っていません。やりたいことが直感的に操作できるので、「このボタンを押した後にココを押して…」なんていうストレスも全くありませんでした。

■カンタン音作り


FLANGERの周りが緑色の枠で囲まれていますね。この枠で囲まれている部分が、調整可能になっているということです。そして右側オレンジの”RATE” ”DEPTH” ”FDBK”の項目が出ています。フランジャー(音が揺れる)効果の速さや深さを調整できます。


そしてこのオレンジの部分を上下にスライドすると、別の項目が出てきます。アンプ/エフェクトの種類によって項目の数は違うので、音を変えたくなったらココをスライドしてみましょう。音色の保存は右上の”SAVE”をタップします。


各パラメーターは右に付いている3つのノブに対応。タッチパネルとノブの操作を組み合わせて、素早く直感的な音作りができます。

■アンプ/エフェクトの種類変更


アンプ/エフェクトの種類自体を変えたいときは、アンプ/エフェクトの項目をダブルタップするとこの画面に。MODELで種類変更、DELETEで消去できます。ここまで抑えれば、もうこのペダルをカンタンに扱うことができますよ。

9つの色が表示されているカラーボードは、フットスイッチ上のパネルカラー変更に使います↓↓↓


最初は自動で振り分けがされているんですが、ご自分で見やすい色に変更できるんです。例えばオーバードライブを黄色、ディストーションを赤色にしておいたりすると見やすいですね。

ちょっとした見た目と使い心地をカスタマイズできるのが魅力です。

さらに高度な使い方

■パラレル接続の音作りで感性を刺激する


赤丸の部分をタップするとパラレル接続画面に。より繊細でこだわった音作りが可能になります。緑枠の”MIX”で、”MULTI CHORUS”と”DYN DELAY”の段の音量バランスやLRのパン振りも可能です。


【図解】たとえば”MIX”で表のように7:3の音量バランスにした場合。コーラスとディレイを好きなバランスで調整し、その調整したサウンド全体にフランジャー効果を付加することが可能です。

このパラレル接続や調整がカンタンにできるので、それぞれのエフェクト効果を最大限活かした繊細なサウンドや、普段では考えられないような飛び道具的サウンドも作れるんです。

この機能は、この手のペダルには付いていることが多いんですが、タッチパネルでサクサク調整できるのがこのペダルの良いところですね。

■手を使わない ハンズフリー・サウンドメイキング


足元のペダルで音質の調整が可能。ペダルで操作したい部分のフットスイッチを長押ししてハンズフリーモードに入りましょう。試しに”AMP”を調整してみます。


写真のように、ペダルをかかと/つま先位置に動かすことでパラメーターが変化。ライブのリハ中に、「もうちょっとだけ歪みを足したい」なんていう時にもピッタリです。

なにより、リハ中に手を使わず完全に足元で音作りしているギタリストって、かっこいい。。。

写真では0か100になっていますが、無段階なので0~100の数値に設定可能です。

■マイクの種類と向きを選択


キャビネットスピーカーの選択画面で、マイクの種類や向きまで選択可能。”MIC TYPE”でマイクの種類を、 ”MIC AXIS”(ON/OFF)で向きを変えます。

これは定番マイク、シュアーのダイナミックタイプ”SM57”をOFFマイク(キャビネットから離した)で使用しているサウンドをシミュレートしています。マイクの向きはONでタイトに、OFFで広がりのあるサウンドになります。


ダイナミックやコンデンサーマイクも多数搭載。これはサウンドにこだわる方には嬉しいポイントですね。実際にマイクを選んで、ご自分でマイキングしているような感覚で使えます。

録音機能

■ルーパー
曲作りやジャムセッションにぴったり


ルーパーの起動はLOOPのフットスイッチを押します。


驚異の、最大20分間録音が可能。フレーズの練習や曲作り、ジャムセッションなどの幅広い用途で使えます。この手のペダルの中では、圧倒的にルーパー機能が強いといえます。


ルーパー起動中は、各フットスイッチの役割がこのように変化します。再生/停止をはじめ、フレーズを重ねていくオーバーダブや逆再生もフットスイッチで操作可能です。

■オーディオインターフェース機能
PCと直接接続してレコーディング可能


USBでPCと接続することで、レコーディングソフトなどに直接録音することができます。※録音ソフトは付属しません

24Bit、48kHz/96kHzの高音質/高感度な録音が可能。低レイテンシでストレスのないレコーディング環境を提供してくれます。

【演奏動画】ライン録音とは思えないほどのリアルなアンプサウンドを体感

総合評価

音質 デジタル感 アナログ感
使い勝手
機能性
可搬性  
耐久性

実際に使うプレイヤーを想像しながら、厳しく採点。マルチエフェクターやアンプモデリングに求められるあらゆる要素を、高い水準で実現しているモデルだと感じます。

初心者の方には「カンタンに使える」「エフェクターの使い方をおぼえられる」というのがポイント。中級者以上の方には、思いついた音がすぐに出せたり、視認性の高いディスプレイのおかげで高度な音作りも直感的にできるところが高評価です。

音質はアナログ感がしっかり出ていて、既存のアンプやエフェクターを実際に使っているような感覚で使えました。

可搬性が中央点なのは、大型ペダルの中ではコンパクト/軽量でケースにも入るんですが、やはり小型マルチよりは重く大きいことで厳しく点数付けしてあります。

HeadRush Cloudで世界中のプレイヤーのプリセットをダウンロード&シェアも可能


「音色」で繋がる世界。公式コミュニティであるHeadRush Cloudで、あなたの音作りへの感覚を刺激できます。世界中のプロ~アマチュア・アーティストの音色をダウンロードしたり、自分の音色を世界に発信することもできます。

■HEADRUSH PEDALBOARD


オープンプライス
販売価格:(税抜)¥127,778 (税込 ¥138,000)
JAN:0694318022733
発売中


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■モデリング

アンプ 59 TWEED DELUXE/59 TWEED BASS/64 BLACK LUX VIB/64 BLACK LUX NORM/64 BLACK VIB
65 BLACK SR/65 BLACK MINI/65 J45/66 AC Hi BOOST/67 BLACK DUO/67 PLEXIGLAS VARI
68 PLEXIGLAS 50W/69 PLEXIGLAS 100W/BLUE LINE BASS/82 LEAD 800 100W
M-2 LEAD/SL-100 DRIVE/SL-100 CRUNCH/SL-100 CLEAN/92 TREADPLATE MODERN
92 TREADPLATE VINTAGE/93 MS30/RB-01B RED/RB-01B BLUE/RB-01B GREEN
82 LEAD 800 BASS MOD/89 SL-100 EXT RANGE/82 LEAD 800 BRIGHT/67 BLACK SHIMMER
59 DELUXE GAIN MOD/68 PLEXI EL84 MOD/66 AC HI BOOST MOD/69 BLUE LINE SCOOP
キャビネット 1X8 CUSTOM/1X12 BLACK PANEL LUX/1X12 TWEED LUX/1X15 OPEN BACK/2X12 AC BLUE
2X12 BLACK PANEL DUO/2X12 B30/2X12 SILVER CONE/4X10 TWEED BASS/4X10 BLACK SR
4X12 CLASSIC 30W/4X12 65W/4X12 GREEN 25W/4X12 GREEN 20W/8X10 BLUE LINE
マイクロホン DYN 7/DYN 57/DYN 409/DYN 421/COND 67/COND 87/COND 414/RIBBON 121/DYN 20/DYN 12
ディストーション WHITE BOOST/GREEN JRC-OD/DC DISTORT/BLACK OP/TRI FUZZ/8-BIT CRUSH
ダイナミクス GRAY COMP/DYN111 COMP/GRAPHIC EQ/PARA EQ/BASS EQ
モジュレーション MULTICHORUS/CHORUS/FLANGER/VIBRATO/AIR FILTER/AIR FLANGER/VIBE PHASER
ORANGE PHASER/TRON PHASER/STONE PHASER/TREMOLO
リバーブ/ディレイ STEREO DOUBLER/AIR REVERB/ELEVEN REVERB/SPRING REVERB/TAPE ECHO/BBD DELAY/DYN DELAY
ロータリー 120/122/21H/FOAM DRUM/ROVER/MEMPHIS/WOLF/WATERY
エクスプレッション VOLUME/SHINE WAH/BLACK WAH/WHAM/HARM

■スペック

感想


みなさんいかがでしたか?

私が思うのは、最近のペダル製品は音質が良く多機能であるということ。そしてこれが常識にすらなってきていること。各メーカーの企業努力の賜物であり、またこれは実際に使うプレイヤーにとっても、メリットには違いないと思うんです。良い意味で、製品ごとの優劣がつけづらいのです。

しかし、それがゆえに「どれを選んだらいいかわからない」という悩みが出やすくなるのは当然ですよね。ただ、このHEADRUSH ”PEDALBOARD”はタッチパネル式によって、他のペダルでは味わえない使い心地がありました。

あくまでも今までのイメージですが、たとえばギターなら「初心者の方でも良い楽器を使いましょう!」と大手を振って言えるのですが、マルチプロセッサーって、そうもいかないのです。なぜなら、品質が良いモノほど「難易度」が高くなる傾向だったからです。それを初心者の方が楽しんで使えるのか?と。自分でも疑問でした。

その点、高品位なサウンドや機能をカンタン・直感的に使える、まさしく「説明書要らず」のHEADRUSH ”PEDALBOARD”は、その懸念に終止符を打ったと感じます。

ぜひみなさんにも、このペダルの使いやすさを体験していただければ嬉しいです。音作りの概念が変わる、そう感じます。