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【インタビュー】DAITAが考える理想のギターとは? in G-Life Guitars Show Room

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今回は「SIAM SHADE」、「BINECKS」、「BREAKING ARROWS」、自身のソロ活動など多彩に活躍されているDAITAさんプロデュースの「G-Life Guitars」についてインタビューのため、「G-Life Guitars Show Room」を訪問。

今回は、今まで島村楽器の一部店舗でG-Life Guitarsフェアをさせて頂いたご縁もあり、DAITAさん本人へのインタビューが実現。今年で7周年となるG-Life Guitarsも含めてどんな話が聞けるか楽しみです!

・・・そんな気持ちを抑えられなかったんでしょう、なんと私、約束の1時間半前に「G-Life Guitars」のショールームのある高田馬場に到着してしまいました。

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よし、どうせなら少し早く行って、ショールームでじっくりギターを見ようということで、足早に急いで「G-Life Guitars」ショールームに向かいました。

ちなみに「G-Life Guitars」のショールームはここにあります。
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G-Life GuitarsHPはこちら

高田馬場の駅から歩くこと20分。方向オンチの私が迷うことなく、「G-Life Guitars」のショールームに到着。
早速ショールームに入りました。

「うわぁ!G-Lifeがいっぱい!」と心の中で思いつつ、ギターを見て回りました。

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BadCatや、G-LABも発見。
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「Cross Edge」も展示。
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もともとギター好きの私。
試奏していいのかなぁと考えながら、ショールームを見ていますと、10月24日から開催する「G-Life7周年記念フェア in FUKUOKA」用のギターがおいてあるではないですか!

「G-Life7周年記念フェア in FUKUOKA」のギター
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今回のモデルはG-Life Guitars7周年を記念して特別に製作された限定カラー7色のモデル。
ギターによってBODY材はアルダー仕様と、アッシュ材仕様のものがあり、
ネックシェイプはUVシェイプ(ヘッド側がV、ボディ側がU)、ブリッジにはFloydrose製のロック式ブリッジを採用し、ピエゾPUを搭載。
PUもG-LifeオリジナルでCFSフレットも搭載しています。

G-Life7周年記念フェア in FUKUOKA 詳細はこちら

おぉ!これも弾きたい!と考えているうちにDAITAさん登場。
そうでした私、インタビューで、仕事にきてるんでした。
気を取り直してインタビューに向かいます。

今回はワタクシ、初のアーティストさんの取材という事もあり、いつものテンションとは違う感じでインタビューを行っております。
では早速DAITAさんとの「G-Life Guitars」についてのインタビューをご覧下さい!

DAITAさんとG-Life Guitarsの出会い

―今日はよろしくお願い致します。
DAITA:よろしくお願い致します。

―Tom Andersonのギターのイメージが強かったDAITAさんですが、G-Life Guitarsというブランドとして、ご自身のモデルを制作しようと思いました経緯はどういったものですか?

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DAITA:今まで自分でいろんなギターを使ってきて、その中でも自分の選りすぐりのギターをメインでステージでもレコーディングでも使いたいと思っていて。そして2002年のSHAMSHADEの解散を期に、今まで所属してきたブランドを離れて、自分のなんというんですか、サウンドを求める旅に出たんですね。

その旅で、自分が今まで個人的に購入したギターを使っていた時に、「DEAN」というギターに出会いまして。そして実際に「DEAN」を使ってみて、僕からこうしたほうがいいという要望を出してみたんですね。

そうしたら、海外のブランドということもあるのかもしれませんが、僕の出したアイデアをすぐに具体化することは難しいということで。もう、それならば自分のオリジナルギターを作ってしまったほうが早いかもしれないということになって。

そういった経緯で、自分が持っていたノウハウを生かしてギターブランドを立ち上げようと思ったんです。ギタリストとして自分のブランドを持つ人はほとんどいないし、新しいんじゃないかと思って。それで「G-Life」というブランドを考えて、立ち上げたんですよ。

―いろいろな紆余曲折があったわけですね。話は変わりますが、G-Lifeはたくさんのこだわりがありますよね。その中でもスイッチの部分が非常に良く考えられていて。例えばコイルタップの部分とか。

工場にて打ち合わせ中のDAITAさん

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DAITA:まあ、指が当たらない位置を全部考えて作ってあったりとかはしますね。また、自分の場合は、自分の手がそんなに大きくないので、指に引っ掛けないようにする距離感であったりとかは気を使いましたね。

また、弾いてる時にタップスイッチを引っ掛けて崩さないような位置の感覚は、いろんなギターを弾いて学びましたね。まあロータリースイッチもありますし、同じような使用のトムアンダーソンもありますが、もっと扱いやすいようにと考えました。

とにかく弾いててトラブルが起こらないスイッチングのポジションだったり、いろいろな細かいところにこだわっています。

―G-Life Guitarsは今年で7周年を迎えるわけですが、開発には実質どのくらいかかったのですか?

DAITA:丸1年くらいはかかっています。
立ち上げる前の年の夏に、ギターの木工をするのに機材の材を選びにいったり、開発するのにネックの握りを確認したり、ボディのシェイプの厚さを確認したりとか。
指板をどうするかなど、細かい木材のディティールの部分を選んで、ようやく完成しました。誕生は2007年の11月ですが、2006年の夏には実際にいろいろ動いていました。

―G-Life Guitarsのサイトでは製作途中の画像が多数UPされていますね。ご自身の使用するギターの木材選定ではどんなポイントを重視されますか?

DAITA:何だかんだいっても木が命ですので(笑)
しかもその材を一緒に選んでくれた方も言ってたのですが、材と材のくみあわせで響きはは変わるものなので、杢目のラインだけじゃなくて、響きのラインもちゃんとあわせなくてはいけないということを、僕も学んで。
そういったことを着実に一歩一歩積み重ねて、今のグレードまで持ってきたというところです。

■DAITAさんの木材選定風景

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―木材って組み合わせがあるんですね。
DAITA:ネックの木の方向と、ボディの木の方向を合わせないと、サスティンて得られないんですよ。それを反対側でくっつけちゃうと、響きが得られなくなる。

僕も完成していたギターを見ることが多かったので、木材の段階からそのことを知るきっかけってなかなか無かったのですが、こういうのを作るきっかけで、自分も知ったんです。
まあ、そのことはより多くの人に知ってもらいたいポイントだったりしますね。

―そうなんですね。私も木材の向きでサスティンが伸びるとは知りませんでした。
DAITA:でもね、クラフトマンじゃなければ、それは知らないと思います。それも細かく知っている人じゃないと。

―そのあたりも木材選定のポイントだったりするんですか?
DAITA:そうですね。
後は乾燥させてよりいい状態にした木材を、良い塗装の仕方で最終的に仕上げてくみ上げる。塗装は厚い塗装もいいんですけど、出来るだけ薄い塗装で、木材本来の響きみたいなものを出してあげるという形にはスタート時からこだわっていますね。

次のページは「やはり国産。」DAITAのギターに対する熱い思いとは?

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