【スイッチャー/マルチ】BOSS MS-3 変幻自在のスイッチャー 話題の製品を徹底レビュー
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スイッチャーとは、複数のエフェクターを繋いで、足元で一気にエフェクターをオンオフできる機器。マルチエフェクターとは、歪み系から空間系など、数多くのエフェクトから好きに選んで音が作れる機器を指します。
どちらも、エフェクトを簡単に切り替えできる、呼び出すことができる点で似ています。
今回ご紹介するのは、そんな、スイッチャーとマルチエフェクターを合体したペダル・・・
ドンッ!!!それは、今話題沸騰中の”BOSS MS-3”。今までに無い自由な音作りを可能にしてくれる、まさに「モンスタースイッチャー」です。今回はその実力がどれ程のものか、というポイントに迫っていきたいと思います。
さっそくですがみなさん、こういったお悩みはありませんか?↓↓↓↓↓↓
- エフェクターの数が多くなって場所をとってしまう・・・
- マルチがほしいけどメインの歪みは好きなものを使いたい・・・
そんなお悩みを”BOSS MS-3”が一挙に解決します!!
さて、スイッチャー/マルチと言っても、この1台で実際に何ができるのか、特徴や使用方法も含めてご紹介していきます。
筐体観察
フロントパネル
フットスイッチが5つ、ツマミは3つあります。あとは、EDITスイッチなど、BOSSのマルチによく見かけるスイッチが付いています。後ほど使い方をご説明します。
横幅はBOSSコンパクトエフェクターを3つ並べたくらいのサイズです!超コンパクトですね!
リアパネル
左からインプット、3ループのセンドリターン、アウトプット、USB、MIDI OUTの順に並んでいます。
MIDI機器やアンプのチャンネル切り替えも可能です!
MS-3でできること
お好きなエフェクターと、MS-3内蔵のエフェクターとを組み合わせて使うことが可能。
例えば、MS-3のスイッチ1にエフェクターL1とMS-3内蔵のディレイ、スイッチ2にL2とMS-3内蔵のリバーブ、といった使い方ができます。もちろん、MS-3を純粋なマルチエフェクターとしても使えます。
こんな感じで使えます!
足元をすっきりさせる
このような8つのエフェクターをスイッチャーでコントロールしていた場合。赤い丸のエフェクターの代わりにMS-3の内蔵エフェクターを使用する、ということもOK!
こんなにコンパクトになりました。好きなエフェクターを3つ使用して、柔軟な音作りが可能です!
好きな歪みと組み合わせる
「これだ!!」というメインの歪みエフェクターに出会ったとき、いつでもMS-3に組み込むことが可能。このあたりの「幅が利く」感じは、他のマルチエフェクターでは実現できません。
通常のマルチエフェクターだけだと、入っているエフェクトだけでやりくりしなければいけません。このMS-3は単体でも使えますし、どんなエフェクターとも組み合わせて使えます!
マルチエフェクターの機能
エフェクトジャンルの選択
エフェクトのジャンル変更はEDITスイッチ、音作りやエフェクターの種類変更などは黒い3つのツマミが対応。
EDIT画面はこんな感じです!横にエフェクターを並べているような画面。画面下に出ている、SELECT MOVE TYPEの3つは下のツマミ3つ(以下"ツマミ左"など)に対応しています。
エフェクトジャンルの選択画面。コンプ、歪み系、モジュレーション、空間系を網羅してます!
マルチエフェクトの種類
- COMPRESSOR(8タイプ)
- LIMITER(3タイプ),T.WAH,BASS T.WAH,AUTO WAH,WAH(6タイプ),BASS WAH(6タイプ)
- OD/DS(21タイプ),BASS OD/DS(6タイプ),BASS OD/DS(6タイプ)
- GRAPHIC EQ,PARA.EQ
- AC.GUITAR SIMULATOR,DEFRETTER,SITAR SIM,SLOW GEAR,BASS SLOW GEAR
- OCTAVE,BASS OCTAVE,PITCH SHIFTER,BASS PITCH SHIFTER,HARMONIST,BASS HARMONIST
- OVERTONE,PEDAL BEND,BASS PEDAL BEND,SOUND HOLD,S-BEND,BASS S-BEND,WARP,FEEDBACKER
- SUB DELAY(2タイプ)
- CHORUS,2x2 CHORUS,PHASER(4タイプ)
- FLANGER,BASS FLANGER,TREMOLO,PAN(2タイプ)
- ROTARY,UNI-V,SLICER,VIBRATO,RING MOD
- DELAY(11タイプ)
- REVERB(8タイプ)
- NOISE SUPPRESSOR
マルチエフェクターとしての分量もかなりあります。
エフェクターの選択と音作り
せっかくですので、定番の歪み系を選んで、音を作ってみます!
ENTERを押すとこの画面に。
TYPEを回すとエフェクターの種類が変わります!
メタル・ディストーションもありますね。これはBOSS MT-2などに近い、メタル系ハイゲインサウンドが作れます。画面右上にでている、”PAGE 1”などのページはEDIT/ENTERでめくることが可能です!
保存
選んだエフェクトや設定などは、EXIT/ENTERを同時押しで保存可能。
次のページから、スイッチャーの機能についてご紹介いたします。