【ビギナーズ倶楽部】第10回 周辺アイテムの選び方③ ~あると便利なグッズたち~
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運搬
ギターの運搬時、皆さんは付属のケースに入れて持ち運ぶでしょう。
間違いじゃありません。付属してくるんですから。
でもですね? 付属のケースってけっこう薄くないですか? 不安じゃないですか?
ケースをぶつけると「ゴツっ」ってギターが当たった音しませんか?
ギグケース
そうなんです。付属のケースの多くは「ソフトケース」と呼ばれるもの。生地は比較的薄いです。
ではどうするか?
タオルを詰めますか?
いえいえ、付属のソフトケースはけっこう隙間が無いですし、全部を覆ったらタオルの量が尋常じゃない...
手間もスゴイ事になってしまいます。
~ギグケースのスゝメ~
そんな時に思い浮かぶのがまずハードケース。
これなら頑丈だし、間違いない。
中もふかふかでギターが保護されます。
車で持ち運ぶならいいけど、歩きや自転車、電車などでは疲れます。
スタジオに着いたら演奏する元気がなくなってしまうかも。(←大げさ)
というときはコレ。「ギグケース」!
これなら多少ぶつけても「モコっ」っとなりますので、ギターに傷が付くことは無いでしょう。
(もちろんスゴイ力でぶつけたら傷もつきますし、割れますからね。)
多くのギグケースはこういった具合に、ギターが中で暴れないようにベルトが付いていたりします。
そして何と言っても軽い!
ソフトケースよりは多少重みはありますが、何せ中身は布とスポンジですから。軽いわけです。
フレットガード
~フレットの磨耗~
ギターを弾くときは弦を押さえて弾きますよね?(開放弦を鳴らす時以外は)
その時、弦とフレットの間には摩擦が生じ、フレットを削っていくものなのです。
これが磨り減ったフレット。弦が当たる箇所は谷が出来ています。
さらに全体的にも磨耗しています。それはこういった時に起こります。
チョーキングやビブラートをする時です。弦をフレットに擦り付けているようなものですから。
でもこれは演奏する上で必要ですし、仕方ないですね。
しかーし! ギターをケースにしまって運搬する時、中では何が起きているか想像してみましょう。
このクロスがギターケースだとします。
ケースによって弦が押さえられ、擦れているのです。
弾いていない時に削れているって、なんだか悔しくないですか?
なので、これを使います。
~フレットガードのスゝメ~
フレットガード~~!
こんな感じ。これで弦がフレットに当たりません。「弾いてない時に減る」なんて悲しい思いから開放されます。
このフレットガードですが、画像でも分かるとおりマジックテープでしっかり固定できるようになっています。
「ケースの中でフレットガードが外れて、結局は弦とフレットが当たってた」って事も起きづらいのです。
ちなみに全てのフレットを磨り減って一番低い箇所に合わせて削る「すり合わせ」は約1万円、全フレットを打ち直す「リフレット」は約4万円ほど。
これはぜひ長持ちさせたくなります...
~フレットガードの効能(番外編)~
そういえば! 最近改めて感じたフレットガードの効能が。
この指板を見てください。
指板(ローズウッド、エボニーやメイプルの無塗装など)は照明によって色焼けします。
このギターは一部に照明を遮る物があったため、それ以外の場所が焼けていますが、自宅では全体的に焼けますよね。
でもフレットガードを挿して置いておけば色焼けからも守ってくれます。
ぜひ保管の際も必ずフレットガードを挿しておきましょう。