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【ビギナーズ倶楽部】第6回 ギターの選び方① ~予算別、アーティスト別~

記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。

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前回までのビギナーズ倶楽部で、ギターにはどんな種類があって、どんなジャンルで使われているのか、等々をご理解頂けたかと思います。

  • ビギナーズ倶楽部のこれまでの記事はこちら

今回から実際に自分にあったギターを選ぶ作業に入っていきましょう!

※ここで言う「ギター」は、もちろんアコギ、エレキ、ベース全体を指します。

ギターの選び方

ギターを選ぶ前に、ギターを始めようと思ったキッカケがありますよね?「好きなバンド、ギタリストに憧れて」が一番多いキッカケかと思いますが、「音楽が好きで、ギターをやってみたいと思った」、「友人にバンドに誘われてギターパートになった」などからスタートする方も少なくはないでしょう。

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キッカケによって選び方も変わってくるかとは思います。最初から欲しいものをドーンと選んじゃう方。将来的にじっくりステップアップするために、最初は予算を抑える方。それは人によってそれぞれです。
ここでは大まかな選び方を3種類に分けてみます。自分にはどの選び方が合っているか、考えながら読んでみて下さい。

  1. 予算に合わせて選ぶ
  2. 好きなアーティストの楽器を選ぶ(近い楽器を選ぶ)
  3. おおまかなジャンル、傾向から選ぶ

1.予算に合わせて選ぶ

s-予算別

まずは予算に合わせた選び方。小学校からコツコツ貯めてきたお年玉でギターを選ぶ中学生さん、頑張ってバイトしたお金で選ぶ高校生さん、初ボーナスで選ぶ新社会人さん、ご主人に内緒で貯めたヘソクリで選ぶ主婦の方…
ギターを始めるにもやはり予算が先に立つもの。まずは予算別でギターはどんな違いが出てくるのか、チェックしていきましょう。

■~2万円

まずはビギナーの方が選ぶ一番多い価格帯、~2万円のギターから。

この価格帯では、「若いビギナーでも気軽に始められる価格」という事がメインテーマとして製作されます。そのため木材や塗装、パーツ等々を可能な限りコストダウンして作られます。生産国も人件費が抑えられる中国やアジア諸国で生産されていることが多いでしょう。

●ポイント

メーカー各社、コストを抑えることを大前提としていますが、ギターとしての基本的な性能は無視できません。この低価格帯でギターを選ぶ際のポイントはそこがしっかりしているかどうか。

  • チューニングの精度
    低価格だからといって、チューニングが合わないのはギターとしてあってはならない事。ギターという楽器の特性上、チューニングが狂いやすいとはいえ、「始めから合わない」「すぐ狂う」というのはナンセンスです。チューニング精度はペグとナットに起因するところが大きいので、その点を重要視しましょう。
    head
  • ネックの安定性
    ギターである限りネックは反るもの。その辺の詳細は今回以降にゆっくりと説明するとして、ネックの安定性は非常に重要です。木材自体の良し悪しだけでなく、乾燥具合もネックの反りに影響を及ぼしやすいので、その点はどうなのかが大切です。
    neck
  • 仕上げの精度
    フレットのエッジ、細かな場所の塗装、木材の加工(角の部分など)、内部の配線など、細かなところまで神経を行き渡らせて作っているかどうか、その点は非常に重要になります。お店で選ぶ際は細かい部分をしっかりチェックしましょう。
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 ●アコギの場合

アコギのスペックを見てみましょう。一般的なドレッドノート・タイプのLumber “LDG10”です。

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販売価格は(税抜)¥10,300 (税込 ¥11,124)
各部に使われている木材は以下のとおり。

  • TOP材:スプルース
  • サイド&バック材:アガチス
  • ネック材:ナトー
  • 指板材:ローズウッド
  • ブリッジ材:ローズウッド

ここでアコギのポイントがあります。それはボディの木材が「単板」なのか「合板」なのかです。

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木の板は一枚板(単板)であったほうがよく振動します。そのためギターのボディを作る際、出来れば単板(ソリッド)が望ましいです。しかし少々コストがかかります。
逆に合板(ラミネート)の場合はコストが抑えられます。しかし振動も単板よりは抑えられてしまいます。そのため低価格のギターには合板が使われていることが多いです。

ちなみにブックマッチと合板を勘違いしやすいので一緒に図解しておきます。ブックマッチは一枚の板を割って左右に開いてそれを接着することにより、左右の振動のバランスを取るという工法です。

次にLFG10の一つ上のランクのモデル、LDG20を見てみます。

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販売価格は(税抜)¥22,900 (税込 ¥24,732)
今回の~2万円からは少し出てしまいますが、使用木材は…

  • TOP材:スプルース単板
  • サイド&バック材:スプルース
  • ネック材:ナトー
  • 指板材:ローズウッド
  • ブリッジ材:ローズウッド

おや!? サイド&バック材はまあ全く違う材なので置いといて、TOP材に注目です。同じスプルースなのにLDG20は「単板」と入っていますね。
そうなんです。アコギのスペックで木材を見る際は「単板」(もしくは「ソリッド」)と表記されていたら単板、木材の名称のみで単板の言葉が無かったら合板、というのが暗黙のルールです。(もちろん例外もありますが)

※K.Yairiなど、エレアコを作る際にあえて鳴りを抑えてハウリングを防ぐ目的で合板を使用した高単価なギターも存在します。合板=悪ではありませんので。「生の鳴りを追及するなら単板が良い」っていうことです。

●エレキギター、エレキベースの場合

エレキギター、ベースの場合も大切なのは木材とパーツになります。まずは~2万円のギターを見てみましょう。BUSKER’SのBSEです。

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販売価格は(税抜)¥11,000 (税込 ¥11,880)。これもアコギ同様、ビギナーに人気のお買い求めやすいモデル。スペックは…

  • ネック:メイプル
  • 指板:ローズウッド
  • ボディ:ポローニァ
  • フレット 22フレット
  • ペグ:ダイキャスト
  • ピックアップ:S-S-S
  • ブリッジ:-(表記ナシ)

続いて同じストラトキャスタータイプでも、上の価格帯を見てみます。Cool-ZのZST-10R。

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販売価格は(税抜)¥75,000 (税込 ¥81,000)。少しお高いモデル。スペックを見ると…

  • ネック:ハードメイプル
  • 指板:ローズウッド
  • ボディ:アルダー
  • フレット:C.F.S.22F/DHP(W:2.7mm、H:1.0mm)
  • ペグ:GOTOH SD91-05M
  • ピックアップ:History VS62-FAT(Alnico5)
  • ブリッジ:TP-S6D/Cr

違いが分かりますよね?

まず木材。ネックはBSEのメイプルに対してZST-10Rは「ハードメイプル」となっています。硬いほうがネックの強度が上がり、弦の振動効率も高まるので音の伸びも良くなります。
ボディ材もBSEはポローニアと記述がありますがZST-10Rはアルダー。アルダーのほうが強度はあります。ハードメイプルと同様の事が言えます。

続いてパーツ類も、パーツメーカーや型名まで記述があります。例えばペグ。ペグの業界においてGOTOHは一流メーカー。チューニングの精度が高いです。

●結論

~2万円のギターとその上の価格帯で比べてみました。コストを抑えるために木材やパーツの価格を抑えていることがお分かり頂けたと思います。

しかし! だからと言って基本的なギターの性能が「ダメ」というのではビギナーの上達の妨げになりますし、そもそも楽器として許されません。今回取り上げたLumberとBUSKER’Sですが、島村楽器に入荷する前に厳しい検品をクリアしてきたギターたちなのです。(もちろんその上位モデルも同様です) これらのギターは以下の工程を踏んで皆さんの手元に届きます。

  1. 工場での木材、パーツ検品
  2. 生産工程での検品
  3. 工場出荷前の検品
  4. 日本に入荷した後の検品
  5. 島村楽器店頭に入荷した際の検品

「コスト抑える」って言いながらけっこう手間かけてます… ちなみに「全数検品」です。何本かに1本をチェックする「抜き取り検品」じゃないですからね。
低価格のギターを選ぶ際は木材やパーツなどはある程度コストダウンした材料を使っているので、あとは「楽器としてあるべき姿である」というのが大切なポイントです。最初に選ぶギターが低価格なものの場合はそういった事を考慮してみて下さいね。

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