【徹底検証】アコギピックアップ比較その6 ~ DiMarzioマグネティックPU比較~
記事中に表示価格・販売価格が掲載されている場合、その価格は記事更新時点のものとなります。
PUの種類は大量にあるので、今検証も先は長いですね!
ピックアップ界の大御所、DiMarzio(ディマジオ)
お出ましです、大御所「DiMarzio」。
エレキギターPUのDiMarzio検証シリーズ①でDiMarzioについての説明はご覧くださいませ。
DiMarzio使用アーティスト
Steve Morse | Andy Timmons | Billy Sheehan |
Chris Broderick | Joe Satriani | John 5 |
John Petrucci | Paul Gilbert | Rob Caggiano |
Steve Lukather | Steve Vai |
※DiMarzioサイトより
使用アーティストは数え始めるとキリがありません!
メーカーサイトには更にたくさんの名前が!
この信頼度はかなりのものです。
使用ギター
検証ギター、D-28。
Martin D-28
メーカー希望小売価格 (税込) ¥390,500 (税抜 ¥355,000)
販売価格 (税込) ¥292,930 (税抜 ¥266,300)
JANコード:0729789010405
マイク録り音源はこちら。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/d28-acoustic-bip?in=shimamuramusic/sets/ag-pu
基準にどうぞ。
レコーディング方法
毎度ですが、今回もPUを鳴らした録音はライン録り。
PUonギター → BOSS Direct Box DI-1 → ミキサー→
Roland R-05でライン録音しています。
DP134 Elemental
まずはこちら、DP134 Elemental。
全体像はこんな感じです。
これはハムバッキングタイプだと思われます。(メーカーサイト記載ナシです)
それぞれのポールピースの高さ調整も、六角レンチで可能ですね。
これが便利!
スライド・ボリューム・コントロール搭載なので、手元でボリュームのコントロールが可能です。
プラグはノイトリック製ですね。
けっこう大きめですが、両側に衝撃吸収剤が付いていて、カンタンに、安全に取り付けが出来ます。
サウンドチェック
さっそく音を聴いてみましょう。
https://soundcloud.com/shimamuramusic/dp134-bip?in=shimamuramusic/sets/ag-pu
多少のノイズがあるようですが、ニュアンスの表現力がスバラシイ!
柔らかいタッチとピッキングのアタック感が明確にでますね。
音の傾向は温かい音です。
セラミックマグネット使用。
DP134 Elemental
メーカー希望小売価格 (税込) ¥16,500 (税抜 ¥15,000)
販売価格 (税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:0663334005013
DP136 Super Natural Plus
続いてシングルコイル(と思わしき)、DP136 Super Natural Plusです。
ローズウッド木目調のカバーがなんともオシャレなこの機種。
ポールピース調整はもちろん可能。
スライドヴォリュームも搭載ですね。
ケーブルはDiMarzioの機種全部にいえますが、細めの、クセが付きにくいものになってます。
けっこう取り回しが楽でした。
スプルーストップに搭載しても木目なので違和感はありません。
逆にちょっとカッコイイです。
サウンドチェック
https://soundcloud.com/shimamuramusic/dp136-bip?in=shimamuramusic/sets/ag-pu
シングルコイルらしい、気持ちいい高音ですね!
シャリシャリ感がたまりません。
それでも低域はしっかりあって、バランスがとても良いPUです。
セラミックマグネット使用。
DP136 Super Natural Plus
メーカー希望小売価格 (税込) ¥16,500 (税抜 ¥15,000)
販売価格 (税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:0663334005068
DP138 Virtual Acoustic
ポールピースが二列並んでいますが、メーカーサイトに
「実際にハムバッカーと比べても変わらないほどのノイズキャンセルを実現しています。」
とあります。
これはシングルコイルらしいですね!
パッケージは先ほどの2機種と変わらず、ブリスターパック入り。
取り出した感じも、DP134と似ています。
DP134に比べて、ロゴが主張してますw
これが衝撃吸収剤。
サウンドホールが小さいときはココをカットして取り付けます。
スライドヴォリューム、調整可能ポールピースはもちろん健在。
ちなみにこのスライドヴォリューム、音量を変化させても音質はあまり変わりません。
この辺のこだわりがDiMarzioらしくてステキです。
ちょっとゴツめの印象ですね。
サウンドチェック
https://soundcloud.com/shimamuramusic/dp138-bip?in=shimamuramusic/sets/ag-pu
これまでの3機種で一番低域がしっかり出てくる印象ですね。
ピックでガツンと鳴らすのに合いそうです。
マグネットはセラミックを使っているので、パワー感がしっかりあります。
DP138 Virtual Acoustic
メーカー希望小売価格 (税込) ¥16,500 (税抜 ¥15,000)
販売価格 (税込) ¥13,200 (税抜 ¥12,000)
JANコード:0663334005099
DP230 The Angel
では今回一番値の張るモデル、DP230に行ってみます。
箱が高級です。
衝撃にも備えて梱包されていますね。
内容物はこんな感じ。
ピックアップから直接DIやアンプにつなぐケーブルと、
エンドピンを加工して、ジャックを取り付ける用のケーブルが内包されてます。
PU本体は、ポールピースの高さ調節が出来るタイプ。
本体にはここで挟み込んで装着します。
こんな感じで。
しっかり装着できるので安定感があります。
サウンドチェック
https://soundcloud.com/shimamuramusic/dp230theangel-bip?in=shimamuramusic/sets/ag-pu
おぉっ!
今回一番のナチュラルさ!
これはいいですね~
出力もしっかりあります。
さらにこのPU、L.R.Baggsの時のように、マグネティックなのにボディの振動を拾います!
優秀ですね~
DP230 The Angel
メーカー希望小売価格 (税込) ¥22,000 (税抜 ¥20,000)
販売価格 (税込) ¥18,810 (税抜 ¥17,100)
JANコード:0663334035379
検証後記
ギターPUの歴史を作ってきたとも言える、DiMarzioのアコースティックギター用PU。
今回その実力に少々おどろきました。
特にDP230 The Angelは非常に良く出来たPUだと思います。
マグネティックならではのサウンドはやはりありますが、ここまでナチュラルなアコギサウンドであれば、BOSS AD-8などのアコギ用プリアンプをつないで、文句ナシになると思います。
ボディの音を拾う構造についても調べてみたいと思います。
分かりましたら追記いたしますので、お楽しみに。