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【クリニックレポート】 グルーヴ とは? 唯一の日本人 GMS アーティスト、新井田孝則 氏のドラムクリニックレポート at 札幌平岡

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こんにちは!札幌平岡店の石橋です。

ニューヨークを拠点に活躍するプロドラマー、新井田孝則 さんをお招きしてのセミナーの開催まであと2日間となりました。

実は 新井田孝則 さんのクリニックもこれで3回目。「気持ちいノリ(グルーヴ)とは何ぞや?」 というドラマーにとっての永遠のテーマを追いかけてきました。セミナーを前に復習を兼ねて第一回目のクリニック (セミナー) の様子を改めて紹介します。

(今回の記事は以前札幌平岡店の記事として アップ したものに加筆修正しました)

ドラマーの皆様、新井田さんのファンの皆様、お待たせし大変申し訳ございません。 2014年2月16日に当店スタジオにて開催いたしました、新井田孝則ドラムクリニック at HIRAOKA 2014、通称「新クリ」のレポートをドラム担当の石橋がお届けいたします!

今回のクリニックは非常にレベルの高い内容で、「今日帰ってすぐ出来る」ものではありませんが、新井田さんのわかりやすく説得力のある言葉と、世界の一流プレーヤー達も多大な信頼を寄せる素晴らしい演奏で、参加者の方々にとっても非常に価値のある2時間だったかと思います。

また、冒頭の素晴らしいショットをはじめ、今回掲載しましたクリニック最中の写真は、当店のお客様でもあり、新井田さんの専属カメラマンでもあります、楢崎 豊さんの撮影によるものです。ご協力頂きましてありがとうございます!!(後半後半の機材チェックコーナーの画像は私、石橋が撮影したものとなります。)

あっ!という間に機材をセット

当日のお昼過ぎに会場入りされた新井田さんですが、セッティング・サウンドチェックはあっとゆう間に完了しました。速い!!

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準備は万端です!あとは14時30分のオープンを待つのみです・・・。お食事に出られました新井田さんの許可を頂きまして、機材チェックコーナーのスタートです!←←←こちらはクリニックレポート終盤で・・・

そしてクリニックスタート!

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まずは1曲、新井田さんのアルバム「LIFE IN THE BIG CITY」収録曲、「Tokyo-New York Express」のマイナスワンのトラックを使用してデモ演奏。 新井田さんのドラムの1音目が発せられたと同時に、会場の空気が変わりました!すごい!!

演奏終了後、会場のどよめきが収まらない中、新井田さんからこのクリニックのテーマでもあります「Groove」についてのレクチャーが始まりました。「Groove」とは「心地よさ」であり、新井田さんが活躍されているNYでは特に、「Groove」を持ち合わせている事が、ドラマーとして仕事をする上で必須とされているそうです。また、日本人と外人のグルーヴは異なりますが、心地よいグルーヴというものは音楽のジャンル同様、多種多様にあり、新井田さんが追求しているのは「黒人のGroove」だそうです。

心地よいグルーヴ(フィール)には2つのポイントがあり、まず1つ目は「ジャスト」「前」「後ろ」などのビートに関する事、つまり「タイム」であり、さらにもう1つの重要な要素は「アタック」「切れ味」「タッチ」「トーン」などに関する「音の質」だそうです。「タイム」をヨコ軸、「音の質」をタテ軸に例えると、それぞれの兼ねあいで、千差万別のグルーヴが生まれる、との考察でした。会場では、ウンウンと頷いたり、熱心にメモを取られる参加者の方もいらっしゃいました。

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ここで黒人のグルーヴのお話に戻りますが、黒人はDNAのレベルで身体の反応がズバ抜けて速いそうで、ドラミングに関して言えば「ひと振りの速さ」「瞬発力」が違うとの事です。黒人のグルーヴを再現するのには、この動きによる「音の質」が重要で、遺伝子の異なる私たちがどうやって再現するかのポイントとなる事が、・・・・・ズバリ「基礎」なんです!!

基礎の重要性について

モーラー奏法について

新井田さんのおっしゃる「基礎」とは、人間の持っている動きを取り入れた奏法、つまり「モーラー奏法」なのですが、日本における「モーラー奏法」のイメージは、少しレベルの高い、プラスアルファの奏法のよう思われがちですが、アメリカではドラミングにおいて基礎=モーラー奏法という考えが浸透しているそうです。

この基礎をしっかりマスターすれば、大きい音は「より大きく」、「よりするどく」、「より丸く(←ココが重要で、つまり、うるさくない!)」なり、小さい音は存在感が増し、スピードも自由にコントロール出来るようになるそうです。

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また、モーラー奏法のポイントは「リラックスすること」であり、「リラックスのポイント」は「円運動」にあり、「究極のリラックスが1音のスピード感を生み出す」という結論にたどり着いたとのことで、クリニックでは実際に実演を交えて解説していただきました。

円運動の取り入れ方

円運動を身体の動きで例えると、歩く時の手の動き(ふり)などが分かりやすいと思います。まえに振り出す軌道と後ろに向かう時の軌道は一直線ではないはずです。それは人間の骨には関節があるからです。もし、一直線で手を振ろうとすると力が入ってしまいます。スティックは直線運動でも腕は円運動を行なう、すなわち「円の入れ方」が重要だそうです。この考え方はギター、ベースなど他の楽器にも全て応用が効くとの事です。また、現在はYouTubeなどで演奏動画を沢山観ることが出来、そこでも色々な円運動がみれますので、そういった観点から研究するのも良いのでは、とおっしゃていました。

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そして、左手で1打する時の具体的な動き(円の入れ方)をヒジの位置→6時から12時までの時計の針の位置で、手首の回り方→時計まわり・反時計まわりの表現を用いて説明されていました。つまり、ヒジの位置が6時から12時に上る時には手首が時計回りに動き、ヒジの位置が12時から6時に下りる時は手首が反時計回りに動くことになります。ヒジの位置が12時に来ている時はスティックは下向きで、ヒジの位置が6時に下りている時にはスティックが上向きになり、ショットの瞬間はヒジが閉じてから既に開いている状態で、なお且つスティックは一瞬手から離れます。

分かりにくく、すいません

・・・・言葉のみで説明すると、恐ろしくわかりづらいのですが、新井田さんは実演を交えて説明してくださいましたので、非常にわかりやすかったです。ここがクリニックでも非常に重要なポイントになりましたので、わたしの文章に限界を感じた方は(反省)、是非次回開催時にご参加ください!

この基本の動き(のぼりくだり)を使い、8ビートでの4分の動き(アップダウン)や、アクセント以外の音(ゴーストノートなど)をどのように円運動を取り入れるか、またシンバルでクラッシュを入れる時の動きをChad SmithやDennis Chambersの奏法を例に挙げて実演していただきました。これらの基礎がしっかり出来ていると、音の良さは勿論ですが、腱鞘炎のリスクや体への負担なども激減し、シンバルも割れにくくなるそうです!

余談

後日カメラマンの楢崎さんから伺った話なのですが、アマチュアバンドのライブ撮影などでドラマーがシンバルをクラッシュしている瞬間を撮ると、シンバルがグニャグニャに歪んでいるそうですが、新井田さんの写真には一枚たりともそのような画は無いそうです! これらにおいて最も重要なことは「下向きを制する!」事だそうです、今日のクリニックは凄すぎです!

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一体何枚のウロコが目から落ちているのでしょうか?

ドラムスローンの重要性

さらに、イスの座り方や姿勢についてのレクチャーもありました。よりわかり易く説明する為に、寄ってらっしゃい観てらっしゃい状態となっております!

良いグルーブをつくる為には、安定したイスを使用する事が勿論前提なのですが、座り方(姿勢)についても重要で、まっすぐ良い姿勢で演奏する人は、少し前傾姿勢になり、キックペダルはビーターを前に踏み込む奏法(クローズ)が向いており、背中が若干猫背気味になって演奏する人は後傾姿勢となり、重心がかかとにくる事でビーターをヘッドに押し付けない奏法(オープン)が向いているそうです。

また、後のQ&Aコーナーでも話題に上がりましたが、「イスの高さ」と「サウンド」との関連性についてもふれていました。体格にもよりますが、奏法プラス、イスの高さでサウンドが変化しますので、欲しい音を得るための重要なヒントとなりました。

奏法に関しては、どちらが良いというのは無いとは思いますが、理想のグルーヴ、サウンドを表現する為にも様々な奏法を身につける事が大切だと私は感じました。

理想のグルーヴをつくる為のポイント

先ほどの基礎の重要性についての内容でも少し触れましたが、現在YouTubeなどの動画サイトでは簡単にプロドラマーの演奏がベストポジションで観る事が出来ます。しかし、新井田さんがおっしゃるには参考になるのは「叩き方だけ」だそうです。勿論それも重要なのですが、基礎だけでは駄目で、プラス必要になる要素として「どうゆう音が欲しいのか」、つまり「自分の音(耳)をリンクさせる」事がもっとも重要だそうです。

自分の耳を鍛える為にすべき事は、多くの人(自分より上手い人)と沢山演奏する事が大切だそうです。その経験を重ねていく事で、サウンドも勿論ですが、前・後のノリを実感し、それを自らコントロール出来るようになっていくそうです。

私も昔、先輩から「上手い人とバンドを組め」と言われましたが、明確な理由はこうゆう事だったんですね!感覚的になんとなくは理解していても、言葉で説明できない事は本質的に理解していないのかも知れません。全て自分の言葉で明確に説明できる新井田さんは改めて凄いと感じました。

そして、以上の内容を踏まえた上で再びオープニングと同じ曲、「Tokyo-New York Express」を再演していただきました。

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同じ曲を観るのにも、視点が変わるとここまで違う受け取り方が出来るのですね! 写真からも良い音・グルーヴが伝わってきそうです。

Q&Aコーナー

セミナーも終盤をむかえ、参加者の方々からの質問コーナーとなりました。全てを掲載したいのですが、一部を抜粋してご紹介いたします。

(※新井田さんの回答につきましては、発言されました内容をそのまま掲載している訳ではなく、石橋が要約・編集したものになりますのでご了承下さい。)

Q:日本人らしいビートとは?
A:

神保彰さんや、則竹裕之さんなどは思わず「軽快なステップを踏みたくなるようなグルーヴ」で、青山純さんは数多くの日本のポップスの名曲を支えた「ドッシリとしたグルーヴ」と、それぞれ演奏する音楽に合ったグルーブを持っていてとても素晴らしい事だと思います。

Q:GMSドラムを使う理由は?
A:

自分が求めるサウンドを最も表現できるドラムだから。今回使用しているスネアドラムはホワイトアッシュを使用したSE(Special Edition)モデルで、はじけるようなサウンドと、ハイピッチにしてもMid・Lowがしっかり出てくれるので気に入っています。

海外セッションは格闘技?!

また、質問の流れから、日本とNYでのプロミュージシャンのリハ(アンサンブル)の違いについての話題も出ました。日本人だけでリハをやる時は、日本人ミュージシャンは真面目な方が多く、初めから完璧に楽曲(演奏)を仕上げてくるそうですが、そこから膨らんで行かない事が多いそうです。 海外(NY)では、ミュージシャン達はさらっとやってくる程度で、実際に演奏・会話をしながら膨らませていく事で出来上がっていくそうです。(ここだけの話かもしれませんが、あの超一流ミュージシャンも一回目はボロボロだったそうです・・・。つまり、音楽の捉え方の違いですね!)

今回デモ曲として用意した「Tokyo-New York Express」ですが、今度はドラム抜き(マイナスワンそのもの)で聴いてもらいました。改めてアンサンブルに集中してみると、ミュージシャン達の音の会話が凄い!!全員凄いのですが、ベーシスト、James Genusのタイム感・グルーヴ感が恐ろしく強烈でした・・・。

新井田さんいわく、アメリカでのアンサンブルは、全員のタイム感を持ってぶつけ合う、「Fightする」イメージだそうです!

2時間に及ぶクリニック、最後もグルーヴで・・・

質問コーナーが終了し、日米でのアンサンブルの違いや、80年代Miles Davisバンドのキーボードプレーヤー、Adam Holzman(アダム・ホルツマン・・・新井田さんのアルバムにも参加)から教わったJazzの話・・・などなど興味深い話も含め、内容てんこ盛りの2時間があっとゆう間に終わろうとしていますが、勿論「しめ」はデモ演奏です!!こちらも新井田さんのアルバム「LIFE IN THE BIG CITY」収録曲、「B FUNK」を同じくマイナスワントラックで演奏して頂きました。 (※演奏前に新井田さんより、タイムはレイドバック、そして1音のスピードに注目して欲しいとありました)

この注目ポイントですが、レポートを読んで頂けた方はもうお分かりですね!つまり「黒人のグルーヴ」です!!「Tokyo-New York Express」がアップテンポの16th note feelのスリリングな楽曲だったのに対し、「B FUNK」はどっしりとしたビートのファンクチューンでした。目を閉じて聴いていると、日本人が演奏しているようにはきこえません、黒人のグルーヴを取り入れながらも、~ぽいとか、ただそれだけではなく、自身の個性として磨き上げて表現される「新井田孝則さんのグルーヴ」、これこそが世界の一流プレーヤー達に高く評価されている理由なんだなあ、と感じました。とにかく最初から最後までスゴいクリニックでした!!

クリニック終了後は、参加者の方々とのコミュニケーションがしばらく続いたのですが、最高の一枚をご紹介いたします!

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この笑顔がクリニックの充実度をものがたっていますね!!

まとめ

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今回クリニックに参加出来なかった方も、レポートをご覧頂く事で、少しでもこのクリニックの素晴らしさを体感していただければ、と思いながら作成いたしました。(平岡店記事の中では過去最長の文字数です!)

現在新井田さんはNYにて活動中ですが、日本に一時帰国された際のライブなど、ご自身のブログでも確認できますので、合わせてご覧いただければと思います。

それでは皆様、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。 次回、新クリ2015(仮)でまたお会いしましょう。新井田さん是非またお願いします!!

おまけ:使用機材チェック

お楽しみの使用機材チェックコーナーです。

新井田さんが昼食に行っている隙に・・・(撮影は了承済みです)

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持ち込み機材を撮りまくるぞ~

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あっ、バスドラヘッドのロゴに「GMS」と「EVANS」が!(新井田さんはGMSとEVANSドラムヘッドのエンドーサーです。GMS社のドラムセットがまだ多く流通していない日本国内などでは主にフロントヘッドを張り替えてのみ演奏される事が多いそうです。)

※バスドラムおよびフロアタム、タムは全てスタジオ備品のパールのスタンダードメイプルです

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そしてスネアドラムは、かねがね噂に聞いていましたGMSの「ホワイトアッシュのSE」。サイズは14”×6.5”で、素材・ラグなど諸々カスタム仕様となっております、既に良い音してそうです。誰も見ていないのでガツンと鳴らしたい衝動に駆られましたが我慢しました、本当です。

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キックペダルはDW5000のターボ(おそらくデルタ3)です。新井田さん曰く、適度な重さがオープン奏法で後傾姿勢で演奏される上で丁度良い、との事です。 新井田さんスミマセン、こっちはちょっと踏みました・・・。

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そして、セッティングの全体像です。美しいセッティングで演奏もしやすそうですね!

※右端に見切れているジルジャンZ3ロッククラッシュ以外のシンバル(ジルジャン)はすべて新井田さんの持ち込み機材です。

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ハイハットは世界定番、とも言えるAジルジャン、ニュービートハイハットを使用。サイズは 14インチです。普段からハイハットはAジルジャンにこだわっていて、クイックビートを使うこともあるそうです。ちなみに当店Aスタジオも同じハイハットを使ってます!

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ライドシンバルはKカスタムのカスタムミディアムライド20インチです。落ち着いたトーンとクリアなスティック音がどんなジャンルにも対応できる万能な一枚です。あまりに良い音でしたので、店頭にも導入しました!

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メインクラッシュはKカスタム、ファストクラッシュ16インチです。ただダークなだけでなく、その中にキラリと光るサウンドが感じられる所がポイントだそうです。立ち上がりも速く、とてもキレイな音でした!

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タムとタムの間にホルダーからマウントしていたKカスタム、ファストクラッシュ14インチです。最初動画で見たときは12インチのスプラッシュかと思っていたのですが、実際デカかったです!しかしながら、このサイズを組み合わせた時のセット全体でのバランスが秀逸で、是非とも取り入れてみたいと感じました。

実はこの数日後のジャムセッションの際に、1センチ弱のクラックが入っている事がわかり、6年間の役目を終えたそうです・・・。引退後はミュージックパブ、ターンアラウンド江別に飾ってあるそうですので、機会がありましたらご覧下さい!

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使用スティックはVic Firthの2Bです。直径16mmの長くて太いスティックで、あの超高速シングルストローク(BPM320で16分!!)を生み出すテクニックは驚異的です!私は5Aタイプ(14.6mm)を使用していたのですが、影響を受けてすぐさま5Bタイプ(15.1mm)に換えました。それでもまだ細い・・・(笑)

クリニック中からの1ショット。

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とても平岡店らしい(?)一枚で気に入ってます!

この記事を書いた人

イオンモール札幌平岡店 ドラム担当 石橋

こんにちは、ドラムバイヤー兼ドラムコーナー担当の石橋トラストです。初心者~プロの方までドラムを楽しんで頂けるよう全力でサポートいたします!

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