【カホン】ブラック&グレーのクールなカホン！ Schlagwerk ( シュラグヴェルク ) の限定モデル (2 in ONE) をレビュー。

公開日:2017年08月22日 / 最終更新日:2017年09月07日

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こんにちは！熊本パルコ店ドラム担当の坂田です。

先日、ドイツの老舗打楽器専門メーカー、Schlagwerk (シュラグヴェルク) から遂に島村楽器とのコラボレーション・モデルが発売いしました！これからカホンを始めたい、という方にもピッタリの非常にオススメのモデルですので、このカホンを実際に叩いて、魅力を伝えていきたいと思います。

今回のカホンはコチラ：2 in ONE 限定モデル Black'n'Gray

品番：SR-CPS2BG
メーカー希望小売価格オープンプライス
販売価格 (税抜) ￥34,000 (税込) ￥36,720
JAN：4260094113338
発売日：2017年7月1日

主な特徴：

一台ニ役の便利さ。ボディの素材や響き線など各所に独自のアイデアを盛り込んだ、バラエティに富んだシリーズです。シュラグヴェルクを代表するモデル「Cajon la Peru（カホン・ラ・ペルー）」の響き線構造を、脱着可能な40本タイプにしました。細かい調整が不要な使い勝手の良いカホンです。

打面以外は8plyと少し厚めのバーチ材ですが、ボディの鳴りと程よい硬さのあるアタック音が特徴のシリーズ。

今回の限定モデルの打面材はBlack'n'Grayという、シュラグヴェルク社がストックしている希少材を採用した、各国1ディーラーのみ実現できるスペシャルモデルとなっています！ブラックとグレーの縦ストライプが非常に美しくデザイン性もGOOD！まだまだ暑い日が続くこの頃。こんなクールなデザインもいいかもしれません。

こちらが脱着可能な響き線。スタンダードな20本の響き線が左右に取り付けられています。鈴付き。

カホン内部にこの響き線を固定する受けが取り付けてあります。上部にあるゴムで引っ張って固定できるようになっています。

画像では分かりにくいですがカホン上面にはザラザラとした滑り止めが付いており、プレイ中にお尻がズレる心配もありません。

フェルトタイプの高さの低い足が付いています。

叩いてみました

今回は響き線が脱着可能ということで、響き線を取り付けた状態と外した状態の2パターンで叩いてみました。

響き線あり

打面上側はとても歯切れがよく響き線が程よく反応していて、カホン本体の乾いたサウンドとのバランスは絶妙です！耳に心地よいバズ音を堪能できます。低音部分は太くサスティーンは長くもなく、短すぎない程よい塩梅です。打面上部から約10cmほど下の部分が一番低音のおいしい部分が出せました。

非常にバランスの良いカホンなのでどんなシーンでも活躍できそうですが、「ロックなカホン」、というよりはより「パーカッシヴでアコースティックなサウンド」で力を発揮してくれそう。

響き線なし

https://www.youtube.com/watch?v=-KKVjlbZGio

このカホンは「響き線の脱着が可能」ということで、響き線無しの状態でも叩いてみました。

響き線があるときは高音と低音の分離の良さが際立っていましたが、響き線を外してみると高音、中音、低音が非常にバランスよく出ていますね！スラップ音もしっかり出ますし、ミュートして叩くとまた違った音色を楽しむことが出来ます。

皮物のようなニュアンスでのプレイも出来ますし、ダイナミクスレンジも広く表現の幅も広いです。響き線も簡単に取り外せますので、曲ごとに使い分ける、なんてこともできる優れたカホン！

スペック

打面材：Black'n'Gray 合板 (SR-CPS2BG)
側面・背面材：バーチ材-8プライ
サイズ：30×30×50cm
響き線：スネアワイヤー 40線／着脱可
付属品：なし

最後に

さすがのシュラグベルク！様々なパーカッションを作り出しているだけあって、ルックス、サウンド、機能と三拍子そろった素晴らしいカホンです。鳴らしやすいので初心者には勿論オススメできますし、さらに叩き手の表現にどもまでもついてきてくれるような懐の深いカホンですので、是非皆様には一度叩いてみて頂きたいと思います。

ただ今カホンが活躍するシーズン真っ只中！ラテンパーカッションよりも比較的敷居が低く、自由にプレイすることが出来るこの箱のような楽器を駆使して、新しいドラムライフを満喫しましょう！笑