通常の音の遅れ(レイテンシー)の解消方法
DJソフト「Serato DJ」を、コントロールレコード等で操作した際に発生する音の遅れのことをレイテンシーと言います。この要因はソフト側の設定の問題が多くこちらは比較的簡単に解消できます。
こちらのやり方は下記の「【FAQ】Serato DJ 音飛び/音の遅れ(レイテンシー)の解消方法」をご参照ください。
ただ、上記の設定で解消されない”もっと大幅な音の遅れ”について、ここ最近で数件問い合わせがありました。
ご使用の環境はいずれも下記の通り。
どの程度の音の遅れなのか、こちらの動画をご覧ください。
大幅な音の遅れはファームウェアが原因
原因を調べると、SL2のファームウェアでした。
Serato DJのオーディオインターフェイス「SL2」「SL3」「SL4」は、El Capitanになかなか対応しなかった時期があり、ネット上でも音割れや音飛び、遅延など「Serato DJ」ユーザーからさまざまなトラブルの声があがっておりました。
この件に関して、Rane社よりドライバーとファームウェアのアップデートが必要だというアナウンスがされています。
ファームウェアのアップデート方法
では、ファームウェアのアップデート方法をご紹介します。
今回の依頼者の環境はMac OS X El Capitan バージョン10.11.8でした。
Macのシステム環境設定を開きます。
次に、「SL2」のアイコンをクリック。
すると、SL2を検索して設定画面が表示されます。
よく見ると、現在のファームウェアが1.10。
最新のファームウェアは2.00との事。
そのまま、左下のUpdate Firmwareのボタンを押すとアップデートが始まります。
これで大幅なレイテンシーが解消しました!!
もし大幅な音の遅れで困っている方がいたら、試してみてください。
DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJを志す。
その後すぐDJバトルを企画し、10年以上定期的にDJバトルをプロデュース。
現在もいろんな大会を企画しています。DJ機材に関して日々追求を続けておりますので、DJ機材に関することなら何でもご相談ください。
OS:OS X El Capitan(OS10.11)
オーディオインターフェース:Rane 「SL2」「SL3」「SL4」
ソフトウエア:Serato DJ