近接効果(きんせつこうか)とは指向性マイクロホンを音源に近づける(約30cm以内)につれて低域が強調される現象のこと。そのため SM57には200Hz以下、SM58では100Hzの音域の感度を落とす「ロールオフ」調整がされており近接効果を補正している。ダイアフラムの全面と後面の距離(8.5mm程度)により、それぞれに音波の到達時間が異なることに起因する。
SM58の周波数応答曲線
SM57の周波数応答曲線
関連語句:ローカット・スイッチ
近接効果の原理については下記SHUREさんのwebページを参照
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