2016年版 Roland、YAMAHA、KORG のバンドキーボードに最適なシンセ 比較

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Roland、YAMAHA、KORG のバンドキーボードに最適なシンセ 比較

こんにちはサカウエです。「バンドキーボードを始めてみたい」と思っている方は、まず最初にどの機種を選んだら良いのか悩みますよね?そこで今回は「バンドキーボード」入門に最適なお手頃価格のシンセ3機種をご紹介することにいたします。

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キーボード選びのポイント

初めてキーボードを購入しようと思った際のチェックポイントは今回以下の3つに絞りました。最近のシンセはシーケンサー(自動演奏)やリズムパターンなども備えている多機能な機種が多いですが、今回はあえてそれらの機能には触れておりません。

  1. 内蔵音色の種類、特色⇒ピアノ、オルガン系中心?シンセ系?
  2. タッチ、鍵盤数⇒ピアノタッチ? 49,61,76,88鍵
  3. 重量・大きさ⇒持ち運び頻度、部屋の大きさなど

1)内蔵音色の種類、特色

これはズバリ、どんなジャンルの曲を演奏するのか?によって決まってきます。たとえばJ-POP系であれば、ピアノ、オルガン、ストリングス、シンセ・リード・・といった音色は必須となるでしょう。最近のシンセは1000音色収録!というのは当たり前になってきていますので、ほとんどの音楽ジャンルで使えるとは思います。しかし音色の傾向はやはりメーカー間で異なりますので、バンドの方向性にあった音色が豊富に収録されている製品を選びたいものですね。

2)タッチ、鍵盤数

たとえば弾き語りピアノ曲を演奏する場合は、49鍵盤だと少々キツイかと思います。その場合はオススメは88鍵盤や76鍵盤といったピアノタッチの「ステージピアノ」ですが、問題は重量です。ピアノタッチとなると、どうしても重量がかさんでしまうので、持ち運びが大変になってしまいます。61鍵盤あればよほどクラシック系の曲では無い限り「オクターブシフト機能」等を使って演奏をカバーすることができます。

MX-49(61)のオクターブ切り替えスイッチ

MX-49(61)のオクターブ切り替えスイッチ

ステージピアノ YAMAHA CP4 STAGE

3)重量・大きさ

2の鍵盤数とも関係するのですが、要は「どこで使うのか?」ということですね。電車で頻繁に練習スタジオに行く機会がある方は当然軽いに越したことはありません。女性となればなおさらでしょう・・今回はバンドキーボードということなので6kg以下がオススメかと思います。電池で動くかどうか?というのもストリートでは大事ですね。

オススメシンセ3機種

というわけで今回オススメのシンセは3メーカー3機種!(鍵盤数やカラーバリエーションを入れると5機種)どれも

  • 軽量(女性でもラクラク持ち運び)
  • 豊富なプリセット(全ジャンルOK)

という条件をクリアしております。

● Roland:JUNO DS61

ホワイト (税込) ¥80,300 (税抜 ¥73,000)

ブラック、ホワイトは色以外の機能は同様です

Roland:JUNO DS61

最新機種はJUNO-DSのレビューこちら

Roland Juno-DS レビュー! JUNO-DS と JUNO-Diを徹底比較

● YAMAHA:MX-49(61)

MX-49とMX-61は鍵盤数が異なるだけで機能は同様です。

YAMAHA:MX-49(61)

MX49 (税込) ¥52,250 (税抜 ¥47,500)

MX61

MX61 (税込) ¥73,150 (税抜 ¥66,500)

●KORG:KROSS-61

KORG:KROSS-61

(税込) ¥66,000 (税抜 ¥60,000)

機能比較

まずはカタログスペックの比較

JUNO DS MX-49(61) KROSS-61
発音数 128 128 80
パート数 16 16 16
鍵盤数 61 49(61) 61
内蔵音色 1344 1296 1052
マイク入力
ボコーダー機能
メモリープレーヤー機能
電池駆動 充電式ニッケル水素電池単3×8 アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池単3×6
寸法(W×D×H)mm 1008 x 300 x 97 830 x 298 x 91(984 x 299 x 112) 942 x 281 x 91
重量(kg) 5.3 3.8(4.8) 4.3
税込価格 ¥78,840 ¥51,300(¥71,820) ¥64,800

※重複、イニシャル音色は除く。ドラムキット数含む

MXはボコーダー機能と電池駆動方式が無い位で、スペック的にはほぼ互角かと思います。ただしMX49はやはりその軽さとコンパクトさが強みですね(3.8kgというのはミニチュア・ダックスフントくらいの重さだそうです・・・)。ピアノプレイ重視でなければ49鍵でもまず問題ないでしょう。こうなるとあとは内蔵音色の傾向と各自の好みがマッチするかどうか?ということになると思います。というわけで、使用頻度が高いと思われる音色を比較してみることにしましょう。

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超軽量シンセサイザーYAMAHA『MX49』『MX61』試奏レビュー

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いかがでしょう?やはりメーカーごとに音色の傾向というものはあるようです。というわけで、オススメシンセ3機種でしたが最後にこんな人にはこれ!というポイントをまとめてみましょう。

  • 持ち運び重視派⇒MX49(61)、KROSS
  • 自分も歌う派⇒JUNO、KROSS
  • 多ジャンル演奏派⇒JUNO、MX49(61)

あくまで個人の感想です

なお、タッチだけは実際に弾いていただかないとわからないので、ぜひ島村楽器の各店舗で実際にお試しください。


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