注目のオーディオインターフェース・Roland Rubixを試してみた。※録音データ付!

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津田沼パルコ店スタッフの伊藤です。

今回は今年発売になったばかりのRolandのオーディオインターフェース・Rubixシリーズのレビュー記事になります。

発売以降「実際のところどうなの?」と気になられている方も多いと思いますので、録音データ等も含めてレビューを書いていこうと思います!

各ラインナップの特長

まずはラインナップです。

Rubixシリーズは、Rubix22/Rubix24/Rubix44と3つのラインナップとなっております。

Rubix22

まずは、シンプルな2in2out仕様のRubix22です。

インプットセクションには、Hi-Zスイッチ&+48vスイッチが搭載されています。

アウトプットセクションには、アウトプットボリューム&ヘッドホンボリュームが個々に搭載。

更にインプット&アウトプット共に、シグナルランプが点灯します。

このランプは正面から見ても上から見ても確認出来るようになっているので、足元にインターフェースを置いていたとしてもシグナルがランプの出来るので便利です!

リアパネルにはMIDIのin & outに加え、Direct Monitorのセレクトスイッチ&ダイレクトボックス等でもお馴染みのGRAND LIFTの切り替えスイッチが搭載されています。

電源供給は、USBバスパワー駆動か別売りのACアダプターを使用する方式になっています。

Roland / Rubix22
(税込) ¥20,900 (税抜 ¥19,000)
JANコード:4957054508920


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Rubix24

録音だけでなくライブの同期で使うにも便利なRubix24になります

Rubix22に加えて2系統のアウトプットが増え、更にループバック機能・COMP/LIMITERが搭載されています。

ループバック機能は配信関連の必須機能ですし、COMP/LIMITER機能はフロント画面でスレッショルドレベルの調整もできます。

録音時にレベル制御の面ではあると非常に便利な機能なので、この2つはポイント高いです!

さらに注目すべきは、ヘッドホンのソース選択が可能なスイッチです。

この機能は実は非常に便利に使える機能でして、例えばバンドで同期物の音源を使ってライブをやろうとすると着いて回るのがクリック問題です。

ドラマーの方が同期の再生を行うパターンが多いと思いますが、ドラマーの方はクリックを聴きながら音源も聴くのでミニミキサーを使ったりとセッティングも含めて割と大変なんです。

ですが、この機能があればDAW上で1&2chは客席用の音源・3&4chはクリック入りのイヤモニ用と設定しておけばスイッチ一つで音源ソースの切り替え&確認が可能です。

※余談になりますが、たまに強引にL側に音源(客席用の音)R側にクリック入り音源(イヤモニ用)と分けたりしている方もいらっしゃいますが、いくらPANでLRを分けても完全には音は分けられないので、L側でも微かにクリックの音も聞こえています。ライブハウスレベルのボリュームだと、客席で聴いていてもわかるレベルです。

また電源は、Rubix22同様にUSBバスパワー駆動か別売りのACアダプターを使用する方式になっています。

Roland / Rubix24

(税込) ¥27,500 (税抜 ¥25,000)
JANコード:4957054508937


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Rubix44

最後に4in4out仕様のRubix44です。4in4out仕様ですと、簡単なドラム録音複数台のシンセの録音、一発録りにも便利です。

こちらのモデルは、Rubix24に比べインプットが多い4ch同時入力が可能な仕様となっております。

GROUND LIFT機能・COMP/LIMITER機能に加えRubix24同様にヘッドホンのアウトプットソース(1&2ch OR 3&4ch)が選べる機能が搭載されています。

電源はシリーズ内で唯一AC電源が同梱されておりAC電源駆動となっております。

Roland / Rubix44

(税込) ¥38,500 (税抜 ¥35,000)
JANコード:4957054508951


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音の比較

次に実際に録音したデータを聞いてみたいと思います。

今回は、人気のオーディオインターフェースSteinbergのURシリーズの録音データと比較をしてみました。

使用した機種は、共に4in4outでAC駆動仕様となっているRubix44とSteinbergのUR44になります。

Rubix44 アコースティックギター※エレアコのライン直録りになります。

UR44 アコースティックギター※エレアコのライン直録りになります。

Rubix44 男性ボーカル

UR44 男性ボーカル

印象としてはSteinbergのURシリーズはMid High辺りが綺麗に出ていて聞きやすい感じに対して、今回ご紹介しているRubixシリーズはURシリーズに比べてLo Midに厚みがあり重心が若干低めな音作りになっていて、Mixの際も存在感が出ますね!

ボーカル用マイク

audio technica / AT4040

使用ギター

Taylor / 214ce

プレーヤー / 楽曲

泰山 / 暖かい雨

実際に使用してみて

最後に実際に使用した感想です。

僕は普段Mac Book Proをメインに作業をしているのですが、Macに関してはRubixシリーズはUSBケーブルを繋いだだけでインターフェースを認識してくれるのでインストールの手間もなく非常に楽でMacユーザーとしては使う前から好印象でした。

※Windows10はMac同様にドライバーのインストールが不要ですが、その他のWindows対応OSの場合はドライバーのインストールが必要です。

また録り音に関しててですが、僕は普段MOTUやSteinbergのオーディオインターフェースを使用していますが、Rubixのキャラクターはそことは更に別なキャラクターでした。録った音の印象としては厚みがありドッシリとした印象ですので、ギターやベースのアンプ物等の録音にもオススメです。

加えてラインナップの紹介でも書いていますが、ヘッドホンでアウトプットソースの選択が可能な点はバンドマンには本当にオススメしたいです。

最近はライブハウスでも、同期モノのバンドがかなり増えて来ていますのでクリック音源との共存がかなり楽になるのではないでしょうか?

Roland / Rubix22
(税込) ¥20,900 (税抜 ¥19,000)
JANコード:4957054508920


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Roland / Rubix24
(税込) ¥27,500 (税抜 ¥25,000)
JANコード:4957054508937


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Roland / Rubix44
(税込) ¥38,500 (税抜 ¥35,000)
JANコード:4957054508951


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津田沼パルコ店デジタル担当 伊藤(いとう)
この記事を書いた人
津田沼パルコ店デジタル担当 伊藤(いとう)

マイク、ミキサー、ヘッドホンが得意分野です。マイクやヘッドホンは、本当に選び方に人柄が出る面白い機材です。今まで以上に品揃えも充実しましたので、是非皆様に合ったマイク・ヘッドホン選びのお手伝いをさせて下さい!ミキサーのご相談も大歓迎です!

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