STANTON の低価格ターンテーブルT.62M2とT.92M2を試してみました。

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こんにちはDJ機器のレビュー担当のハギオです。

これまでも時代の先を行く商品をリリースしてきたSTANTON(スタントン)から、低価格だけど”使える”ターンテーブルが発売されましたので、2機種ご紹介いたします!!

右がストレートアーム採用の低価格でも使えるタンテ「T.62 M2」、左がS字トーンアーム採用し低価格ながら多機能な「T.92 M2 USB」です。

Stanton T.62 M2

こちらはSTANTONの最新DJターンテーブルの中で最も安い価格の「T.62M2」です。

その値段、何と!税込で¥23,544!!

実は以前にも他のメーカーで低価格ながらオススメできるターンテーブルがあったんですが、値上がりしてこの価格帯がなくなっていました。

それだけにこの「T.62M2」には大きな期待が寄せられています。

トルクの強さはスペック的には 1.6kg / cm で、PioneerDJ「PLX-500」と同じです。

世界的定番の Technics のSL-1200シリーズは 1.5kg /cm ですが、体感的にはテクニクスのトルクより弱いです。

これをTechnicsに近づけるためには、Dr,Suzukiのスリップシートを使います。

これを左右のターンテーブルのスリップマットの下に4枚ずつ敷きます。すると、体感がTechnicsのSL-1200に”かなり”近づきます。

クラブプレイに必要なスクラッチ練習ならこれで十分です!
もちろん、本格的にスクラッチ練習をやりたい方は「PLX-1000」など高トルクのターンテーブルをお勧めします。

当然ですが、ダイレクトドライブ方式です。

アーム部分は、溝にまっすぐ入ることで針飛びに強くなるストレートアームを搭載しています。昔はVestaxのターンテーブルでストレートアームが採用されてて、スクラッチをやりたいDJが好んで使っていましたね。

シンプルな構造なので調整が楽です。初心者には使いやすいですね。

一つ上の機種「T.92M2」には無いスタイラスライトが付いているのはちょっと嬉しいです。

こんな感じでちょっと暗いところでも針先が見やすいです。

ピッチコントローラーはシンプルな ±10% のピッチレンジですね。

回転数は33/45rpm。
ストップボタンに電子ブレーキが付いていないのが気になってましたが、問題ないレベルで止まります。

足は高さ調整ができるネジ式になっています。

標準的な電源部分とオーディオ出力部ですが、ケーブルの取り外しができるので、断線などが起きてもケーブルの付け替えができるので安心ですね。

カートリッジも付属しています。

ダストカバーは「T.62M2」「T.92M2」どちらも布製のものが付属します。

ハギオ的にもこの「T.62M2」がとっても気になったので、試してみましたが、予想していたよりクオリティが良くて、DJでも使えるな~。と思いました。

特に近年主流の高額な高性能DJコントローラーを買おうと思っている方には、ほぼ同じ価格でクラブで使う機材に近いセットアップができるので、この「T.62M2」のセットはおススメです!!

Stanton T.92 M2 USB

次は、「T.62M2」の上位機種「T.92M2」のご紹介。こちらは、税込みで¥34,399。

同じくダイレクトドライブなのですが、プラッターの下の作りが少し違います。

シャフト部分も「T.62M2」よりも幅が広く安定性があります。

「T.92M2」はS字のトーンアームを採用。DJ用の標準のTechnicsのSL1200シリーズがS字なので、こちらの方が現場で使うときの違和感は少ないと思います。

S字アームは再生させたときに内側に力が加わるようになっているため、アンチスケートという外側に力を加える力を調整するためのダイヤルがついています。

ピッチコントローラーは「T.62M2」は ±10 のみでしたが、「T.92M2」は ±8 と ±16 の切り替え式です。
こちらもTechnicsのSL1200シリーズの標準が ±8 で、SL-1200MK5G などのハイグレードモデルに±8と、±16がついていたので、この価格にしてハイグレードモデルの SL-1200MK5G と同じピッチコントローラーがついているので、驚きです。

それから、ボタンを押すことでピッチが ±0 にリセットされるピッチロックも搭載されています。これはSL-1200MK3Dからの機能です。

さらに驚きなのがこちらのKEY LOCKです。

テンポを変えると曲の音程が変化して大きくテンポを変えすぎると違和感のある音になってしまうことがあるのですが、このKEY LOCKをONにしておけば、音程は原曲のままに、テンポだけ変更することができちゃいます!!

もっと高額のハイスペックモデルにたまについている機能でしたが、この価格のターンテーブルに搭載されているのには驚きです!!

回転数は33、48に加えて、78回転も搭載されています。

反対側のスタートボタンの横には逆回転するリバーススイッチも搭載しています。

その他デジタルアウトやUSB端子が「T.92M2」には搭載されています。
アウトプットはLINEアウトとPhonoアウトを選択可能です。アースケーブルは無くても使用可能です。

S字トーンアームのターンテーブルで、78回転もついている多機能なものをお探しの方にはオススメです。

STANTON最上位機種 ST.150M2、STR8.150M2

今回はお借りすることができんかったんですが、最上位機種2機種も大阪のサウンドフェスタでチェックしてきました。

こちらがS字トーンアーム採用の「ST.150 M2」。

こちらはストレートアーム採用の「STR8.150 M2」。

どちらも当然ですが、かなりのハイクオリティでした!

78回転も搭載されていたりしますが、スタートボタンを2回ダブルクリックすると逆回転するという仕様になっていました。
昔SL1200シリーズにパーツを取り付けるとスタートボタンをダブルクリックで逆回転になるミックスマシン・ヴァイナルタッチという商品もありましたが、同じような操作感でした。

今回は入門用の2機種の紹介がメインでしたので、上位機種は簡単なご紹介になりましたが、一時はTechnicsがなくなった後、定番機種になりつつあったメーカーですので、ハイクオリティなのは当然ですね!

T.62M2セットがオススメ

「T.62M2」の紹介の最後にも書きましたが、「T.62M2」のセットでパソコンと接続できるセットがかなりお得な価格で購入できるんです!

このセットで何と!¥92,288(税込)です!!

そして、BEHRINGER 999(サンキュー)セールで超お買い得なDJミキサー「NOX303」と、Serato用のオーディオインターフェイスDENON 「DS-1」のセットで、何と!¥93,399(税込)です!!

いかがでしょう?10万円を超えるDJコントローラーにするか、「T.62M2」のセットにするか。あなたはどっち?


DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)
この記事を書いた人
DJ.デジタル楽器アドバイザー 萩尾(はぎお)

2001年のDMCのビデオ映像に衝撃を受け、バトルDJを志す。
その後すぐDJバトルを企画し、10年以上定期的にDJバトルをプロデュース。
現在もいろんな大会を企画しています。DJ機材に関して日々追求を続けておりますので、DJ機材に関することなら何でもご相談ください。

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